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83波旬/出口町 入江:2011/06/05(日) 15:25:31 ID:tElbSrz.
>>82

「あはははははははッ! そうか、強くなったのか!!
 私達を倒す為にッ!! じゃあその力・・・遠慮なく頂こうか!!」

 おぞましき貪欲の波長が辺りを支配した。
 波旬は右手に犬御のカマイタチを、左手に和戌の焔の爪を写し取る!!

「何を驚いているんだい? 忘れたかい!
 私は誰にでも成れるし、誰よりも優れているんだ!!」

 その妖気の大きさは!
 二人のおよそ倍! まったく同じ力を倍化させて奪い取ったのだ!!

「取るに足らないがそれなりに『良い』力だね!! あははははははははッ!!」

 高々と笑いながら、その両手を合わせ。
 風と炎の混じった砲弾を装填する!
 それは・・・二人の力を倍化させ、さらに融合させた恐るべき灼熱!!

「炎刃砲!!」

 灼熱の光球が、風の速さで撃ち出された!!




「ダメ! 絶対・・・、進ませない!!」

 飛び立つ送り雀達を睨み、固い決意の言葉を放つ。

「針山九合目・尾根渡り!」

 石英の薙刀を作り出し、霧の中に構える。

「姉さまの邪魔だけはさせない・・・! この身体だってくれたんだ!!
 消されかけた私をちゃんと女の子って言ってくれたんだ!!」

 その不相応に大きい薙刀を振りぬき、
 石英の弾丸を撃ち飛ばす!

「お前達なんかを姉さまに近づけるか!!」

 しかし・・・その中にはどこか迷いがあった。
 あの狐も・・・織理陽狐も自分のことをしっかりと見ていた。

 姉さまとあの狐・・・どちらが正しいのだろうか?
 いや、でも。少なくとも目の前の者達は姉さまの敵、全力で対処する!!


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