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ダンゲロスSS3幕間SSスレ

136黄樺地セニオ:2013/08/27(火) 00:30:48
≪【救われた世界を俯瞰するもの】≫



「ぐっ、また失敗。……流石に無理があるのかしら?
 『モア・エンタングルメント(重ね合わせ)』。私の武器たるモア、そのものの強化創造。
 『強化複製した武器を融合し、わたしのためのただ一つの武器を作り出す』能力。
 でも、チャラ男に出来たのだから、私に出来ないはずがない。
 私の夢は世界征服。それは、世界が平和になった今でも、以前変わりなく――」



「どいつもこいつも、チャラ男なんかに影響されちゃってなっさけない。これだから大人は。
 ちなみにこれはエキシビションに出られなかったことへの僻みじゃないからな。
 宇宙ステーションに留まっていたオレだけが、この世界で唯一チャラ男粒子の影響を免れた。
 ちなみにこれはエキシビションに出られなかったことへの僻みじゃない」



「ヒヒヒヒヒヒ! おいおいテメエ、俺の扱い小さくねえか?
 他にもキャラごとに全体的に扱いに差がねえか?
 まあ全員分書くのは流石に無理あるもんなあ? 無茶しなきゃよかったのになあ?
 俺にここで言い訳して貰う気か? 甘ぇなァー甘ぇなァー!
 ヒヒヒヒヒヒヒヒ! ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!」
ギャラギャラギャラギャラギャラギャラ



≪【直にその影響を受けたものたち】≫



「あの、お客様。当書店は、そろそろ閉店の時刻でして……」
「ああ。……済まないが、この作品、一巻から最新刊まで、頂けるか?」
「え? ああ、はい大丈夫ですよ。……子供さんにですか?」
「いや、自分用だ。くく、そういう風には見えないか?」
「あ、いえ、失礼しました。この漫画は、大人から子供まで楽しめる作品ですからね」
「ああ……その通りだ。作者の悪い癖を含めても、屈指の名作だと思う。
 私はそれを、とあるチャラ男に教えられた。いや、思い出させて貰った」
「……お客様?」
「いや……失礼。そう……この作品は面白い。世界が平和であることと、同じように」



「……お世話になった人に、お礼を言いに行きたい?」
「うん。正直、あのあたりの記憶は曖昧なんだけど。ハルくんは覚えてるんだよね。
 だから、向こうがわたしのこと、覚えてなくても、お礼を言いに行きたいの」
「真面目だなあ、ちひろさんは。そんなところもかわいいけど」
「かわ、だから、からかわないでって、もう。……だめ、かな?」
「いや。いいよ、誰か、覚えている人いる?」
「あのね。……わたしのこと、チッヒーって呼んでた人、分かる?」
「やっぱりやめよう。ソイツは駄目だ。色んな意味で」


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