したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

イベント優先スレ

301夜行集団 メデゥーサ:2011/08/07(日) 18:12:06 ID:bJBnsqT6
>>298
蛇によって構成されたアーチの様相が、
涙目な黒蔵の瘴気によって下部分に大きな変化をもたらされる。
先ほどまであられの様に、取り込んだ者へと毒牙を向けていた蛇たちが、
体に感じた違和感とともにその攻撃のペースが落ちているのだ。

「本当に恐ろしい殿方ですわぁ。
 その知略、全力でお相手してもかなりの痛手をこうむりますわねぇ。
 ですがそれがただの自己犠牲的な作戦、なんてことはありませんわよねぇ?」

しかし下半分というのは現時点の話で、時間の経過とともに鈍化する部位は増えて、
直にすべての機能が停止するのだろう。そして当然のように瘴気は彼らにも襲うが、
その頃にはよっぽどのミスでもしない限り、アーチは突破される。

だからメデゥーサは、この障害を越えるかもしれない稀璃華と、
それでも何をやってくるか予想できない叡肖に警戒し、いつでもカウンターを狙えるように構えた。

>>299
露希へと意識を向けていた大蛇であったが、
自身の下に近づく体温を感じ顔をそちらへ向け、下を震わせて威嚇した。

それによって僅かながらも、露希にとって有効な隙が生じるだろう。

>>300
そして、一瞬とはいえ露希の存在を忘れてしまっていた蛇の目に、
彼女の深い一撃は突き刺さる。
剣先は中枢まで届いて、蛇はばたばたと部屋の中でもだえ苦しんだ。
しかししばらくして、こちらのほうも蛇も動きを止めた。

稀璃華へと噛み付き、巻きつこうとした蛇たちの数匹はもろに、
彼女から生え出した棘に突き刺さる。
その様を見て他の蛇たちは躊躇し、
懸命にも攻撃を仕掛けた蛇のできたことも、身を挺して足に絡みつくだけ。

そして攻撃も防御も仕切れなくなった蛇のアーチは、
先ほどよりもあっさりと突破できてしまうかもしれない。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板