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クリフトとアリーナへの想いは Vol.1
186
:
恋をしたのはあの日から 前編 1/14
:2016/05/14(土) 15:11:46 ID:rymdB1q6
――クリフトなんかきらい、キライ、大ッキライ!!――
従者の心主知らず 〜恋をしたのはあの日から〜
あたしはずっとぶすっとしてた。クリフトったらあうたんびにお説教のあらしなんだもの。
言葉づかいだってきびしいわ。
「あたし」はお父さまやじいのまえだけ、ふだんは「わたし」、おおやけでは「わたくし」ですって。
いみがつうじれば言葉なんてなんだっていいじゃない。
いつでもあたしのあとをついてきて、おしゃべりいっぱいしてくれて、雨の日は絵本をよんでくれて。
パンチをしたらすぐ泣いちゃって、それでも姫さまぁっていってあたしのあとをついてくるの。
あのころのクリフトはもうどこにもいないんだ……。
「えー神父さまいないのー?」
「はい、今日は急ぎの用がたくさんありましてね。申し訳ありません」
「えー…」
「ですから今日のお勉強は自習です。クリフトとふたりでしていただけますか?」
「えー?」
やだな、クリフトとふたりでなんて。いちにちじゅうお説教をきかされちゃう。
そうだ。休んじゃおう。
あたしは神父さまをおみおくりしたあとクリフトがくるまえにまどをこわしてなんとかお外へはいでた。
きょうはくもひとつなくってとってもいいてんき!んー!きもちいーい!
「姫さま!なんという…!」
あ、クリフト。もう見つかっちゃった。
「やだっ!お勉強なんかしないもんっ!」
「姫さま…!」
あたしはおおいそぎでちかくにあった木にのぼった。
「姫さま危険です!おやめください!」
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