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【セ】『それは頁を手繰るように重く』【ブラミト】
1
:
GM
:2018/02/02(金) 22:53:12
人生は一冊の書物に似ている。
馬鹿者たちはそれをぺらぺらめくっていくが、賢い人間は念入りに読む。
その書物を読むことはただ一度しか出来ないと知っているからだ。
――ジャン・パウル(1763〜1825)
209
:
吉祥院諒歌『幼女戦記』
:2018/03/22(木) 21:59:32
精神抵抗はレベル1――――3個振りだな
!:ダイス合計:16 (3D6 = [4 6 6])
リロール!
!:ダイス合計:8 (2D6 = [2 6])
成功数4、この子には全く響かない!なんか逆にPL心配になるレベルでこの子動じない!
210
:
『さらば海神号』
:2018/03/22(木) 22:14:48
潤:
「沈めッ……!」
【行動順】
(1)六花、諒歌、乗客ゾンビ
(0)デヴィット、千尋
行動済み:エルファ、潤
不可知の波が引いてゆく――次は行動値1、六花と諒歌の手番だ
211
:
藤代 六花『エデンの欠片 機械言語版』
:2018/03/22(木) 23:22:36
「……まあ、私らは邪魔するために来たわけですが……」
とりあえず、弱ってるゾンビを地道に狙っていこう。
《眷属召喚》を使用。吉祥院の記憶をトラウマにしつつ射撃戦闘のダイスを+2個。
計5dで判定。
diceBot : (5D6) → 10[1,1,5,1,2] → 10
これは酷い。とりあえず1成功してるので汚染は増えないけど、また撃ち漏らしたね。
212
:
『さらば海神号』
:2018/03/22(木) 23:27:43
乗客ゾンビA(耐久値:2→1)
乗客ゾンビ:
「ア゛ア゛アァァ……!」
天使の攻撃が命中するも完全な無力化には至らない。
一歩、また一歩とこちらに接近してくる。
次は行動値1、諒歌の手番だ。
213
:
吉祥院諒歌『幼女戦記』
:2018/03/22(木) 23:32:41
「なんかよく分からないわね。そろそろ殴っていいのかしら?」
ではゾンビDにおもちゃ、ちやほやに喪失2、エルファにトラウマ1を支払って近接戦闘ダイス7個いくか。
!:ダイス合計:28 (7D6 = [6 1 3 4 5 5 4])
!:ダイス合計:3 (2D6 = [1 2])
よく分からないなりにゾンビDの頭を掴んで地面に叩きつけて理の五個ダメージ!!
214
:
『さらば海神号』
:2018/03/22(木) 23:50:22
乗客ゾンビD(ダメージ-1/耐久値:3→撃破!)
場の空気に流されることのない精神力!迷いのない一撃!
ゾンビの一体が苦鳴をあげる間もなく沈黙した……残り3体。
死者の群れが前衛と激突―――乗客ゾンビA、Bはデヴィットとエルファに[近接攻撃]。
乗客ゾンビCは千尋に[射撃攻撃]を行う!
DeadlineHeroes : (3D6+1) → 11[3,6,2]+1 → 12 → デヴィットに2点のダメージ!
DeadlineHeroes : (3D6+1) → 9[4,4,1]+1 → 10 → エルファに3点のダメージ!
DeadlineHeroes : (2D6) → 9[5,4] → 9 → 千尋に2点のダメージ!
「「ガアアアァァァァーーーーーーッ!」」
死者の牙が、爪が殺到する!
……残るは行動値0―――デヴィットと千尋の行動だ。
215
:
『さらば海神号』
:2018/03/22(木) 23:53:51
(★乗客ゾンビCは射撃攻撃前に後退したものとして扱う)
___________________________________
───────────────────────────────────
●戦場
〈敵後衛エリア〉:
音斑潤、乗客ゾンビC
〈前衛エリア〉:
乗客ゾンビA、乗客ゾンビB
エルファ、デヴィット、諒歌、
〈PC後衛エリア〉:
六花、千尋
___________________________________
───────────────────────────────────
216
:
『さらば海神号』
:2018/03/23(金) 00:00:30
>>214
(★エルファへのダメージ算出は一旦破却)
217
:
エルファ・由美・ガルフ『ここは、冒険者の酒場』
:2018/03/23(金) 00:04:31
すまんな。
【藤代六花への絆】に[喪失2点]を受け、《守りの加護》を宣言。
其方の攻撃ダイスを1個少なくするぞ。
演出的には……まぁ、『騎士シルヴィア』が現れ攻撃を阻まんとする、といった具合だ。
218
:
『さらば海神号』
:2018/03/23(金) 00:10:15
DeadlineHeroes : (2D6+1) → 8[3,5]+1 → エルファに2点のダメージ!
『――ギィンッ!』
銀閃が獰猛な牙を打ち払うが、ゾンビたちはひるむことなく群がってくる。
……残るは行動値0、デヴィットと千尋の行動だ。
219
:
明日華・デヴィット『ブラジリアン柔術 セオリー&テクニック』
:2018/03/23(金) 00:41:31
【生徒会長に選ばれた】に2ダメージ(残り1)
「……」
『デヴィットさん何を迷うことがあるんだ……』
分からない。何も感じない。
だがそのままでいいのだろうか。
何か、このままでは足りていないのだ。
「……ふっ!」
迷いを捨てるように組みつきに行く。
ゾンビAに[近接攻撃]Lv1
diceBot : (3D6) → 11[4,1,6] → 11
「極めたら……即、折る!」
立ったまま相手の肩を外し、腕をきかないようにして顔面を殴りつける。
220
:
『さらば海神号』
:2018/03/23(金) 00:48:37
乗客ゾンビA(ダメージ-1/耐久値:1→撃破!)
『――グシャアッ』
流れるような動作で、ゾンビの四肢がねじり折られた!
痛みを覚えず幾度打たれても立ち上がる死体であろうとも、
物理的に関節を破壊されてしまえば動くことは叶わない!
潤:
「邪魔……なんでいなくならないの!」
221
:
吉祥院諒歌『幼女戦記』
:2018/03/25(日) 00:53:06
「えーと、千尋さんだったかしら?」
「これ貸すわ、多少はマシになるでしょ?」
今回なんかゾンビは地面で叩き潰したのでライフルを貸してあげやう。
【阿吽の呼吸】使用、トラウマ入りエルファの絆にトラウマ5点。
!:ダイス合計:2 (1D6 = [2])
怒りの感情が欠落し、欠落2になったため【再誕】を宣言。
!:ダイス合計:10 (2D10 = [2 8]
成功したので1の好奇心にあふれていたを全回復!!哀の感情が復活!
さあやるんだちっひ!!
222
:
太刀川 千尋『王とサーカス』
:2018/03/25(日) 01:39:32
,' / ´ -‐ 、`ミニ三三三三三ニミ、
Y´  ̄ ‐- _ 、_ `ミ三三三三三ミヽ
/,..-‐::::''''t=‐- 、〃ミ≧ 、 `\`ヽ三三三三三ミ、
. r ⌒ヽ::::::::::::/ _ λ三三三≧、 ` . ,,‐、三三三三ミゝ
/ }:::〃 ''´ ̄ `ヽ乂三三三三≧ ゙.米.;i 守三三三ミ、
ハ ∂ // 〆⌒ ≧、ヾ三三三三三ヽ`´ ヽ ヽ三三ミ;;i
{ ゛ノ カ ゝ 、 λゞ\ヽ三三三三ヽ ヽ `ミ三三ミ;i
i ヘ〃 、 ヽο ノ ノ ー=久丶三三三:心 `、 i三三ミ;}
ゝ } 、¨` ´ ゙〈 、ヽ三三刈 } } !三三/
__、..-‐ ,' / , ‐ _`ミメ、ヽ三/ jト /三}/ 『これは、かたじけない』
:;:;;:;:≧ / /iヾ、´ `ヽ、 ` x、、_ 爪 /ミ乂
ilil;;:;:{/ { ヽ、 κ- 、ヾ \ ο λ リ`ゝ,_圦 〆 『記者風の女』の姿は消え、ライフルを受け取ったのは『大柄な軍人』。
ililil::::;:l ヤ χ` 、 i、/i'/ ヽ/ , ′χ'" 慣れた手つきで銃身を握り、槌を振るうように構える。
::;ililili:ヘ ∧ ヽ、 ヽ、 ^‐' / イ`ヽ
:ヘi::::::::.:ヘ_ ∧ ヽヽ、ヽ、 /ム/ , '
::::i:liii:::i::::::ヽ ∧ \ヽ ヽ /-‐' _/
:;:;;:;:;ilil;;:;:;;:;:;;:. ∧ 丶ゞ}、 _ , _, .′-ー-- 、
::::::::::::::::ilili;.:.::::::::::ヽ , -‐≦¨::::::::::::::¨≧ 、::::::::::::::::::ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ´:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;::::::::::::::::::::::::::;:;;ヽ::::::::::::::
「……ラジェスワル准将」
『君の子守は彼女の領分。本来は私が手を下すことはないのだが、そうも言っていられない状況だな』
前衛へ移動し、吉祥院より借り受けた[近接攻撃]で判定!
対象はゾンビB!
diceBot : (4D6) → 11[3,1,4,3]
diceBot : (2D6) → 11[6,5]
成功数3!
「……なんだよ、さっきから」
軽薄な笑みは消え去り、その顔には困惑と憤りが交互に浮かぶ。
「捨てるだとか、投げ出すだとか……!」
「そんな簡単に手放せるほど、何もかも捨てて引きこもってしまうほどに、」
いつもなら飲み込むはずの言葉も、その蓋はすでに失われた。
「僕を疎んでいたなら、そう言えばよかっただろ……!!」
溢れ出す怒りは、その矛先を自身へと向けた。
彼女を鳥籠に押し込めたのは。
そこに閉じこもらせたのは。
他でもない、自分自身だったということだ。
223
:
『さらば海神号』
:2018/03/25(日) 02:29:55
乗客ゾンビB(ダメージ-1/耐久値:3→1)
デヴィットに食らいつかんと迫っていたゾンビがなぎ倒された。
潤:
「――――言えるわけなかった!……!」
千尋の叫びを受け、傷を抉られたかのように顔を歪めた潤が叫び返す。
発した声の大きさに、潤自身が驚いた様子を見せていた。
「きっと……自分から言うのが恐ろしかった。好きなのも、嫌いなのも」
「先に手を離しちゃったのが私の方だなんて、思いたくなかったから」
「チーを傷つけたくなかったから……チーに悪役を押し付けたのかな」
「矛盾してるよね」
___________________________________
───────────────────────────────────
●戦場
〈敵後衛エリア〉:
音斑潤、乗客ゾンビC
〈前衛エリア〉:
乗客ゾンビB
エルファ、デヴィット、諒歌、千尋
〈PC後衛エリア〉:
六花
___________________________________
───────────────────────────────────
●全員の行動が終了――→2ターン目
([行動順判定]を行い、このターンの「行動値」を算出せよ)
224
:
藤代 六花『エデンの欠片 機械言語版』
:2018/03/25(日) 23:58:09
とりあえず行動順判定しておきましょうか。
diceBot : (3D6) → 5[3,1,1] → 5
あ、汚染が2溜まりました。
225
:
明日華・デヴィット『ブラジリアン柔術 セオリー&テクニック』
:2018/03/26(月) 01:16:45
【生徒会長に選ばれた】のトラウマが5点となったので記憶の欠如
《再誕》を使用。守護星は0.6.8
diceBot : (2D10) → 11[2,9] → 11 失敗
diceBot : (1D6) → 4
楽の感情を失った。
「……なんだよ。どっちが手を離したとかそんな……もう一度手を伸ばせば握れるはずなのに……」
それはぽろりと落ちたつぶやきだった。
「誰が歯車を狂わせたのか。誰が悪いのか。誰が被害者ぶっているのか……」
「デヴィットだよ〜」
髪をかき上げて笑う。
何も楽しいことなどない。ただの作り笑い。だがそれもすぐに終わる。
「取り繕うのもやーめた。ワタシが浮気者で、ゲスの極みで、ろくでなし」
「そう。アナタだけじゃない。誰にでも愛されたい。誰かと繋がりたい。過去がないもの。背景がないもの」
「ただ存在証明したいだけ」
平坦な言葉。何かが零れ落ちているような気がするのにそれが何かは分からない。
きっと自分も重い荷物を下ろしているのだろう。
「でも分かった。ワタシのやり方、最悪。嫌われて当然。モラルハザード」
「その上、幼馴染たちの心にジェラシー。もしかしたらワタシが一番ルサンチマン」
「潤。捨てるよ、全部。それに本当に君の事を想っているのが誰か、分かったろう。別れの言葉もいちいち用意しない」
どうあがこうと自分が悪いのは明確だ。
だがそれがどうした。だったらそれを償って前に進むだけだ。
「愛されたくて、愛に恋したガイコクジン。それがワタシ。ただケジメはとる」
口を開け、舌を出す。
精いっぱいの力で舌を突き出して歯で挟んで固定した。
「ふぁへ(やれ)」
象徴体。ブラッドライン・オブ・デュエルに顎を蹴り上げさせる。
舌を噛み切れないだろうか。多分噛み切れてもすぐには死なないと思われる。
(どうせ二枚舌。一枚くらいくれても怖くない)
[行動順]
diceBot : (3D6) → 7[1,4,2] → 7 成功数1
226
:
エルファ・由美・ガルフ『ここは、冒険者の酒場』
:2018/03/26(月) 22:26:23
私の行動順は……
diceBot : (3D6) → 8[1,5,2] → 8
【1】だな。振るわん。
227
:
吉祥院諒歌『幼女戦記』
:2018/03/26(月) 23:32:09
では好奇心にあふれてたにトラウマ二点しつつ高速移動。
!:ダイス合計:12 (3D6 = [3 6 3])
!:ダイス合計:7 (2D6 = [2 5])
行動値【2】だ。
228
:
太刀川 千尋『王とサーカス』
:2018/03/26(月) 23:55:55
diceBot : (3D6) → 12[6,1,5] → 12
行動値2!
229
:
『さらば海神号』
:2018/03/27(火) 00:18:37
(★現在の汚染:12→14)
「なに―――してんの!」「いまさらそんな事いったって……」
天から降る雨のように分け隔てなく、選ぶことなく愛を注いだデヴィットと、
植物のように降ってくるがままの愛を受けていた潤。
先に差し出したと思いたかった千尋と、相手から別れを告げさせようとした潤。
きっと彼女と2人は表裏一体、鏡写しの存在なのかもしれない。
それだけに―――ディヴィットの自責は、同時に潤を厳しく苛む。
彼女は自分の醜さを見せつけられているに等しい。
……いや、これはデヴィットが潤をひとりの人格と認めての行動だ。
ならば「流れるに任せた醜さ」の鏡像の中に取り残されるのは潤ひとりだ。
【行動順
行動値(3)千尋、潤
行動値(2)諒歌
行動値(1)デヴィット、エルファ、乗客ゾンビ
行動値(0)六花
(行動順3、千尋の行動からスタート)
230
:
『さらば海神号』
:2018/03/27(火) 00:36:42
【行動順】
行動値(3)潤
行動値(2)諒歌
行動値(1)デヴィット、エルファ、乗客ゾンビ
行動値(0)六花
行動順3、潤の行動からスタート!
潤は前衛エリアへと移動し、デヴィットへ[近接攻撃]を行う。
デヴィット目がけ、投影体バックマン神父が猛然と襲い掛かる!
_r≦三三\
(/二二ニ\)ニ\
__/ニニ/ニニ\)ハ _n
/〉n_ /_人ニニニ=\ \ニ\} , -----、nリ)〉
{_∨{_______/ {ニニ\\ニニ=\} } } {_/二} )=/ バックマン神父:
{=(ニニ{ニニニ//{\ 人三三\\ニニニ} /=ノ⌒/ ̄ ̄ ̄ 『終末を目の前にして、悔い改めようとも遅い!』
 ̄ ̄\____{ニ{ニニニ}___}二} }ニニ/}ニ} / 『キサマは煉獄行きだ――――――!』
\{ニ=//二ニニ∨∨ニ// } /}
\_{ {ニニニ/⌒V }ニ{ { /}//__,/
V∧l|戈⌒〈l}//{{ ̄ ̄ニ//}/ BlindMythos : (4D6) → 13[6,1,4,2] → 13
(ヘトt=ァ f }ニニ{⌒\ニ// →デヴィットに2点のダメージ!
`\{ 」/\八__/ヘ
 ̄ `¨¨¨\ニニ∧
∨ニ}
∨=}〉
喪失が発生しない場合は行動順2、千尋と諒歌の行動だ。
231
:
明日華・デヴィット『ブラジリアン柔術 セオリー&テクニック』
:2018/03/27(火) 01:10:07
「いはっ! (いたっ!)」
「へえ(ねえ)」
『君に今までした以上にひどい事をする』
女性の恋人が出来たに2点トラウマ(現在3点)
232
:
太刀川 千尋『王とサーカス』
:2018/03/28(水) 01:28:52
ゾンビを対象に[近接攻撃]で判定!
アクロバットダイスを2個使用!
diceBot : (4D6) → 16[1,4,5,6] → 16
『――――喪失って、そこまで取り返しのつかないものかしら?』
『大柄な軍人』がゾンビを事もなげに打ち払い、アーキタイプは再び元の姿を取った。
彼女は、ベルーフ。
その名は、記録を拾い上げ、残し、そして伝えることを天職とする者を意味している。
『彼は、確かに失ったわ。とても重くて、苦しくて、けれど大切だった記憶』
アーキタイプが、その本来の持ち主の記録を共有することはあるのだろうか。
彼らは、あくまで禁書に宿った象徴体。
脳も心臓も持たぬ、ただの幻にすぎないのだ。
禁書に記された情報を元に構成された、意志持たぬ偶像。
『……けれど』
禁書の名は、『王とサーカス』。
彼自身がその才を自覚できずにいた程には、禁書としては未完成のものだった。
何故か――――その禁書は、他ならぬ少年によって書き上げられたものだからだ。
太刀川 千尋は、禁書の所有者にして、その著者でもあったのだ。
その上で。
アーキタイプが、持ち主に関する特定の記録を共有することはあるのだろうか。
____ ___
´ `丶 `
. : ヽ
,
. / :. 『拾うことは出来なくても、新しく作ることは出来るでしょう』
′
. i .| .! }
. | | !.:|___{ Yヽ |__ 例えば――――その禁書が、一人の少女を思って書かれたものだとしたら。
. L ノ斗¬V/ |〕 | 厂}
ヽ苅 } 〈/ }i: | /<
. 〉 | |_ノ /\__) 『過去は、現在を縛るための鎖なんかじゃない。
< | | | / | \〉 未来へ登るための、階段となるべきなのだから』
__, | | | ./ |尨 ヽ
` 、| | |/ | |乂 人 『あなたが彼らを思うのなら、これで終わりだ、なんて考えないで』
_ -=ニ二/ / /} , 尨 ヽ
⌒ヽ=ニニニ/ / /=l ′乂 人
/ >≦′ / /ニ,′ ', 尨 ヽ 象徴体は、語るこそ自分の役目だと言わんばかりに、振り返り、
/ -=ニニニ/ ′ ,/ニ/ 乂 人
z≦ニニニニニ,/ / /ニ/ i≧ 、 尨 ヽ
. /iニニニ=≧/ / /ニニ/ / |ニニニヽ乂 人 『諸先輩方。……ご迷惑を、おかけします。
. //lニニニ=/ / /ニニ/ / // |==,=={ 尨 ヽ もう少し、私の主にお手を貸してくださいませんか?』
. // l== / / /ニニ/ / // |Ⅳ=ニl .乂 人
意外なほど、物腰柔らかに尋ねてみせた。
233
:
『さらば海神号』
:2018/03/28(水) 01:51:26
乗客ゾンビC(ダメージ-0/耐久値:3→撃破!)
『A…aaaaaa……!』
潤:
「なによ・……そいつは……!」
「物語なんてただの逃避先でしょ……!?」
物語(ゾンビ)を成立させる概念を砕く一撃を受け、ゾンビの最後の一体が消滅した。
残るは投影体のバックマン神父――それを操る禁書『Oceanus』を手にする潤一人だ。
(★次は行動順2、諒歌の行動となる)
234
:
吉祥院諒歌『幼女戦記』
:2018/03/28(水) 22:42:21
好奇心にあふれていた、人望が厚かったに喪失2点、ちやほやされたにトラウマ一点いれていつもの7個ダイス。
「――――で。」
「言い残すことはあるかしら?」
!:ダイス合計:13 (7D6 = [1 1 1 1 5 2 2])
!:ダイス合計:11 (2D6 = [5 6])
3点の理ダメージ、あとビット5取得!
ライフルの銃口を潤の腹にねじ込んでいくぅ!
235
:
『さらば海神号』
:2018/03/28(水) 22:55:26
潤(防御値:1/耐久値:7→5)
バックマン神父:
「っ!少々気が早いのではないかな」
ライフルによる突きをバックマン神父が受ける!
拳打で弾き逸らされたライフルは神父の肩を突いた。
重い一撃に投影体の像が歪むが――致命打にはまだ遠い。
次は行動値1、デヴィットとエルファの行動だ。
236
:
エルファ・由美・ガルフ『ここは、冒険者の酒場』
:2018/03/28(水) 23:36:14
まず固有守護星は……
diceBot : (1D10) → 9
……8か9。5,2,0が指定数なので失敗だな。
仕方ないので、[近接攻撃Lv1]で潤を攻撃しよう。
diceBot : (3D6) → 11[6,3,2] → 11
【アニメに夢中だった】に[喪失2]を受け、《冒険の先導者》で『2,3』を振り直し。
diceBot : (2D6) → 6[3,3] → 6
リロール!
diceBot : (2D6) → 7[1,6] → 7
合計で【2成功】だな。まぁまぁだ。
「HAHAHA、後輩に頼られちゃ仕方ない!」
「行くぞアカヒゲ! さっさとクライマックスを済ませよう!」
『ガハハ! リソースの問題もあれば、会場時間の問題もあるからのう!』
二人で笑いながら、大振りに斧を振り回す。
「そうとも――――物語は逃避先かもしれない」
そう、そうだ。
エルファ・由美・ガルフにとって、“物語(ゲーム)”は逃避先だった。
日本人とイギリス系アメリカ人のハーフとして生まれ、アメリカで育った。
常に馴染めない感覚があった。人種のサラダボウルと呼ばれるあの国でも。
なんとなく、他の友人たちとの隔絶を感じていた。
「……かもしれないが、だからこそ真剣にやらなくちゃあな」
「真面目にやらなきゃ、どんな遊びもつまらない!」
だから彼女はゲームに逃げた。
それがエルファの始まりだった。
――――友達ができたのだ。
ゲームを通じて、共に物語を紡ぐ友人たちが。
生憎、エルファが日本に引っ越す時に離れ離れになってしまったが……かけがえのない友人たち。
今も覚えている。
この記憶だけはと、大切にしまいこんでる。
毎日のように、真剣に笑って、遊んで、卓を囲んだあの記憶。
もし、この記憶を忘れても――――確信がある。
また新しく、楽しい卓が囲めると。
この確信だけは、どんな記憶を失おうと、最後まで持ち続けていよう。
だから――――こんなところで、終わるわけにはいかんのだ。
「――――真面目に遊んで、次のセッションを始めようじゃないか!」
237
:
『さらば海神号』
:2018/03/28(水) 23:52:10
潤(防御値:1/耐久値:5→4)
バックマン神父:
「ぐっ!」
諒歌のライフルを抑え込んでいる神父に追撃が入り、また像が揺らぐ。
硬い!これまでなぎ払ってきた有象無象とは物語(ソンザイ)の密度が違う。
だが、確実にダメージは蓄積されている。
……気づけば炎はパーティホールじゅうを包み込み、あちらこちらで壁や天井が焼け落ち始めている。
汚染の侵攻が限界に近付いているのだ―――もう時間がない。
(行動値1、デヴィットの行動だ)
238
:
明日華・デヴィット『ブラジリアン柔術 セオリー&テクニック』
:2018/03/29(木) 00:52:27
『私は積み重ねられた歴史そのものだ』
ブラジリアン柔術。
イギリスとは遠く、日本からも遠い彼の地に伝わる武術。
もしくは日本から流れ戻ってきた武術。
なぜその本がデヴィットの力となったかは分からない。
……もしかすればそれは憧れかもしれない。
過去のない、背景のない男が憧れていたのかもしれない。
『逃避ではない。回顧だ』
【恋人】を2点喪失し《ガード崩し》を使用。
自分の[近接戦闘]による攻撃判定によるダメージをエネミーの防御値を無視して与える。
【太刀川 千尋(愛情)】を2点喪失し《豪打》を使用。
自分の[近接戦闘]による攻撃判定のダイスを+1。
[近接攻撃Lv1]で潤を攻撃。《豪打》の<属性:光>によって[近接攻撃]のダイスを+1。
さらにアクロバットダイスを2ついれて+4して判定する。
, 'i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:.
. /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:.
/i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:`ヽi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:、
{i:i:/ /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:\\i:i:i:i:i:.`ヽ
///:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\\:i:i:、
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. く く }i:/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}i:i{ {:i:/ /
/\\i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}i:i:i\\/
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〉 // /i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:// // `ヽi:i:ヽ
. {ヽ /i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i,'| | <> / }i:i:i:i:i:.
. {/i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ | |. || / iト、i:i:i:}
/i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ | | ヾ/ } i:i:i:i}
/i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:{ | | { } /i:i:i/
diceBot : (7D6) → 26[2,4,3,5,4,5,3] → 26
diceBot : (6D6) → 23[3,5,6,3,2,4] → 23
成功数6
攻撃をかわしデヴィットは潤を抱きしめた。
「もう、はにを言ってもむららけど(なにを言っても無駄だけど)」
「ほんほに(ほんとに)、愛してたんだと思う。だから、ごえんね(ごめんね)」
「ひひろはんとひあわせになりな(千尋さんと幸せになりな)」
そういって彼女を突き飛ばそう。
デヴィットは自身の禁書を読み解き、柔術の技術や知識、またあらゆる格闘技の知識を身に着けた。
あらゆる寝技を知ったデヴィットが好んだのは、下からの攻めと後ろからの攻めだ。
『介錯しよう……』
バトル・オブ・デュエル。決闘の血統の名を持つ象徴体が動く。
神父に飛びつき巴投げ。そのまま自身も後方に転がり飛び上がる。両足による踏み付け。
両手首を掴むことで防御をさせない一撃を加える。
そしてそのまま腕ひしぎ十字固めに移行して、へし折る。
239
:
『さらば海神号』
:2018/03/29(木) 01:19:55
潤(防御値:1/耐久値:4→撃破!)
潤:
「デヴィット、わたしはっ……!」
潤が言葉の先を紡ぐ前に、その身体が突き放される。
バックマン神父:
「くおおおっ!やめろおおおおォ――――――!」
『――――――――パキィィィン!』
薄い硝子の器が打ち砕かれたような高い音が、ホールに響きわたる。
バトル・オブ・デュエルの極めによって、バックマン神父の右腕が肩のあたりから引き抜かれていた。
なおも抵抗を続けようと上体を起こす神父だが、肩の断面から血のように文字の羅列が噴出する。
バックマン神父:
「『捨てる』のではなく『送り出す』のか……キミは……」
「……楽な航海ではないぞ」
バックマン神父の像が解け、霧散する。
同時に『Oceanus』を表示するスマホを掲げていた潤の腕も、がっくりと落ちる。
(★戦闘終了!EDパートへと移行します―――――)
240
:
『さらば海神号』
:2018/03/29(木) 23:24:45
エンディングA:藤代 六花、エルファ・由美・ガルフ、吉祥院 諒歌
現在の汚染:14→0
――――――――――――――――――――――――――――――
―――事件翌日。
ここは桶矢市の中央に存在する、市民センターの小会議室。
君たちは聖ビブリオの召喚を受けて、事件の報告を終えたところだ。
テヅカ チョウジ
テーブルの対面に座すのはこの地区担当の上位取締官、手塚 長治(41)。
手塚と君たちが挟むテーブル上には、潤のスマホを納めたアタッシュケースが置かれている。
手塚:
「……体調不良を訴える軽症者17名――取締官と禁書に触れた人間を除く数字だが」
「汚染の規模に対して、驚くべき被害の少なさだ。君たちの迅速な対応のお陰だな」
「施設の一部に損壊が残ったものの病院の運営にも支障ない」
/ ', :/ / \ Yi/ _,...、 } ヽ /
._ { \ :/ /`¨¨~``ヽ/¨´~ ヽ } _
_\ \ _,,... / / >  ̄ ) ', , \ 「今回の事件は、表向きは小規模な火災として処理される」
___ ,,/...... -‐ / ', '、
/ , -=ー- 、 _,,.. -‐ | ' .'、-- 、 「老朽化した配電設備からの出火という所に落ち着くだろう」
... / , -‐`ヽ、ー-.....,,__ __i_|_i_,,.......-‐::::::', '、
/ _.. \ヽ:::::::::::O::::::::/i::乂:::::O:::::::::::∧ ' 「ご苦労だった。藤代 六花、エルファ・由美・ガルフ、そして――」
.... / ´ \=三三彡'' l:::i ` =三彡′ハ '、
ノ__ 〉 ゞ′ //∧ '、__ ・
/ ):/::i ′ i:::/__/:} ,: \ 「今回も世話になったようだな。吉祥院 諒歌くん」
. / \/-`、| ;:/ } }
. / j! / `、r----------- -、:/ i、 } }\
-‐ j!/| /| 个 r┬┬┬┬┬, :;′| \ j }
..゙ムイ`、 `、 i/ .j/ |: ` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/: .i :'\ :У />
|/ `、 `、/ } \ /:,'|/|/ / /
.. `、 `、 } 丶_/ ′ / /
. `、 `、 i,} l ;′ / / \
/_`、 `、-、:´_ l ;′.| / / \
241
:
吉祥院諒歌『幼女戦記』
:2018/03/29(木) 23:49:39
「――――ええ、大体把握したわ。」
「あまり騒ぎにならないのはおかしいな、とは思ってた。」
思ってたわけど『そういうものか』と。あれ位の騒ぎはこの世界において『よくあることだ』と思っていた。
――――この常在戦場となる世界を持つ『禁書』に呑まれていたということか、私も。
「こんな風に揉み消せる位の巨大な組織があったのね・・・」
「今までにも何回か『彼女たち』みたいなのは見たことあるし、何人かとは話もしたことがあるわ。」
「とはいえその都度現場別れしてたけど、ね。今回みたいに呼ばれたのは珍しいわね。」
242
:
エルファ・由美・ガルフ『ここは、冒険者の酒場』
:2018/03/30(金) 00:00:40
____
,:.:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.:.、
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!:.:.:.:.:.:.ト、:.:.:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:./.:./!:.:.:.'|! ,/ヽ:.:.:.:.、!
!:.:.:.:.:.:.';.:.:.:.:.:.;.:.:.:.i:.:.:./:.:./ !:.:.;' レ'_ィキァl:i:.:.:.:ト、
!:.:.:.:.:.:.:.;ミ:.:.:.!:.:.:.:!:.:.:!:∠ニ!:.:/ ノ 'l゙ノ' i:l:.:.:.:!ヾ:.
ノ:.:.:.:.:.:.:.:'ト、:,イ:.i:.:.l:.:.:.ド=' :./ .' 、 ´ !:!i:.:.ノ ヽ
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! {'|:.;i:.:.!、:.:! !:' 〉 ィノl:./
..,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.弋ヘ!:ハ:.:!、ヽ! リ___,ィ┬―‐〟 「HAHAHA、刺激的な休暇でしたよ」
,:.:.:;:.:.:.:.:.:.ハ:.:.、:.) ヾヽ:!|` `、 `゚¨‐' ̄' ̄ 「アメリカ人らしく、賠償を請求したいところだね!」
!:.ハ:.:.:./ }:.ハし `.ヽ! ` ‐- ィ′
ゝ!.ヽ( ノ' ,-‐j ト、
/ ̄`ヽー、´ `ヽ. !、:.`ヽ'´ ̄ ̄ヽ
/ .ヽ \ \ ヽ ヽ:.、\`、=- 、
. / 、 i ヽ―、 __, |!、 ヾ. \
/ ィj | __`ト、、 /' ,i/\ \ i
, // ヽ j / :.ー、`0 <o ⌒ \ <
, Ⅵ / \ 、 ',. \ l_
{ / レ′ \ヽ ! ヽ!
〉 ,'::. ヽノ ヽ
,' ,:: oヽ ノ
懐から煙草を取り出して吹かしつつ、肩を竦めて笑う。
思えば休暇でリッカと一緒に買い物に出かけていただけのはずなのだが、急なエマージェンシーであの有様だ。
「悪くない卓ではあったが、何度もは座りたくないな」
「どうもダイスの調子が悪くて、精神衛生上よろしくなかった。HAHAHA!」
対応は迅速だったが、現場は散々だ。
結構、ギリギリの戦いだった。もう少しで死人も出てたかもだ。
「“拾い物”がいくつかあったのは、幸か不幸か」
「どんなキャンペーンを経験してきたかは知らんが、このレベルの“野良”とは……」
243
:
藤代 六花『エデンの欠片 機械言語版』
:2018/03/30(金) 00:17:55
「とりあえず、こちらで聴取した分に関しては、後ほど本件の報告書と合わせて提出します。」
「と言っても、大した情報はありませんでしたけどね。」
まさかこんな形でテロリスト予備軍を確保することになるとは、全く思っていなかったわけで。
というか休日に2件立て続けの後でこれとか、もう勘弁してほしい所である。
TBファイラーに休みなしとはよく言ったものである。人手が欲しい。
「―――もみ消してる、とはちょっと違うんですよね。」
「禁書災害が終息した後、汚染されていた地域は世界の常識に合わせて修正されるんです。」
「でも、汚染のレベルが上がるにつれて、この“世界の修正力”が追い付かなくなって、色々歪みが出ちゃうんですよ。」
「私達はその辺のズレに、常識的な説明を付けてるだけです。基本的には、ですけど。」
実際そんな社会的影響力があるなら、もっと色々楽できるわけで。
世の中はままならないものである。
244
:
『さらば海神号』
:2018/03/30(金) 00:59:01
手塚:
「証人台に船員のゾンビを立たせてみるかね」
弁護士の象徴体が必要だなと、手塚は苦笑する。
聖ビブリオ本部でのレート査定の後、今回の功労者には然るべき報酬が支払われることだろう
共に戦った非正規の禁書使い達にも……口止め料なども兼ねて。
「単独での重汚染領域制圧、禁書はその場に残され、TBファイラーの姿は無し……」
「どこの組織の手によるものか謎だったが、報告を受けてようやく納得いったよ」
聖ビブリオは今回の報告を受け、諒歌は禁書使いとしては『良性』であると判断したようだ。
いくつかの講習を受ける必要はあるだろうが、禁書の没収や拘束の心配はないらしい。
「世の中には、知るべきではないことが存在するのだよ」と、手塚は六花の説明を繋ぐ。
「覆水盆に返らず、火の通った卵は生卵に戻らない」
「結末を知ってしまった推理小説を、初見と同じ気持ちで読むことはできない」
手塚は手元の関係者資料――デヴィットと千尋、潤のプロフィールが記載されたそれを手繰っている。
245
:
『さらば海神号』
:2018/03/30(金) 02:13:54
手塚:
「彼らには残酷な結末となってしまったな……。今後の経過報告もよろしく頼む」
六花の口頭での報告を記述した紙と共に、資料をファイルに収納する。
「藤代くんの言う通り、禁書が閉じられれば“復元力”が働く」
「倒壊した建物は修復され、人々は記憶の辻褄を合わせ、時には物語の中で死んだ者すら蘇る」
「だが、重度の汚染に晒された歪みは、どうあっても戻らない」
「速やかに禁書を回収し、誰かが欠落を埋めねばならないのだ」
なにより、禁書使いは汚染領域内で起こったことを忘れない。
ならばあの少年少女も――――――
「吉祥院くん、聖ビブリオは優秀な禁書使いを必要としている」
「世界の真実の担い手となれる者は少ない。今後もどうか我々に力を貸してほしい」
246
:
吉祥院諒歌『幼女戦記』
:2018/03/30(金) 22:15:57
「愚問ね、私の名前は吉祥院諒歌。吉祥院家の吉祥院諒歌よ。」
「人を助けるのに否やはないわ・・・それに。」
「お世話になった人にお礼もいいたいしね。」
東條・ヨアヒム・帯刀・・・彼はきっとここの構成員だったのだろう。
ならばいずれ会うこともあるだろう・・・色々と助けてもらった恩はある。
いずれお礼を言わないとな。
247
:
エルファ・由美・ガルフ『ここは、冒険者の酒場』
:2018/03/30(金) 22:47:01
「――――だが、同じシナリオで遊ぶことはできる」
「出来のいいシナリオならね。何度やっても、同じセッションにはならない」
「それはそれで楽しいものさ」
知らない方がいいこともある。
だが――――知ってしまったから、全てが終わるわけではない。
紫煙を吐き出し、エルファはシニカルに笑った。
「ミス・キッショーインにせよ……あの三人にせよ」
「また楽しい卓が囲めればいいと、私はそう思うよ」
そしてそれはきっと、そう難しいことではないのだ。
きっと、多分。
つまり――――――――――――
「――――――――――――というわけで、卓の予定を立てたいので代休を貰っても?」
――――TRPGは最高だ、という話だな!
248
:
藤代 六花『エデンの欠片 機械言語版』
:2018/03/30(金) 23:43:53
「魔女裁判の法廷で良ければ、すぐにでも用意できるんですけどねー。」
冗談めかして言ってみる。
そう言えば休日だったんですよね。
休日とは何ぞやと問いたくなる顛末でしたけど。
「まあ、その辺は当人同士で解決していただくほかないと思います。」
「ああいうのは、部外者が口を出しても解決しませんし。」
「最近、出動多いですよねぇ―――少しは落ち着いてくれるといいんですけど。」
「そう言う訳なので、代休の正式な申請とかもありますし―――報告書の方、纏めに戻りますね。」
さすがにこれ以上面倒事も無かろうし(願望)、私は最後の作業を片付けに戻るのであった。
249
:
『さらば海神号』
:2018/03/31(土) 00:07:53
手塚:
「良き出会いに感謝を。聖ビブリオは吉祥院 諒歌を会員に迎え入れられることを誇りに思う」
「クラブ会員――表の方だが――としての登録手続きや、講習の日取りについては後日連絡しよう」
「今回は激戦だったようだからな。存分に羽を伸ばしてくるといい」
「藤代 六花、エルファ・由美・ガルフの両名は本日から1週間、待機期間とする」
TBファイラーは、精神を削りながら戦う仕事だ。
領域の汚染に身を晒し、自身の禁書を解放するために精神を燃料とする。
取締官自身が自制を失い、禁書の力を暴走させてしまう二次被害を避けるべく、
常日頃から精神の安定化を心がけねばならない………今は休暇を楽しむことが一番の仕事だ!
「いつも、急な要請に応えてくれるキミたちには、感謝しているよ」
『エンディングA:藤代 六花、エルファ・由美・ガルフ、吉祥院 諒歌』 ――→ END
250
:
『さらば海神号』
:2018/04/04(水) 23:54:19
エンディングB:明日華・デヴィット、太刀川 千尋
現在の汚染:0
――――――――――――――――――――――――――――――
事件から数日後。
約束してか偶然か、君たちは2人そろって潤の病室を訪れた。
病室に潤の姿は無くベットもきれいに引き払われている。
2人の背後から声がかかる。
ヽ、
-‐¨ ̄二, ー .、
x,"_ \ \
/ 〉 ≧=
/ | 、 .ヽ
. ′ j {=\ 、 i | i
ノィi /ヘ、 ,>笊ヾr一 N j
. 八 {/笊 '" └'’ } /} 「あなたたち、この前の事件の?」
\:、‘┘, ノイ /.ノ
八 r 、 // \ 「音斑さんの『移送』でしたら、今朝もう終わりましたよ」
. //{>、 ` ’ ,//{>.┐、\
. //{ \_>イラ∠/ | \
// />;;¨ ̄;;(゚レ/~/ ,,,」 ヽ
// //{;;;;/;;/1;; }Λ,// V 「もしかして、彼女から知らされてなかったんですか」
... _//.///´〈;;;;;//;;;;!;r1 \i \
.. /'// ヽ'’〉"..//└//;;r7.....| ,/{ ヽ ヽ
{/ j _ノ :{.....,′/.//7'./.......| ,/ ヽ | V
..../{ {,/___,Λ..{.{..i./ {..{..,′.....|,/ \ j,
..゙/ \rヽ_,/〉.、.、.{ \{...........|’ | ヽ/ ̄
. ,{ ̄ /〉、\\〔 ̄.........\ |/
||\ / ||σ三三三oァ、、/ `>‐<.
|i / |iσ三三三o}ミヲ / \
彼女はたしか事件の後、「メンタルケア」という名目で君たちの取り調べを行った聖ビブリオの取締官の一人だ。
取締官:
「荷物は自宅に郵送つもりでしたけど、直接いらっしゃったんなら……はい」
そう言って女医は持っていた手提げバックをデヴィットに手渡す。
バックの中身は、デヴィットが潤に貸していた本だ。
その本のうちの一冊に、四つ折りにされたルーズリーフがしおりのように挟まれている。
251
:
明日華・デヴィット『ブラジリアン柔術 セオリー&テクニック』
:2018/04/05(木) 00:21:37
「移送? いや、聞いてないな」
真っ赤な目でデヴィットが首を横に振る。
目の前に女性に感じることは何もない。
デヴィットの手に持ったスマホには多くの通知。
あの一件後、デヴィットは身辺整理と称して今までの関係をすべて無に帰そうと動いた。
関係をすべて断ち切り、その上で彼女に再び別れの言葉を告げるつもりだった。
その後はおそらく故郷であるイギリスに戻り、テムズ川にでも飛び込つもりでいた。
「千尋さんは聞いてます?」
「いや、聞いてたら来てないですかね」
そう言いつつ手提げバックを受け取る。
「ありがとうございます」
本など返してくれなくともよかったのに。
律儀な事だ。
「あ」
四つ折りのルーズリーフを抜き取って開く。
252
:
太刀川 千尋『王とサーカス』
:2018/04/05(木) 00:23:28
「……いいや、聞いていないね」
太刀川千尋は、空になったベッドを見つめていた。
驚きも、戸惑いもなかった。むしろ、もっと早くこうあるべきだったと思う。
「これは、僕たちは二人とも振られた、ということになるかい?」
へら、と薄ら笑いを浮かべ、デヴィットを横目で見遣る。
その言葉に、本気をうかがわせる重さはない。
ただ、冗談にしては軽すぎた。まるで、感情を入れ忘れたかのように。
互いが互いの鳥かごだったのだ。
閉じた世界の中で、リスクもない関係に安心しきっていた。
彼女は飛び立った。ならば、どこに向かったかは知るべきではないのだろう。
「色々と、お手数をおかけしました」
さんざん独りごちた後、ようやく取締官に恭しく頭を下げる。
「……でも参ったな。数えるほどしかいない、大切な友達だったんですが」
ルーズリーフは、覗かないようにする。
253
:
『さらば海神号』
:2018/04/05(木) 01:22:11
取締官:
「しばらくの間、他県にある聖ビブリオ傘下の病院に転院して経過観察ですよ」
「彼女、目を覚ました後に受けたメンタルテストの結果が散々でして」
「禁忌肢12点――ほぼ全問『わざと悪い選択肢』を選んだような結果です」
「精神的に不安定なことには違いないんでしょうけどね」
ルーズリーフには、丸みがかった筆跡で謝罪の言葉がしたためられていた。
『あの時の最後の言葉だけど誰かに任せて付き合う・付き合わないを決めるのは、もうやめました』
『真正面からフれるくらい強くなったら、その時は■■■■(この行はポールペンの線で塗りつぶされている)』
『正直、あの場面でああ言われたら付き合えるものも付き合えなくなると文句を■■■(この行は以下略)!』
『負けそうになって派手な盤返しをするのは■■■(以下略)」
……10数行に及ぶ愚痴を塗りつぶした痕が連なる。
書いているうちに筆が滑っていつものワガママが溢れた様子だ。
そして最後に一行。
『いつもありがとう。今度の動物園デートの約束破って、ごめんなさい 音斑 ゆん』
254
:
明日華・デヴィット『ブラジリアン柔術 セオリー&テクニック』
:2018/04/06(金) 00:02:48
「わざと……」
目を伏せる。
それについて口出しすることも考えることもしない。
そんな事をして何になるというのだろうか。
「……」
(もう真正面から振れるほど強いよキミは)
(結局、真の意味で愛されていたわけではないのかな)
お互いがお互いを掴みながら汚泥の中に沈もうとしていたわけだ。
そこに真となる芯があったかは分からない。
ただそんなことももうどうでもいいことかもしれない。
(……いいか)
「千尋さん。この本、貰ってください。ほら、なんていうか。アナタにも読んで欲しいし」
「それとワタシは自分がその数えるほどしかいない友人に入れてみますか……いや、止めときましょう。ワタシの事など好きではないだろうし」
「嫌いではなかったとしてもどうだっていいでしょうし」
首を回し、目を閉じる。
目が痛い。ずっと液晶とにらめっこだったから目が疲れている。
(……)
スマホで潤に電話をかける。
多分、出ないだろうからその時はチャットアプリでメッセージを入れておこう。
【ありがとう。ルーズリーフを見たよ。字を消す必要なんてなかったのに】
【それと、楽しかった。これは取り繕いでもご機嫌伺いでもない事実】
【じゃあ、さようなら】
相手が見たかどうかを確かめる必要はない。
ただ、そう伝えて別れたかっただけだ。
255
:
太刀川 千尋『王とサーカス』
:2018/04/08(日) 23:59:48
「『わざと悪い選択肢』ですか」
不器用なところは変わりないようで、それは少しだけ安心する。
優等生を辞める、という彼女なりの決意表明なのだろう。
それにしたって、些か極端が過ぎる。
「しかし……恋人とはいえ、メッセージは君にだけかい」
「あまり目立たなかったかもしれないが、僕だって体を張ったんだけどね」
意地の悪い笑みを浮かべ、デヴィットを小突く。
差し出された本を、拒むこともしない。
「……? まあ、君がそういうなら貰っておくけれど」
受け取った本を学生鞄に仕舞い、部屋を背にする。
この部屋は、もうただの部屋だ。用が無ければ去るべきだ。
「……あのなあ、デヴィット」
デヴィットの最後の言葉には、振り向かずに答えた。
こういう言葉を吐くときは、あまり顔を見られたくはない。
「前々から思っていたことだけれど、いい機会だから言っておくよ。
恋だとか、友情だとか、そういう大切な関係はだな……
大切だから、うっかり壊してしまわないように、しまっておきたい人間だっているんだ」
「……僕も、潤も。答えになったかい?」
256
:
『さらば海神号』
:2018/04/09(月) 23:33:01
『 [既読] 15:42 』
数分遅れてデヴィットの送ったメッセージに既読マークが付く……返信はない。
彼女が千尋の言うような人間なら、これ以上の感情が零れてしまわないように、
手紙にメッセージを託したのかもしれない。
それでも盛大に筆が滑ったようだし、その痕を消さずに送ってきたが。
『――ピロリン♪』
同じタイミングで、千尋のスマホにSNS通知が表示される。
送信者は潤――メッセージ欄にはURLが貼られている。
……『Oceanus』の言語版の物理書籍通販ページだ。
『 オススメ。英語だけど 15:44 』
『 邦訳版は訳者がダメ。読むなら絶対原語版 15:44 』
『 読み終わったら今度はチーの小説も読ませてくれる? 15:46 』
もちろん彼女は君の英語の成績を知っている。
257
:
『さらば海神号』
:2018/04/09(月) 23:35:39
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
-Oceanus 432ページ-
ワイヤーが断ち切られ、■■たちを乗せたボートは投げ出されるように着水した。
水面が弾け、身を切るような冷たい海水が浴びせかけられる。
■■は寒さにかじかむ手でスターターワイヤーを引き、船のエンジンを始動させる。
「バックマン!」■■は最後にもう一度、オケアノス号の方を振り返る。
燃え落ちてゆく甲板で、炎の中に飲まれる人影が見えた。
-Oceanus 434ページ-
見渡す限りの水平線が広がっている。
バックマン神父の話通りなら、ここから陸まで数百kmはあることになる。
5人を乗せた救命艇は衛星のナビゲートもない、絶望的な航海へと漕ぎ出してゆく。
灰色に滲む空。
遥か西の方で、雲の切れ間から差し込む光が海面を照らしている。
「まずはあそこまで向かうとするさ」
■■は舵を切り、船首を西へと向けた。
〈了〉
258
:
『さらば海神号』
:2018/04/09(月) 23:40:26
★シナリオ終了 ――→ 回復と成長
・トラウマと喪失を全て回復する
この時、「感情後遺症表(251頁)」を振って後遺症を決めてもいい
・獲得した禁書ビットと禁書能力を喪失する
・任意の成長(186頁)をおこなう
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