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670穂産姉妹神大社:2011/11/14(月) 23:40:17 ID:bJBnsqT6
>>668
あの巴津火ならば、一撃程度の致命傷では命を落とさないだろう、
そう言った半ば信頼にも似ている確信のもと、
神代はあらゆる術や技の隙間をかいくぐって、今現在本殿と対面している。

そして神代は、幼い蛇神の思いに関わらず意を決し、
本殿の扉を破壊して中に入ってしまった。

「(やめて・・・ください・・・!!
  あなたではせお・・・背負いきれない・・・!!)」

禊が自身の体に流れ込むのを感じた日子神は、
何とか力を振り絞って、声の出ないままこの流れを止めようと足掻いた。
しかし、単純な戦闘はともかく魂本位での争いとなると、
ただの付喪神の日子神に適うはずがなく、どんどん因果は巴津火へと。

『巴津火まで・・・この運命に呑まれる必要はない!!』

いつぶりだろうか、雨子神は大きく巴津火へ慟哭した。
いつも眠気に支配された瞳には、もう呑気な光はない。

「ふふ、そうですよ、それに困ります。
 最後の一手は、僕がやりたいのです」

そんな雨子神の言葉を継いだのは、神代であった。
既にその手には、穂産日子神、穂産雨子神、
両柱の神体が握られていた。

「さらに言えば、運命はあなたが思う以上にもっと酷く、
 そしてもっと喜劇に歪んでいるんです」

>>669
「・・・そうですね。
 いかに神格が奪われようと、吾輩は彼女たちの守護神」

向こうを見据えたまま、春宇知厄は静かに答える。
しかし、再び顔が稀璃華と対面させて時には、
もう哀しげな面持ちの表情はそこにはなかった。

「ですが、吾輩は甘んじて穂産姉妹神の意思を汲みましょう。
 どんな窮地、どんな悲劇にあっても、人のため、
 妖怪の子供のため、愛のため、生きることを止めなかったあの二柱が、
 終ぞ死を望んだ。

 何かを守るためであろうその意思を、吾輩は何よりも尊重する!!」

稀璃華の態度と反し、彼女にはまた戦闘の火が。


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