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クリフトとアリーナへの想いは Vol.1
628
:
従者の心主知らず やりたいこと【暴力・流血・残酷注意】 21/26
:2017/11/07(火) 18:37:47 ID:o46AGxQI
「それにしても……」
おじいさんはまた私とクリフトを交互に見る。うーん、なんだろう。
「てめえらはまったく……」
「…………」
「???」
「いつどこで誰がどうなるかわからねえ時代だ。
今日笑顔で別れたやつと明日も笑顔で会えるとは限らねえ。だから」
「…………」
「…………」
「思ったことはそんときちゃんと伝えな。後悔しねえうちにな」
「…………」
「…………」
思ったことはそのときに……
「はい」
「…………はい…………」
私に遅れてクリフトが返事した。あんまり元気のない声。
クリフト…?
「じいちゃん」
ソロが頭をふきながらこっちに歩いてきた。
「俺たぶん、あいつを殺したいんじゃないんだと思う」
「あ?」
ソロはいっしゅん私たちのほうを見たけど気にしない様子で言葉を続けた。
「俺さ、あいつを殺したいんじゃなくて、あいつに頭を下げさせたいんだと思う。
罪を認めて、償って、二度と同じこと繰り返さない生き方をさせたいんだと思う」
「…………」
――あいつのこれまでの人生を俺の手でひっくり返してやりたいんだ――
「あいつを殺しちまったらそれまでだ。きっと本当の意味であいつに復讐を果たせない。だから」
――バルザックはもういない。でもお父さんも帰ってこないのね。……当たり前か――
――バル……お父さん……――
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