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274
:
叡肖「」 黒蔵『』
:2011/08/06(土) 22:54:59 ID:1gBuqmPQ
>>271-273
『叡賞さん、やめて!お願い、やめて!』
止めようと飛び込んだ黒蔵を、一本の蛸の腕があっさり巻き取って逆さに宙に持ち上げてしまう。
「お前には別の仕事があるんだ、黒蔵。例の水鏡をやってもらおうじゃないか」
衣蛸は吸盤のついた太い腕で穂産姉妹の喉元を抑えつけ、
逆さ吊りのままの黒蔵を、その傍に吊るす。
『叡肖さん!?』「それ、そこの今零した水でな」
顔を真っ赤にうっ血させ、苦しがった黒蔵が身体を支えようと片手を部屋の床につくと、
ウーロン茶の水溜りが磨かれた床の上で水鏡となる。
その水はもちろん穂産姉妹にも掛かっているのだ。
「その坊ちゃんとやらに必要なこの二人が、死にたいというなら今すぐ死なせてあげますよ。
そうすればメデゥーサ、ここで貴女たちの計画は邪魔できる。
ただ、俺以外の残されたものが納得しないでしょう。
だからこうやって聞き出すんですよ、彼女たち自身からね」
メデゥーサがこの水鏡すら妨害するならば、穂産姉妹が人質である。
そして人質を殺すことが必要になれば、叡肖はこの場にいる誰よりも躊躇わないだろう。
もちろん、このまま姉妹を始末してしまうのが叡肖にはもっとも簡単な方法だ。
しかし水鏡という一つの段階を挟む事で、氷亜やメデゥーサにも行動する余地を与えたのだった。
そして、叡肖は人の腕で筆を2本取り出し、その穂先を口に咥えた。
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