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ダンゲロス二次創作スレ

268仲間同志:2012/05/01(火) 03:21:57
>>267 の続き



――――――



「びっくりさせてごめんねー」

「あ、あの、僕のことはお気遣いなく……」

「私はホーネットやSucieじゃないんだから暗がりで触手の見分けなんてつかないわよ……」

「(私にも見分けはつきませんから……)」

ぶつくさと文句を言う葦菜をなだめつつ、偶然にも迷宮探索に来たという姦をパーティに加えた4名は、探索を再開していた。
姦と夢追は、以前、希望崎学園に転入してきたばかりの夢追に姦が周辺の道案内をしたという縁があったため、既知の間柄であった。
頼りなさげな言動とは裏腹に、確かな実力を持つ姦は重要な戦力となる。
特に、今回の敵との遭遇状況を考えると、この後に危険な相手とやり合う可能性が高い。
そんな理由からの急遽4名体勢探索であった。

そして、その作戦は功を奏することとなる。


***


「野生の熊!まほろ!危ない!」

「えいっ!」

「あっ!姦崎君!」

「僕が動きを止めている間に!」

「凄い!熊を絡め取った!」

((酷い光景だ……))


***


「あーっ!ドラゴン!!」

「ちょっと!あんたがいくらドラゴン好きだからって飛び込むんじゃないわよ!」

「わ、わかってるけどー」

「皆さん!危ないです!」

「やあっ!」

「ああっ!姦崎君!」

「僕が動きを止めている間に!」

「すすす凄い!ドラゴンを止めてる!」

((これは酷い……))


***


こうして姦の活躍によって、4名は無事にフロアの最奥まで到達したのであった。


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