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クリフトとアリーナへの想いは Vol.1

609従者の心主知らず やりたいこと【暴力・流血・残酷注意】 3/26:2017/11/07(火) 16:51:17 ID:o46AGxQI
「…………」

ロザリーの顔がみるみる青ざめてく。悲痛な顔……
ロザリー……。

「わたしは信念にもとづきこの村を滅ぼしたまでだ。何かを得るためには何かを失う、それは当然のこと……
少しもまちがった事をしたとは思っていない」

突然響いたピサロの声。
は…?なに言ってるのこいつ…!?

「……だが、大切なものを失う悲しみはわかる。一度はロザリーを失った今ならな……」

そこまで言うとピサロは目線を下げた。ソロは……震えてた。
震えてた…っ。
ふとにぶい音がしたと思ったらピサロが宙に舞ってた。派手な音を立てて地面に転がる。
ソロが殴ったんだ。起き上がって口をぬぐうピサロをまた殴る。
ロザリーの悲鳴が上がった。けど私はただ見てることしかできなかった。クリフトも動かない……。
再び起き上がろうとするピサロの前にソロが立った。

「立てよ」
「…………」
「あいつらの痛みはこんなもんじゃなかった」
「ソロさん!!」

ロザリーが駆け寄ってピサロの前に出る。

「どけ」
「いやです!」

ピサロがロザリーを無理やり引き戻そうとするけどロザリーは払いのけた。

「ソロさん!どうか殴るのでしたら私を殴ってください!斬っても構いません!!」
「ロザリー!」
「本当に、本当にごめんなさい…っ!!」
「ロザリーどけ!!」
「いや…っいやです。離れるのはもういやです…っ!!」

ピサロはロザリーを引き戻すけどロザリーは必死にピサロにしがみつく。なんどもなんども……。
結局ピサロがロザリーをかばうような体勢でソロを見上げることになる。
ロザリーは泣きながらピサロの背中にしがみついてた。涙がいく筋もルビーとなってこぼれ落ちる。

「本当に、本当に、ごめんなさいっ……ごめんなさい……っっああぁぁぁあああああ…っ!!」


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