したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

イベント優先スレ

24夜行集団:2011/05/24(火) 02:40:17 ID:ajFsrEio
>>23
あの一撃は夜行集団としても前代未聞の威力であった。
今まで無かったし、彼等はこれからも絶対にやりたくはないであろう。
なぜならこの一撃で穂産姉妹は力を使い切り、倒れている。
流石の天狗もやはり息が荒く、片膝をついている。
桔梗姫に至っては、その反動で姿を5歳児のものとしてしまうほどであった。

トバリが破られ、この世界に心地よい太陽の光が注ぐ。
まるで夜行集団や澪たちの勝利を祝っているようだ、と言ったらいささか傲慢かもしれないが、
それでもやはり彼等はその日光を、安らかな勝利のマントの様な心持で浴びていた。

仰向けに倒れながら波旬のいる天を見つめる狂骨。
彼もやはり苦しそうだが、ただこの一言は波旬に言いたかった。

「波旬、お前は運が良い。
 もしあの攻撃で姫の力がお前に入っていなかったら、お前は間違いなく俺の狂骨の力に蝕まれていた。
 
 俺の力は、おそらくお前のその傲慢さすら飲みこんで、誰かになりたかった思いも汚して、
 目的すら忘れさせて、お前はなにも異議も意味の無い感情の塊にさせるものだ。
 
 俺の力はたしかに強いかもしれない。傍から見ればうらやましいかもしれない。
 でもお前も知ってるだろう。誰かがそれだけの力を得るって事は、それだけの負債も背負いこむことだってことくらい。」

だからやっぱり姫は凄いんだ、そう言い残してから狂骨はそのまま眠りに落ちた。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板