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42
:
伊吹 & 悪樓×3
:2011/05/28(土) 02:37:36 ID:tElbSrz.
>>41
悪樓の牙は何度も大蛸を食いちぎるが、相手は毒竜を見て、語ることをことをやめない。
とうとう業を煮やし、数多の槍を噴き出そうとするが。
不発に終った。
「・・・」
荒ぶる心は蛸の言葉に耳を傾け、ただただ瓦解する。
なぜ伊吹がヤマタノオロチではなく、ここまで邪悪でおぞましい竜になったのか。
「・・・私は」
毒竜の姿は霞のように消えていく。
反転された魂が、その存在を否定され霧散したのだ。
「重ねていたのか、滅ぼされし我が平家とその原因そのものであるオロチの生い立ちを」
ごく僅かに残っている、反転された魂の残りが言葉をつむいでいく。
転生、それはただ依り代に寄生し、生き長らえるだけではない。
伊吹大明神。
彼の正体はヤマタノオロチなのか、それとも悪縁に翻弄された安徳天皇なのか。
「恨みきれなかった、私を滅ぼしたこの蛇神の神格を。
同じだと思いたかったよ、悲願に打ちひしがれし・・・同じ者共だと思いたかった」
いつの間にか悪樓は消えていた。
しかしいくら取り繕おうと、ヤマタノオロチは邪神でしかなく。
その神聖は反転させられて得ただけなのだ。
滅ぼした相手が、なぜ神となって滅ぼした者を加護するのか。
その答えは・・・。
「・・・カムイ、竜宮の皆」
存在自体が薄れていく、伊吹は手を突いた。
「すまなかった」
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