[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
イベント優先スレ
270
:
叡肖「」 黒蔵『』
:2011/08/06(土) 21:46:52 ID:1gBuqmPQ
>>266-269
「さてね。その坊ちゃんの詳細も、計画とやらの詳細も貴女はくれる気がないようだ。
事と次第によっちゃ、貴女方の計画の遂行を手伝う事も可能だったんだがなぁ」
衣蛸はニヤニヤし始めた。
このメデゥーサという女の計画を邪魔するのも楽しそうだ。
そして、穂産姉妹の本気度も計ってみる必要がある。
「沈黙は金、とかいうよね。この3人に乾杯」
茶化すように笑った衣蛸は、自分のウーロン茶のグラスを高々と掲げると、その中身を
穂産姉妹とメデゥーサにむけてぶちまけた。
メデゥーサは兎も角、縛られている二人は避けようがないだろう。
「……結べ、界」
辺りに潮の香りが強く満ちた。
衣蛸も水の妖怪である。
その墨を混ぜられていたウーロン茶は、降りかかったものを惑わせ能力と動きを少し低下させる。
蛸が逃走時の時間稼ぎに使う、本来の墨の使い方でもある。
これで稼げる時間さえあれば、衣蛸には十分なのだ。
「お二人の願いをかなえるには、こういう方法もある」
4本の蛸の腕が叡肖のジャケットの裾から伸び、穂産姉妹に迫る!
「死人に口なし、ってね。いっそ、このまま永遠に黙ってみますか?」
眼を丸くして言葉をなくした黒蔵が、一瞬遅れて止めようと飛び出した。
遊び人はメデゥーサだけを見つめて冷たく笑っている。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板