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クリフトとアリーナへの想いは Vol.1
499
:
従者の心主知らず 天然同盟 1/14
:2017/05/12(金) 17:35:54 ID:5EK.IaJU
「ロザリーおはよー!」
「まあ、アリーナさんおはようございます!」
「……ピサロもおはよ……」
「…………」
「ピサロあっち行って!」
「いきなりなんだ」
「ロザリーと話があるの!だからあっち行って!」
「話…?」
「まあ、何のお話でしょう?」
「ふん…」
「手短にすませろ」
ピサロはすたすたとあっちに行った。よし!
「ねえロザリー、昨日はピサロとアドンとさんにんで寝たの?」
「え?あ……どうしてご存知なのですか……?」
「ふふ、そうだと思ったんだ。実はね、昨日ロザリーのベッドにアドン寝かせたの私なの」
「まあ、そうだったのですね」
「仲直りできたのよね?」
ロザリーは心から嬉しそうな笑顔で大きくうなずいた。
「またお部屋に来てくれるって、今度はかぶとを外してお茶を飲んだりお話ししたりしてくれるって約束してくれたんです。
アリーナさん、本当にありがとうございます!」
「ふふ、よかった」
ロザリーの顔がすこしだけくもった。
「……彼、私が拒否したあの日から、ずっと悪い夢にうなされていたみたいなんです。
私が改めて謝ったら泣いてしまって……私が見えていますかって、私の声が聞こえますかって、そんなこと聞くんです。
私、本当に彼を傷つけてしまったのですね……」
「ん…」
「でも、彼が起きるまえからさんにんで寝るかってピサロさまが言ってくださっていたので、一緒に寝ましょうって言うことができて……」
「……」
「本当に、よかった…」
「……うん」
「アリーナさん、アリーナさんが昨日アドンに口添えしてくださったそうじゃありませんか。本当に、本当にありがとうございますっ」
「えー私は何にもしてないわよ」
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