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MSG第1掲示板

336МSG総統:2015/07/15(水) 23:11:34
アマ名人戦の展望
改めて今回県大会に駒を進めた地区代表選手を御紹介する

中信:赤木崇幸 市川 椋 胡桃沢正雄 長沢忠宏(シード)
南信:北原孝浩 福村政広 久保村東洋 瀬木健太郎
東信:田中博己 倉沢周作 湯浅正樹  奥村龍馬
北信:北村具房 菊池康文 北原匡尚  中沢正直

※川上徹氏が出場不可となった為、胡桃沢氏が代役出場


4連覇を目指す全国4強の長沢氏と竜王に復位して長野県初の名・竜制覇に挑む田中氏に巻き返しを図る朝日名人の奥村氏、この3選手が軸になりそうだ。

長沢氏は昨年赤旗戦を制して以来、しばらく鳴りを潜めているが、ここ数年は夏になると鬼の如き力を発揮している。暑い季節に誰よりも最高の結果を出し続けているという実績は正に鬼に金棒。相手にとっても大きな重圧となろう。

田中氏は竜王戦では、県大会で天敵奥村氏を破っただけでなく全国大会では何と現・アマ名人を撃破するなど、ここにきて充実ぶりを発揮している。夏はいささか苦手に見えるが竜王戦で見せた強さが発揮されれば安定感は抜群なだけに優勝をグッと手繰り寄せそうだ。

奥村氏は昨年やや不本意な成績に終わり、今年も竜王位を失冠したりもしたが自信に揺らぎさえなければ本命に挙がるべき選手。いつものように相手の研究を跳ね除け自分のペースを保ち続けたら久々の名人復位も現実味を帯びてくる。

この3強に迫るのは誰になるのか?気になるのは、やはり信大勢、つまり倉沢氏、瀬木氏、市川氏であろう。

倉沢氏は前年の準決勝で長沢氏と激闘を展開、一度は千日手指し直しにまで持ち込んだ。最近でも信州王将戦4強、支部名人戦では準優勝と高い実績を持つ。中盤の腕力がアップされたら優勝戦線に加わって来よう。

市川氏は奥村氏や田中氏を破る程の力を持ち、今年の東急ライフでも有段者の部で優勝した実力者。3強を最も脅かすのは恐らく彼かもしれない。実績では2人に水を開けられている瀬木氏だが実力・センスは2人と互している筈。一発大物食いして上位に食い込んでいきたい。

その信大勢を一昨年の朝日アマで連破して準優勝まで勝ち上がった北原(孝)氏も、かつては長沢氏、田中氏を破り竜王位を奪取した事があるだけに攻守にスキのないスタイルは脅威となろう。

個人的に私が注目しているのは北原(匡)氏である。基本的に自分の得意分野で戦える序盤戦術に長け、県大会は市川椋君、寺沢凌君と言った若手強豪を自分のペースに引き込んで勝利を納めたり、奥村氏とも何度も熱戦を展開、今年の竜王戦では奥村氏を破り3位に入賞した。経験によって培った底力が発揮されれば台風の目になりそうだ。

中信勢では赤木氏が最大の注目株。北原(匡)氏とは違う意味で自分の土俵で戦える戦法の持ち主で奥村氏も結構手を焼いたようだ。相手より先んじて対応する能力に長けており強気な防御力も魅力の1つだ。また赤木氏と同タイプの胡桃沢氏も要注意。共に独自の必勝パターンを持っているだけにペースを握らせたら優勝候補といえど大粒の汗を流す事になりそうだ。

大ベテランの北村氏の活躍にも期待がかかる。最近は棋風改造にも挑戦しているようだが山形村・スカイランドきよみずで開催された大会でA級優勝を果たすなど意気軒昂だ。ベテランといえば湯浅氏も、また活躍し始めてきた。シニア名人戦と東急有段者戦で共に準優勝と、こちらも元気だ。

力戦派の中沢氏、福村氏も侮れない。中沢氏は長沢氏の手を焼かせた腰の重さが、逆に福村氏は軽快さが特徴だと私は見る。いずれにせよ2人共に将棋はしぶとい。また一昨年の4強久保村氏や本格正統派の感がありつつ赤木氏や胡桃沢氏を彷彿させる奥の手の必勝方程式を持つ菊池氏の底力も半端無く、対戦相手も相当な集中力を必要とするであろう。


学生棋士が大学生の市川氏のみという事で例年と比べて平均年齢が高そうだが円熟味を増すベテランや脂の乗り切った指し盛りの強者達による数多くの熱戦激闘が久々に南千歳町公民館にて展開される。どのようなドラマが繰り広げられ、そして結末を迎えるのか、乞う御期待である。


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