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怖い話投稿所
1
:
名無しさん
:2011/12/27(火) 23:25:09 ID:tElbSrz.
スレ住人への宿題!
大晦日までに怖くて短い話をひとり1つ投稿すること!
出さなかった人にはペナルティとしてID腹筋だ!
13
:
蛇二匹
:2011/12/30(金) 01:43:05 ID:3FBgi9l6
人から聞いた話だからどこまで本当か判りません、いわゆる怖い話ではないかもしれませんが、
と前置きをしてその人は話し始めた。
私が小学生の頃でした。
何かの行事の準備で、学校に遅くまで居残ることになったんです。
私ともう一人の生徒と年取った用務員さんの3人だけになった時に聞いた話です。
その用務員さんは戦時中、南方戦線へ送られて、そこで終戦を迎えたそうです。
私らの住んでいた地域からは南方へ送られた人が多いらしくて、
近所の年寄りにもそっち方面へ出征してた人がちらほらいましたから、
南での戦中話はその以前にも聞いたことがありました。
だもんで、その時もよくある軍の苦労話やジャングルのほら話を聞かされるもんだと
最初は思っていたんですよ。
でも用務員さんがしたのは、敗戦後の南の島に取り残され、
何時来るか判らない帰りの船をただ待つ兵士の、荒んだ退屈しのぎの話でした。
『食べ物を荒らすネズミを処分したのが最初だったねぇ。
船のいなくなった港に残ってた燃油をよ、捕まえた鼠にぶっかけてよ、
食い荒らしやがってこんにゃろめ!って、憂さ晴らしを兼ねて火ぃつけたんだな。
これが燃えながらも思いがけず良く走りまわって、火鼠みたいで面白かったんだ』
子供だってそれなりに残酷な面を持ち合わせてます。
この辺までは、まだ引き気味ながらも面白く聞いていられましたよ。
14
:
蛇二匹
:2011/12/30(金) 01:58:14 ID:3FBgi9l6
『…だから港に残ってた使い道のない燃油でよ、夜な夜な生き物に火ぃつけて遊んだんだ。
蛙は面白いんだよー。たっぷり油を飲ませて火をつけてな、
そんで水に離すとよ、ついついーっと泳いでぷわーと火を吐く。
ついついーっ、ぷわー、ついついーっ、ぷわー、ってな。面白ぇだろははは。
猫は踊るから楽しめるが、犬はたーっと走って逃げるだけでつまらんねぇ。
鶏は綺麗だよー、炎に包まれてばさばさーっと逃げて、まんま火の鳥だ。
なにより良かったのが馬だねぇ。
橙色の炎につつまれた黒い影の馬がさ、ひいーんっ!って嘶いて夜の浜辺を駆けてゆくんだ。
鼻からは火の息吐いて、燃える鬣を靡かせて、そりゃー綺麗でよぉー』
焼き殺された生き物達の苦しみは如何ほどかと、徐々に苦くなる思いを抱きつつ聞いていました。
当時、学校では鶏や兎など小動物を飼っていて、私らは可愛がってましたから。
『ある時、猿捕まえてきた奴がいてな。ちっこくてちんちくりんな猿だったよ。
どう踊るかと楽しみに、昼間は木の実やったりして夜を待ったんだ。
夜になったんで棒で地べたに押さえつけて油かけて、火ぃをつけたらばこの畜生めがよ、
押さえつけてた一人に飛びついてしがみついて、お陰でそいつも一緒に火達磨だ』
大火傷する者がでてようやく、その火遊びはやめたそうです。
『後になって獣の祟りだの、あれはただの猿じゃなかった、だの言う奴も居たけどな』
笑いながら陰惨な話をあっけらかんとする用務員さんにとって、
それは今でも楽しい思い出なのだと知って、ぞっとしましたね。
でも、安穏に生きてきた私の価値観で彼を責めたところで、それも何か違う気もして
ただ黙っていました。
普段は人当たりのいい老人から、そんな話が出てくると思ってもいなかったせいもあります。
私ももう一人もなぜか、この話についてお互いに何かを話すことは無いままです。
実は人にこの話をするのは、初めてなんですよ。
というのも、今でもふと考えてしまうんです。
もし彼らに猿が報復しなかったら、その先どうなっていただろう…ってね。
15
:
夜行集団
:2011/12/30(金) 13:06:20 ID:EK/9fLvc
―居るだけの話―
僕が学生の時分、一人暮らしのために借りたアパートの中のある一室に、居ました。
何が居たのかと言うとそれが僕自身にも、それが悪霊の類なのか生き物なのか、
はたまたまるっきりこの世界の概念を異とする物なのかすらも説明できません。
ですが、居るのです。間違いなく何かが。
生活をする中で、一人である筈のこのアパートの一室に、僕以外の何かの気配だけは感じるのです。
以前その部屋は、ちょっとした僕の思い出の品々を捨てきることが出来ずに、
それでも飾れるほど家は広くない為、しかたなしで押し込まれた物達で溢れかえっていました。
いわゆる押入れと化したその部屋の、そんな環境が悪かったのかも知れません。
その何かは、思い出の詰まったこの一室を占拠(しているのかも定かではありませんが)していました。
人ではありません、むしろ人であって欲しいくらいでした。
何かの気配を感じてからある日、これはもしかすると気のせいかもと、ある実験をする事にしました。
スーパーの特売で買った肉を、部屋のあれ以来締め切ったままの扉の前に置きました。
明日には消えていました。
肉を載せていたトレーと上のラップだけは扉の前に残されていました。
ですがそれくらいなら、勝手に忍び込んだ浮浪者でもできる芸当です。
その為僕は、後ろめたさを感じながらもある日道路で轢かれて、
間違いなく即死をしている野良猫を拾い、扉の前に置きました。
それが次、僕が放置してご飯を食べて再び部屋の前にやって来た時には、
すっかりと全身を覆っていた肉も皮も毛も、全てが無くなって骨格だけが転がっていました。
言っても2時間も経過していない筈です。
いえ、例えそれが5時間であったとしても、
骨に肉が一片も付着していないのはあまりにも、あまりにも異様でした。
扉の前に置けば、中身が根こそぎ消滅して、後には殻が残っているのでした。
しかし、そんな恐ろしい現象を引き起こしておきながらも、
扉を空ける動作を全くしなかった僕に、何かの手が及ぶ事はありませんでした。
僕が何かをしない限り、例えば扉の前に居座らない限り、何も起りませんでした。
しかしそんな意味不明意図不明な同居者と、
常に同じ時間を過ごす奇妙な空間を過ごすというのは僕には過酷すぎました。
それ故1年後には堪らずに引っ越しをして、
もちろん思い出の部屋は空けず中身をそのままあそこへ置いたままにして、
アパートとは県外の部屋を借りました。
そして何故かその一週間後、アパートが放火によって全焼しました。
しかし、全て燃えきった僕の部屋の中からは、生物の痕跡のような物は、
まったくもって発見されなかったそうです。
僕はそれからまた数週間後、何もなかった理由を知りました。
何故ならその何かは、今僕の部屋の一室に、また同じように居るのですから。
16
:
零なか
:2011/12/30(金) 21:03:28 ID:BQ990e1A
とある家に女性が暮らしていた。
何気ない普通の家で、女性も普通に暮らしていると一本の電話が。
「もしもし。」
『…………』
「どちらさまでしょうか?」
『……………』
それは気味の悪い無言電話。
何かのいたずらだと思っていましたが、日に日にその電話は多くなるばかり。
とうとう我慢出来なくなった私は相手に訴えることにした。
「なんなのよ!いい加減にしなさい!」
すると相手は
『殺してやる………』
怖くなった女性はすぐさま警察へ。
警察側は、彼女の電話に逆探知機を設置してくれた。
次の日、再び無言電話が。
「もしもし?」
『………殺してやる』
その時、彼女の携帯に電話が入った。
どうやら警察側からだ。
「早くその部屋から出てください!」
「どういうことですか?」
「逆探知の結果、電話は貴方の家の中から掛かっています。
犯人は貴方の家の二階にいるのです。」
17
:
瞳なか
:2011/12/31(土) 09:59:01 ID:SmXQZqJk
林間学校で
ある夏の日、とある山にある旅館に林間学校の小学生達が訪れた。小学生達は、この林間学校をとても楽しんでいた。
林間学校ではキャンプファイヤーや、登山など様々なイベントが企画されていたが、なかでも児童達が楽しみにしていたのは二日目の夜に行う肝だめしだった。
いよいよ肝だめしの夜。生徒達は、旅館のホールに集まった。
先生「いいか、班に分かれて旅館の周りを回ってお札をとってくるんだよ。」
先生が肝だめしのルートを説明する。
A「よし!いこうぜ!」
肝だめしを楽しみにしていた少年Aは、嬉しそうに言った。
先生「あ、そうだ、こんな話があるんだった。ここ昔は合戦場でな、いっぱい人が死んだらしいんだ。それで、幽霊を見る人が多いらしいから気をつけろよー」
ハハハと笑いながら先生は言った。
「そんなの嘘だろ。」
「怖くないよ。」
児童達は口々に言った。先生は怖がらせようと言ったため、少し残念そうだ。
18
:
瞳なか
:2011/12/31(土) 10:00:32 ID:SmXQZqJk
そうして肝だめしが始まった。
A達の班は、お札のある地点の近くまできていた。
A「もう少しで終わりか……意外としょぼかったな。」
驚かす仕掛けがマネキン人形の頭が置いてあるだけのものや、先生がバレバレの仮装をして出てきただけのものだったので不満げに呟く。
その時だった。
「うわあぁ!」
前の方から悲鳴が聞こえた。
A「どうしたんだ!?」
A達は急いで悲鳴のした方へ走った。
児童「ゆ、幽霊がいたんだ……さっきそこに……」
児童「今の先生じゃなかった……」
そこでは、数名の児童が幽霊を見たと言って震えていた。
この騒ぎから、肝だめしはここで中止になり、不満そうにしていた児童がたくさんいた。
19
:
瞳なか
:2011/12/31(土) 10:03:40 ID:SmXQZqJk
騒ぎが収まった頃。児童達は就寝前に熱を計っていた。保険係は、部屋のみんなの体温を記録し先生に提出しなければならないのだ。
児童「結局何だったんだろうな。」
児童「本物の幽霊かもね。」
A「何かを見間違えたんじゃない?……あれ?」
児童「どうしたA?」
A「体温計……壊れたかも。」
Aが見せた体温計には、38℃と表示されていた。
児童「だったら、俺の体温計使いなよ。」
しかし、何度計ってもAの体温は38℃と表示された。
A「あれ?嘘だろ……俺熱あるのか?頭とか全然痛くないのに……」
Aは、先生にこの事を伝え、風邪だとマズいので今日はみんなと別の部屋で寝ることになった。
A「えっ!?」
Aは、その部屋で驚きの声をあげた。他にも熱をだし、その部屋で寝ることになった児童が数名いたからだ。その中には、あの幽霊を見た児童もいた。
20
:
瞳なか
:2011/12/31(土) 10:04:55 ID:SmXQZqJk
夜も更けて来た頃。
A(眠れないな……それにしても、この熱なんなんだろう……まさか、幽霊の……そんな訳ないか)
しばらくして、Aの体に異変が起こった。
A(さ…寒い……な、なんでこんなに……)
布団の中でぶるぶる震えるA。
A(寒い…寒い寒い……いったいなんで……)
Aは、ふと先生の話を思い出した。
“ここ昔は合戦場でな、いっぱい人が死んだらしいんだ。”
A(まさか……)
その時、どこからか声が聞こえる。
「ウ…ウウ……ウウウ……」
その声は、低いうめき声のようだった。
A(う、うわああぁ!なんなんだよこの声!)
「ウウ…ウウウ…」
21
:
瞳なか
:2011/12/31(土) 10:06:27 ID:SmXQZqJk
気づくともうすでに朝だった。Aは、いつの間にか寝てしまったらしい。
A「あれは……夢?」
児童「どうしたんだA?」
A「いや、昨日の夜……」
児童「まさかお前も声を聞いたのか!?」
なんと、その部屋の児童のほとんどがあの声を聞いていたのだった。
児童「誰かがうなされてたんじゃないか?」
声を聞いていない児童が言う。しかし、声を聞いたものはみんなこう言った。
「あんな低い声、小学生の声じゃない」
その後、児童達の熱は下がっていた。しかし、その声を聞いた児童達は晴れぬ気分のまま残りの林間学校を過ごした。
22
:
名無しさん
:2011/12/31(土) 19:28:37 ID:g/Ucq/Nw
私ここで結構おいしいおもいしましたよ。
詳細は書けないけど、やり方次第ですね(^O^)
ttp://bit.ly/rRzIgw
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