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ソロール用スレ
266
:
失いたくないもの 2/2
:2012/10/31(水) 13:39:36 ID:???
『それで、お前が迷っちまってあの猿と出くわしたってか?
……十夜、お前自分がどれだけ危険な事をしてたのか、わかってるのかよ!いつも俺が助けに行けるとは限らねえんだぞ!それに助けに行けたとしても、相手に勝てるとは限らねえし、お前を連れて逃げられるとも限らねえんだぞ!今回だって、波洵がいなかったらヤバかっただろう!?』
「七郎……本当にごめんなさい……」
十夜は、目に涙を浮かべながら謝った。
『……まあ、今回は助かったんだ。お前が戻って来てくれて助かったって面もあるしな……
ただ、今度から本当に無茶はするなよ。』
そう言った七郎の顔は、いつもの優しい表情に戻っていた。
「うん……ごめんね七郎。」
『もう、謝んなくていいって。それより、お前そろそろ飯の時間だろ?行って来いよ。あまり遅いと十夜の母さん心配するぞ?』
「あ、そうだった。じゃあ、七郎。また後で」
『ああ。あと、ついでに飯食い終わったらでいいから俺の味噌頼むわ。』
「うん、わかった。」
そうして、十夜は自分の部屋から出て行った。部屋に残った七郎は、腰掛けていたベッドにそのまま寝そべり――
『……本当に無茶はするなよな。相棒を失うってのは辛ぇんだぞ。』
――静かに呟いた。
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