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クリフトとアリーナへの想いは Vol.1

272従者の心主知らず 結界のほこら編 4/6:2016/06/14(火) 21:34:06 ID:20PI.NtE
クリフト…。
竜はしばらくクリフトをにらみつけてたけどふたたびゆっくり目を閉じた。
また地面によこたわる。

「クリフト…?」
「大丈夫です。少々強めにかけましたので、疲労で眠ったようです」
「眠ったの…?」
「はい」
「そっか……。よかった…」
「……はい」
「アリーナ」

すぐそばまで来てたみたいでソロが私の名前を呼んだ。私はあわてて振りかえる。
でも私はうつむいちゃった。ソロの顔をまっすぐ見ることができない……。

「ソロ、ごめん…っ」

声までふるえちゃった。泣きそうになるのをいっしょうけんめいこらえて言葉をつむぐ。

「でもわたし、なんかいやだったの」
「…………」
「なんだか、死なせてはいけないような気がしたの」
「…………」
「……ごめん……」
「………………」
「ごめんなさい…っっ」
「………………。そうか」

ソロは小さな声でそれだけ言った。ソロ…。

「結界が戻っていないか心配ですが」

あ…。
クリフトも小さな声で言ったあとまた結界のほうを見た。
少ししてクリフトはこっちに向きなおる。

「大丈夫です。とけたままのようです」

クリフト……。


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