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MSG第1掲示板

1180MSG総統:2018/11/05(月) 22:58:06
高校新人戦を振り返って・5
その前に山梨団体戦の現時点での出場予定者ですが、私・丸山にТ副支部長、のんびり殿下、東京からの助っ人S君、南信からの助っ人O君、A君、H君、師範代、K氏、Y君、M君、N君、O氏、Т君の14名。

予定は4チーム20名(既に申込済み)ですが状況によっては5チーム25名になるかもしれず目下調整中。取りあえず途中経過は以上であります。

では本題に

高校新人戦男子個人A級も、いよいよ準決勝、まず西田新君が松本第一の1年生ホープ・佐々木秀峰君を退ける。これまで選手権と高校竜王戦では、いずれも全国切符まで、あと1勝まで迫りながら荻原拓也君、土屋朝陽君に敗れて煮え湯を飲まされてきたが、自信に満ち溢れた指しっぷりが錆びる事無く、破竹の勢いで決勝進出を果たし、併せて妹の誉さんと共に兄妹アベックで長野県代表の座を射止めた。

この西田兄妹や津田君、更には土屋君や三島孝太君など多くの強豪学生会員を擁するのが塩尻支部であり、更に松本道場支部の井原千洋君や小川清香さんが出稽古に訪れるが故に広丘の塩尻支部道場は若手棋士達による研鑽によって大いに活気ついている。加えて棋望会に信大勢や中信以外の学生強豪が来訪して更に激しい鎬の削り合いが繰り広げられる。

この中に、また新たに強力な学生勢力が参入する。中信でも屈指の進学校・松本県ケ丘高校である。かつてバリバリの高校球児でありながら高校竜王戦で全国4強まで勝ち上がった慶大生を輩出してから約四半世紀。再び全国出場の夢を持って塩尻支部の門を叩いた。望月佑成君、西沢佑美果さんが常連となったのを皮切りに部長の石塚奏多君や佐原智輝君も来場。塩尻支部会員と切磋琢磨するようになった。

つまり、もう1つの準決勝・津田VS石塚戦は、事実上の女子個人準決勝となった西田VS西沢戦と同様、塩尻支部VS松本県ケ丘の対抗図式であると同時に広丘道場下の同門対決でもあった。

それらの共通点は更に列挙される。私・丸山の勝敗予想は津田君と西田さんを優位とした事、その根拠はキャリアと実績に大きな開きがあったということ、そして最大の共通点は、その勝敗予想は終盤の土壇場までは九分九厘間違っていたという事であった。

今から思い起こせば、同門対決・同校対決ほど過去のデータがアテにならないモノはないのかもしれない。現に全国2位&3位の奥村龍馬君や全国8強2度の土屋朝陽君も、1度だけだが同校対決(奥村君の場合は同門対決でもあった)に敗れ、優勝どころか県の決勝戦にすら進められずに敗退するという苦い体験をするくらいなのだから。何故そんな風になるのかは皆様の御想像にお任せしたい。

ただ終盤逆転決着というのも、また共通点のいとつであった。後手番で優勢となった石塚君は手厚さを重視したのか王様の上部脱出を阻止する為の金を打ったが、これが詰めろでなく津田君が▲8五桂の力を生かして▲7三歩と打って反撃する。前述の鈴木戦と同様。石塚君の高美濃には桂が付いておらず、これが石塚君の焦りにつながったのが津田君の猛反攻の前に防戦に追われてチャンスを逸して万事が休した。更に男子団体でも最後の全勝対決に敗れ2位に甘んじるなど松本県ケ丘にとっては3部門において、あと一歩で涙を飲むという痛恨の結末となった。

一方津田君は、これで全国大会進出を果たす。彼自身にとっては初の大勲章であるが、これは多分、長野県代表として全国大会出場を果たした初の木曽出身者であり、また史上最西端の長野県代表ではないだろうか?だとしたら長野県の将棋界の歴史を塗り替える、前代未聞の快挙となるのだが。

ともあれこれで決勝戦は津田VS西田、塩尻支部会員同士の頂上対決となった。

その6(完結編)に続く


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