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タブンネ刑務所14

130ショーケースの裏側で:2017/08/05(土) 02:09:05 ID:9tntAZXM0
「ミィ… ミィ… ミィ…!!」

祈るように返してほしいと涙ながらに懇願するチビママンネだが、
それに対する悪魔の返答はまるでぬいぐるみを弄ぶかのように小ベビンネを振り回しながらの拒否であった

「フミ、フミ、フミ〜〜〜ン」

その挑発に対するチビママンネのリアクションは、涙ながらに額を地面に何度も叩きつけての連続土下座であった
母親なら激怒し、反撃に出て然るべき暴挙ではあるが、恐怖する心がそれを止めていた
先の出来事からも判るように、チビママンネは母性が強く子供のために辛苦に耐え抜く強い心はあるのだが
どうしても暴力だけには滅法弱いのである

「フィッフィw」

そのブザマな有様はシルフィを大いに喜ばせ、笑いで顎が緩ませる、
その時、小ベビンネは牙から解放され地に落ちた
叫びすぎて喉を傷めたのであろう。その母に助けを求める鳴き声はガラガラに濁っていた

「ヂイヂィ! ヂィヂイ!」
「ミミミミィ〜〜〜!!!」

情けない歓喜の声を上げ、ペタペタと地面を這いずり小ベビンネに手を伸ばしたチビママンネ
しかし手が触れるよりより早くシルフィは再び小べビンネを銜え上げてしまう。今度齧った所は右耳だ
再び返してと懇願するチビママンネをシルフィは首をプルプルと振ってそれを拒否した
小ベビンネは振り回され、耳を根元から裂く激痛の悲鳴が夜の林に響く

「フィッ!!」
「ンミッ!?」

ベビの耳は弱く、遠心力でブチッとた易く体から離れ、
小ベビンネはその勢いで70センチほど吹っ飛び土の上に投げ出された
あまりの痛さにもはや泣き叫ぶ事もできず
うずくまって痙攣しながらグミッ、グミッ、としゃっくりにもにたうめき声で泣き続けている
生き血が滴る千切れた耳はシルフィがコリコリと食べてしまい
その始終を見たチビママンネはガクガクと震え戦慄した

おちびちゃんの耳は一生元に戻らない。どうしてこんな事に…
涙を流し続けた小さな母の下瞼はヒリヒリと赤みを帯びていた
今日という日ほど、青い瞳が乾かぬ一日はなかっただろう…

「ミィッ… ミィッ… ミィ!!」

哀れな母親は投げ出されたわが子に駆け寄る、
しかし、素早く回り込んできた悪魔にいとも簡単にと赤ん坊を奪われてしまった
次に噛みつかれたのは尻尾だ
またもシルフィは首を振って振り回すが、先ほどよりもかなり動きが激しい
肉が千切れる感触と飛んでいくのが面白かったのだろう
さっきのような事故ではなく、今度は意図的に千切ろうとしているのだ
しかし尻尾は耳に比べて流石に丈夫でどんなに振り回してもなかなか千切れない
その為シルフィはベビをいっそう強く振り回し
チビママンネは取り返そうとそこに手を出したものの
手に顔に激しくわが子を叩きつけられて指は数本折れ、鼻血は出る
それでも諦め事無く何とか掴もうと頑張るが取り返せる気配はまるでない




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