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84送り妖怪戦闘部隊:2011/06/05(日) 15:54:37 ID:DDrxEC0A
>>83
「くっ……」

そっくりそのまま、炎と鎌鼬を写し取られる。
更に、その力は倍ときた。
分かってはいたが、強力な能力。和戌は苦々しく顔を歪ませる。

そして、風と炎が混合された炎刃砲が撃ち出された。
二人に目掛けて飛んでくるそれに合わせて、和戌と東雲も能力を混ぜ合わせた。
炎と風の盾が、炎刃砲とせめぎ合う。
だが、その力は自分たちの倍。
力を混ぜ合わせた、その倍の力に、次第に押されていく。

「ぐッ……、犬御!!」
「!?」

このまま押しつぶされては共倒れだ。
和戌は、隣の東雲を蹴り飛ばした。
突然のことに対処ができず、犬御は横に放り出される。
そして次の瞬間、和戌は炎刃砲に吹き飛ばされた。

「和戌!!」

東雲が叫ぶ。
ぐぐ、と体を持ち上げた和戌の全身が、焼け焦げていた。

「厄介な力だね……」




石英の弾丸が飛散された。
しかしこの霧の中、狙いの定まらない弾丸を送り妖怪たちは軽々と避けていく。

「窮奇は私たちの仲間をたくさん傷つけた。お返しはするじゃん!」

四十萬陀は一人高く舞い上がると、次々に仲間たちに指示を飛ばした。
双葉の力により、霧の内部でのみ、送り妖怪たちの思考が共有される。

戦闘セオリー、その2。
“炎水包囲”

出口町の周囲を、一斉に四匹の送り妖怪が取り囲む。
翠狼に加え、送り犬、送り雀、送り鼬。
それぞれが水弾、炎弾を出口町に向けて放った。
だが本来、炎水包囲は五匹、和戌を加えて完成するものだ。
一匹がいない分、穴が空いてしまう。


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