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MSG第1掲示板

598MSG総統:2016/06/06(月) 23:42:37
【高校竜王戦】土屋朝陽君、記録尽くめの初優勝・その2
※平成28年6月7日21時12分に再編集
(最後の記録の書き込みにて1つ間違いがあった為)

前戦では金無双の構築を優先したが小林君の機敏な動きで攻撃体制を整えられなかった反省からか、土屋君は囲いはそこそこに攻撃体制を急ぐ。土屋君の囲いは、言わば右舟囲いと言うべきか?それも左の金が不動であったことから片金無双とも言えそうだ。

これに対し小林君は石田流に組み土屋君の▲7五歩からの先制攻撃に対して△3一角〜△7五歩で土屋君の角を封じ、その後も冷静な応戦で歩切れに追い込み、窮余の一打▲3六桂は歩で取り除き、更にその桂と▲4八金と交換になって金得となる。

劣勢の土屋君は▲6一歩成の後、▲5三角の攻防打で反撃の機を伺う。その角を△6四角と打って排除しようとした時にハイライトが訪れる。

土屋君は角交換に応じず▲7四歩と打ち、△同金に▲6二と。角を抜かれるも▲7二と。これで金を剥がして詰めろで小林玉に迫る。それは消されるも金2枚と桂で猛反攻を開始。最後は2枚目の、と金が小林玉を捕え、逆転で大敵を破り高校大会初優勝。通算2度目の全国大会出場を決めた。

新人戦に続く準優勝で2度目の全国出場を逃した小林君だが、幾多の強豪と連戦を重ね鍛えられた腕力は、やはり長野県の学生レベルを超越しており、優勝した土屋君との連戦では、常に相手の研究・対策よりも先んじていた。残念という言葉では生ぬるい程に悔しい負けを喫したが、それでも残りの高校大会でマルチ優勝出来るだけの力があるモノと思い、今後の戦いに注目したいと思う。

優勝した土屋君の強心臓ぶりと数え切れぬほどの逆転勝利を積み重ねる要因となった「マリカ攻め」的な強攻は、奥村龍馬氏や久保修一氏の逆転パターンを彷彿とさせるモノがあった。元来は序盤巧者だと思うので、本格的に終盤の腕力が備われば鬼に金棒だ。8月から始まる2大全国高校将棋大会でも大きな期待を持って彼を応援したいと思う。

最後に土屋君が優勝した事で生じた記録の数々を記して終筆したいと思う。

・松本深志勢が(寺沢凌君〜土屋朝陽君のリレーで)達成した記録

松本深志及び中信在住者から2年連続で優勝者輩出
(池上壮一郎君〜白木隆裕君以来18年振り)

同じ高校から2年連続で優勝者輩出
(小山源樹君が連覇した長野高専以来2年振り)

塩尻支部から2年連続で優勝者輩出
(初)


・土屋朝陽君が達成した記録

1年生選手の優勝
(藤居賢君以来9年振り)

松本市在住者の優勝
(林忠男君以来25年振り)


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