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イベント優先スレ
873
:
夜行集団
:2012/02/19(日) 19:23:55 ID:EK/9fLvc
>>871
「上々的、忠誠の挨拶にしては面白みが足らんがな。
これより貴様らは常にわしのため、骨を粉にし身を砕き全生命を賭し私に貢献せよ」
最後に高笑いをしたかと思うと天狗は目の前の二人を、
特に暴君に関してはかなりかさばるであろう事も全く意に介さず、
抱きよせて洗濯物を干すかのように天狗の両肩に掛けた。
「ここの後始末もろもろは貴様らに任せたぞ氷亜、虚冥よ。
基本的に僕は後始末を好まない」
そして大きく黒い羽を広げてから、振り返り同胞の二人に命令を下す。
快活にまた一笑いしてから天狗は羽ばたき始め、あっという間に空の中に姿を隠した。
>>872
やはりミナクチのお陰で、黒蔵は今現在急を要する様な容体ではないらしい。
少し安心して息をついた氷亜であったが、黒蔵の弱り切った声で放った言葉に苦笑して首を横に振る。
「それは君が気に負うようなことじゃないよ。
誰がどう言おうと強者が弱者を保護する僕達の掟に、僕達が全く及んでいなかったんだから」
それでも、それ故に黒蔵が今思っているであろう怪訝をせめて払拭するために、
氷亜は優しげに笑い自腹を切る事にした。
そんな時黒蔵は指でどこかを指し示し、氷亜はそれに従って彼の指先にある物を見つめた。
要件を把握した氷亜であったがその時には既に虚冥が、
部下の中でも屈強な霊に命令を下し黒蔵の獅子王の回収を済ませてあった。
「分かった、先輩がいが無くて本当に申し訳ないんだけど、
お言葉に甘えて逃げさせてもらう事にするよ。
出来る限り拘束を早く解けるように働きかけるから、ほんの少しだけ待っててね」
治療を行なえる術師や妖怪は夜行集団にも在籍しているし、
しようと思えば、黒蔵の怪我の治療も不可能ではないのであるがそれ以上に、
ビルの一件が起こる前に黒蔵はあまりにも騒ぎすぎていたため彼も姿を消してしまえば、
余計に黒蔵への懸念が増えてしまう事を恐れ、氷亜は渋々ながらもこの場を後にする。
完全凍結させた悪鬼たちも霊達に回収させ、彼らの取捨選択はまたの機会にする事になった。
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