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投下用SS一時置き場
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規制にあって代理投下を依頼したい場合や
問題ありそうな作品を試験的に投下する場所です。
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えっと、じつはぁ。
14日微妙なんすよねw
もし、15日になってたら、代わりに放送投下よろしくおねがします。
ここはアリス達につかうでしょうから、
放送決定稿を「没ネタ」に投下しときます〜。
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いや、ややこしいことせずにここに落としてくれ
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頼むから没ネタは没ネタ、試験投下は試験投下としてハッキリ住み分けてくれ
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1回目の放送
地図上に灯る無数の星。時折、星の一つが激しく明滅し、消えていく。星たちは何も知らずに瞬き続ける。
強く、弱く、時に互いを傷付けあう星たちの世界。その世界が夕闇に包まれはじめるころ、空に鐘の音が響き渡った。
鐘の澄んだ音が鳴り止んだ後、独特の癇に障る低い声が世界を覆う。
「選ばれし生贄諸君、無事で何よりだ。これより、1回目の放送を行う。心して聞け。」
まるで金属同士が擦れ合っている音を、無理やり声にしたような、耳障りな甲高い声が空に流れる。
「 僭越ながら、私がハーゴン様の代理として放送を行う。
ハーゴン様より格別の思し召しがあり、禁止エリアを多めに設定した。
【B−01】【D−01】【F−06】【C−04】 以上の地域は、これより3時間後の今夜21時から禁止となり、
また、24時から【E−01】
朝3時から【A−01】
朝6時から【C−01】が禁止エリアとなる。 各自、地図と照らし合わせ確認するように。
行動範囲の狭まった分、さぞかし、素晴らしいことが起きると期待している。」
「さて、死んだ『可哀想な』もの達の名を読み上げる。」
「リュカ」 「アルス」 「バーバラ」 「マリベル」 「メルビン」
「アレン」 「ゲマ」 「フィオ」 「死神の騎士」 「ランド」
「ミレーユ」 「ベリアル」 「ゼシカ」 「ドランゴ」 「アリーナ」
「ビアンカ」 「バズズ」
「以上、スタートから1回目の放送までの死亡者 名、残り 名。 」
首輪を通して、悲鳴や感情を懸命に押し殺そうとする声が主催者に伝わっていく。
「すばらしい。
次の放送は、12時間後の朝6時に放送する。
聞き逃しのないようにな。
諸君らの更なる御健闘を祈っている。」
甲高い声が流れている間、癪に障る低い音がBGMのように絶え間なく笑っていた。
慇懃無礼な挨拶が終り、再び、鐘の澄んだ音色が響き渡る。
「ハーゴン様、放送終了いたしました。」
「ご苦労。」
「是非ともこの調子で活躍して欲しいものです。」
「無論、そのための禁止エリアだ。
今は良いが、人数が減れば、あやつらの事だ。結託するに決まっておる。
結託して良からぬことを考える者には分断を。
さらなる殺害を求めるものには獲物を。
万が一にも全ての生贄が結託したとしても、あやつらは『全員が死ぬ』事に耐えられぬわ。
みずから殺さずとも、24時間以内に誰かが、馬鹿馬鹿しい自己犠牲とやらで死んでいく。
果して、その自ら生み出す闇に耐えられるかな?」
ハーゴンは哄笑した。
背後の薄暗い邪神像の目が、一瞬、怪しく赤く光る。
消え行く星達の、声無き声、聞き届けたるものは、魔物か人か、それとも。
【残り人数 名】
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>>314
アリス話については訂正版待ちで落ち着いたので
こちらにどうぞ。
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>>315
すいませんでした。
後、気をつけます。
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>>319
乙です。ただ、半角全角が混ざっているのか、文書全体が
ズレててちょっと読みにくいです。
余談ですが、いつか本スレで「祈り」を読める日を心待ちにしています!
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放送乙
今更気付いたんだけど、「」の終わりの句点はいらないんじゃないか?
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あ、死者の名前縦に並べたほうが順番わかりやすくて良いと思います。
行数制限に引っかかりますか?
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中途半端な文頭の空白は読みにくいだけなので辞めて欲しいなあ、と言ってみる。
前にピサロフォズの話でも似たような空白の仕方があったけど…。
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かくかくしかじか
まるまるうまうま
↑こんなヤツか?
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1回目の放送
地図上に灯る無数の星。時折、星の一つが激しく明滅し、消えていく。星たちは何も知らずに瞬き続ける。
強く、弱く、時に互いを傷付けあう星たちの世界。その世界が夕闇に包まれはじめるころ、空に鐘の音が響き渡った。
鐘の澄んだ音が鳴り止んだ後、独特の癇に障る低い声が世界を覆う。
「選ばれし生贄諸君、無事で何よりだ。これより、1回目の放送を行う。心して聞け」
まるで金属同士が擦れ合っている音を、無理やり声にしたような、耳障りな甲高い声が空に流れる。
「僭越ながら、私がハーゴン様の代理として放送を行う。
ハーゴン様より格別の思し召しがあり、禁止エリアを多めに設定した。
【B−01】【D−01】【F−06】【C−04】 以上の地域は、これより3時間後の今夜21時から禁止となり、
また、24時から【E−01】
朝3時から【A−01】
朝6時から【C−01】が禁止エリアとなる。 各自、地図と照らし合わせ確認するように。
行動範囲の狭まった分、さぞかし、素晴らしいことが起きると期待している」
「さて、死んだ『可哀想な』もの達の名を読み上げる」
「リュカ」
「アルス」
「バーバラ」
「マリベル」
「メルビン」
「アレン」
「ゲマ」
「フィオ」
「死神の騎士」
「ランド」
「ミレーユ」
「ベリアル」
「ゼシカ」
「ドランゴ」
「アリーナ」
「ビアンカ」
「バズズ」
「以上、スタートから1回目の放送までの死亡者 名、残り 名 」
首輪を通して、悲鳴や感情を懸命に押し殺そうとする声が主催者に伝わっていく。
「すばらしい。
次の放送は、12時間後の朝6時に放送する。
聞き逃しのないようにな。
諸君らの更なる御健闘を祈っている」
甲高い声が流れている間、癪に障る低い音がBGMのように絶え間なく笑っていた。
慇懃無礼な挨拶が終り、再び、鐘の澄んだ音色が響き渡る。
「ハーゴン様、放送終了いたしました」
「ご苦労」
「是非ともこの調子で活躍して欲しいものです」
「無論、そのための禁止エリアだ。
今は良いが、人数が減れば、あやつらの事だ。結託するに決まっておる。
結託して良からぬことを考える者には分断を。
さらなる殺害を求めるものには獲物を。
万が一にも全ての生贄が結託したとしても、あやつらは『全員が死ぬ』事に耐えられぬわ。
みずから殺さずとも、24時間以内に誰かが、馬鹿馬鹿しい自己犠牲とやらで死んでいく。
果して、その自ら生み出す闇に耐えられるかな?」
ハーゴンは哄笑した。
背後の薄暗い邪神像の目が、一瞬、怪しく赤く光る。
消え行く星達の、声無き声、聞き届けたるものは、魔物か人か、それとも。
【残り人数 名】
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>>325
おぉ!だいぶ読みやすくなってます。GJです。
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こんばんわ。悲しみ作者ですよ。
指摘された点に留意して(主にクリフト)修正をしていましたが、
ちょっと内容が痛々しくなってきたんで、辞退させて下さい^^;
私にはクリフト=へたれのイメージが強いのか、
頑張らせようとすればする程痛々しくなってしまい、
アリスまでつられてすっかり鬱展開になってしまいました(あらすじは全く変わってないのにw)。
これはちょっと見苦しいと思いまして。
>アクターさん
頑張ってください。応援してます。、
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修正版の方は出来たら没スレに投下するので、よろしけば感想下さい。
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>>327-328
了解ー、これからもめげずに、どんどん作品に挑戦してくださいね!
影ながら応援しています。
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了。
それじゃ最後に書かれた作品で決定ぽいな
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俺のになったようですね。
>>327-358
応援ありがとう。
ボツネタスレを楽しみにしてるよ。
それじゃ、予約してないけど投下してくる。
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>>331
投下乙です!
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otu
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>>325
段落の頭と、「」の二行目以降の頭の全角スペースまで削る必要はないと思うよ。
死人の名前列挙の上にも一行空けた方が見やすいと思う。あと、
>諸君らの更なる御健闘を祈っている
「御健闘」だとちょっと丁寧過ぎる気がする。御は抜いた方がいいんじゃない?
細かいところつっこんでごめんよ、乙!
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フローラ作品投下しますので訂正&アドバイスお願いします。
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自分の前に立ち塞がる障害―赤毛の女魔法使いゼシカ―を始末し、その姿を借りたフローラは思った。
(早く他の二人も始末しなければなりませんわ。)
早速立ち上がり、アレフたちが向かった方向に走り出そうと力を込めるが、力が入らない。
代わりに猛烈な睡魔が襲ってきた。一瞬どこかに身を潜めた何者かに眠りの魔法をかけられたのかと
思ったが、睡魔は彼女自身から来るものであった。
厳しい修行に励んでいたとはいえ、彼女は大商人ルドマン家の令嬢。
訓練を受けた兵士でも、ましてや打倒魔王のために厳しい旅を越えてきた勇者達でもない。
命を賭けた激しい闘いに彼女の体は疲れ果て、休息を求めていた。
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「ここは一体…?」
フローラは不思議な空間にいた。辺り一面、白、白、白。冬の清らかな雪の様な、夏の青い空を彩る雲の様な
一点の混じりも無いも無い純白。―そう、それはまるで花嫁が纏うウェディングドレスの様に―
天井も壁も無い、唯々白い空間に自分が消えてしまいそうな感覚に襲われた。
ふと、懐かしい気配を感じ、顔を上げた。
紫と白に彩られた人影。夜空を思わせる黒く輝く髪、そして底なしの優しさと、どこか物悲しさを秘めた不思議な眼差し。
(リュカ様…!?)
そう、見間違えるはずもない。サラボナの街で一目見たとき以来、フローラの心を惹きつけて病まない愛しい男性。
リュカは、にっこりと微笑んで両腕を広げた。
フローラの胸は少女のように高鳴った。その名を叫び、そのの胸に飛び込もうとする。
「リュカさ「リュカ!」」
誰かの声が重なった。それと同時に太陽のように輝く金の髪が横顔をなでる。
純白の結婚衣裳に身を包みリュカに向かっていくその後姿…見覚えがある!
(あの女だ!私からリュカ様を奪ったあの忌々しい女…!)
-
リュカは幸せそうな微笑を湛えビアンカを迎え入れ、そして抱きしめる。
身を焦がすような激しい屈辱感と嫉妬に駆られ、フローラも走り出す…が足が動かない。
冷たい何かが足元に纏わり付いて動きを封じている。
(一体何が…?)
足元に目をやる。そこには見覚えのある赤いもの。それが顔を上げる。
「ひっ…!」
フローラは小さく悲鳴を上げた。
そこにいたのは喉から血を流し、顔が醜く崩れた赤毛の少女。先ほど彼女が始末したはずの少女だった。
喉に開いた穴から血と、ひゅうひゅうと空しい音を出しながらも少女は言う。
「あなたは醜いわ。あなたの愛とやらは成就しない。」
足首から伝わる冷たさと、そのおぞましさに全身が凍りつく 。
「た…助けて…リュカ様!」
精一杯の力を込めて愛しいリュカに助けを求める。
しかし、彼の目は冷たく、悲しみに暮れている。
(リュカ様…そんな哀れむような目で私を見ないでくださいませ…!)
気が付けば、リュカの腕の中で同じ瞳でビアンカも見つめている。
「…そんな目で…私を見るなあああぁぁああぁぁ!!!!」
フローラは絶叫した。
-
―私がこんな事になったのは一体誰のせい?貴女のせいじゃない!
あの時はいなかったはずなのに水のリングを持ってきた彼の隣に貴女が現われた。
そして図々しくも自分も花嫁に立候補し始めた。
貴女さえいなければ私はリュカ様と幸せになれた!幸せな家庭を築く事が出来た!
貴女さえ…貴女さえいなければ!!―
そう思った瞬間、顔が焼けるような熱さに襲われた―否、炎も無いのに彼女の顔は焼けていた。
「うああああああぁぁぁぁああああぁぁぁぁあぁぁぁっ!!!!」
その苦しみに淑女らしからぬ叫び声を上げ、フローラはのた打ち回った。
ようやく激しい熱さと痛みから解放された時には、リュカもビアンカも、あの赤毛の少女の姿も消えていた。
フローラは床が鏡のように透き通っている事に気が付いた。
そして、見てしまった。自分の顔を。
醜く焼け爛れた顔であったならどれだけ良かったであろうか?
そこに映し出された彼女のそれは、この殺戮ゲームが始まる時に祭壇に祭られていた
邪神の像のそれであった。
-
【C-5/山岳地帯/放送直前】
【フローラ@DQ5】
[状態]:HP、MP:睡眠をとり回復。ゼシカに変化 顔から右半身にかけて火傷の跡
[装備]:山彦の帽子 毒針 ベレッタM92(残弾15)
[道具]:変化の杖 マガジン(装弾数15)×1 神鳥の杖 エッチな下着 未確認(一つ)
[思考]:アレフとルーシアを追い、殺す ゲームに乗る 永遠の若さとリュカの蘇生を願う
※フローラの火傷には定期的な回復治療が必要です。 治療しないと半日後くらいからじわじわと痛みだし、悪化します。
完治にはメガザル、超万能薬、世界樹の雫級の方法が必要です
-
以上です
-
ごめんなさい。一つ投下し忘れありました。
【5】
フローラは目を覚ました。冷や汗で体は冷え、服は纏わりつき、心臓の鼓動も呼吸も吐き気を催すほどに乱れていた。
(しっかりなさい、フローラ。)
そう自分に言い聞かせ、何度も深呼吸をしてようやく彼女は平静を取り戻した。
(そうよ、フローラ。このゲームを生き残るにはもっと強くならなくてはいけないのよ。)
このゲームには様々な参加者がいる。戦士、魔法使い、王族、魔族、冒険者、魔物…誰も彼も一筋縄ではいかない
猛者ばかりであろう。
そう、世界を闇から救った天空の勇者でさえも。
天空の勇者レックス―リュカ様とあの女との子供―
そう思うと沸々と嫉妬と憎しみが湧き上がって来る。
(ほら、私もまだまだ修行が足りませんわね。ねぇ?リュカ様…。)
フローラは愛する男性を思い、空を見上げた。夕日が燃えるように美しく空を赤く染め上げていた。
大分後れを取ってしまった…。
さぁ急がなければ。自分以外の参加者を血の海へ沈めていかなければ。
私の人生をやり直す為に、私と…私だけのリュカ様との幸せを手にする為に…!
-
乙!
なるほど。展開どうするのかと思いましたが、フローラの内面の話ですね。
矛盾はしてないし、良いと思います。
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勘違いだったら、ごめん。
赤毛の少女って誰?
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ゼシカじゃね?
内面描写だし、別に問題無いと思うよ。乙!
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ぱっと見だけど、誤用っぽいかな〜と。多分ね。
>フローラの心を惹きつけて「病まない」愛しい男性。(2/6)
>そして図々しくも自分も花嫁に立候補「し始めた。」(4/6)
-
赤毛の少女=ゼシカです。
いや、何かフローラ単体の話で、今までの話と絡ませつつ、放送とリンクさせる方法が
夢って形しか思いつかなかったもので。
「夕方まで寝てました」っつーのも不自然かと思ったんですけど
本スレでは問題なしと言われたのでホッとしました。
誤字脱字はありませんかね?
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>>346
すみません。訂正しておきます。
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あ、更に細かいことだけど、()や「」の文末に。は要らないかと。
あとは346で指摘された以外に無いと思うよ。
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>>345>>347
ああ、そっか。
マリベルも喉を貫かれていたので、勘違いしました。
すいません。
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心臓の鼓動も呼吸も吐き気を(催す)ほどに乱れていた.(5/6)
細かくてごめんよ^^;
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あ。ごめん、>>351無し。
それであってるみたいだ。ごめんなさい。
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皆さん訂正ありがとうございます
・()内の。消去
・愛して「病まない」→止まない
・立候補「し始めた」→立候補した
・吐き気を催す→吐き気を覚えるほど
に訂正しておきました。
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>>353
吐き気に関しては用法はあってる
直す必要はないよ
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ごめんなさいー・・・。
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>>354
また訂正しなおすのもアレだし、どっちの表現でも問題ないので、
「吐き気を覚える〜」で行きます。
あと、彼女の悪夢3のシーンを
「そこにいたのは喉から血を流し、顔が醜く崩れた赤毛の少女。先ほど彼女が始末したはずの少女だった。」
↓
「そこにいたのは喉から血を流し、顔が醜く崩れた赤毛の少女。先ほど彼女が始末したはずの、
ゼシカ=アルバートであった。」
に加筆しました。
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「」の文末の。消すも忘れずにお願いします
しつこくてごめんよ
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>>357
サー!イエス サー!
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一旦、訂正版を投下させていただきます。
まだミスがあったらその時はよろしくお願いします。
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自分の前に立ち塞がる障害―赤毛の女魔法使いゼシカ―を始末し、その姿を借りたフローラは思った。
(早く他の二人も始末しなければなりませんわ)
早速立ち上がり、アレフたちが向かった方向に走り出そうと力を込めるが、力が入らない。
代わりに猛烈な睡魔が襲ってきた。一瞬どこかに身を潜めた何者かに眠りの魔法をかけられたのかと
思ったが、睡魔は彼女自身から来るものであった。
厳しい修行に励んでいたとはいえ、彼女は大商人ルドマン家の令嬢。
訓練を受けた兵士でも、ましてや打倒魔王のために厳しい旅を越えてきた勇者達でもない。
命を賭けた激しい闘いに彼女の体は疲れ果て、休息を求めていた。
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リュカは幸せそうな微笑を湛えビアンカを迎え入れ、そして抱きしめる。
身を焦がすような激しい屈辱感と嫉妬に駆られ、フローラも走り出す…が足が動かない。
冷たい何かが足元に纏わり付いて動きを封じている。
(一体何が…?)
足元に目をやる。そこには見覚えのある赤いもの。それが顔を上げる。
「ひっ…!」
フローラは小さく悲鳴を上げた。
そこにいたのは喉から血を流し、顔が醜く崩れた赤毛の少女。先ほど彼女が始末したはずの
ゼシカ=アルバートであった。
喉に開いた穴から血と、ひゅうひゅうと空しい音を出しながらも少女は言う。
「あなたは醜いわ。あなたの愛とやらは成就しない」
足首から伝わる冷たさと、そのおぞましさに全身が凍りつく 。
「た…助けて…リュカ様!」
精一杯の力を込めて愛しいリュカに助けを求める。
しかし、彼の目は冷たく、悲しみに暮れている。
(リュカ様…そんな哀れむような目で私を見ないでくださいませ…!)
気が付けば、リュカの腕の中で同じ瞳でビアンカも見つめている。
「…そんな目で…私を見るなあああぁぁああぁぁ!!!!」
フローラは絶叫した。
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ゴメン…順番ミスったorz
>>361=彼女の悪夢3/6
「ここは一体…?」
フローラは不思議な空間にいた。辺り一面、白、白、白。冬の清らかな雪の様な、夏の青い空を彩る雲の様な
一点の混じりも無いも無い純白。―そう、それはまるで花嫁が纏うウェディングドレスの様に―
天井も壁も無い、唯々白い空間に自分が消えてしまいそうな感覚に襲われた。
ふと、懐かしい気配を感じ、顔を上げた。
紫と白に彩られた人影。夜空を思わせる黒く輝く髪、そして底なしの優しさと、どこか物悲しさを秘めた不思議な眼差し。
(リュカ様…!?)
そう、見間違えるはずもない。サラボナの街で一目見たとき以来、フローラの心を惹きつけて止まない愛しい男性。
リュカは、にっこりと微笑んで両腕を広げた。
フローラの胸は少女のように高鳴った。その名を叫び、そのの胸に飛び込もうとする。
「リュカさ「リュカ!」」
誰かの声が重なった。それと同時に太陽のように輝く金の髪が横顔をなでる。
純白の結婚衣裳に身を包みリュカに向かっていくその後姿…見覚えがある!
(あの女だ!私からリュカ様を奪ったあの忌々しい女…!)
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―私がこんな事になったのは一体誰のせい?貴女のせいじゃない!
あの時はいなかったはずなのに水のリングを持ってきた彼の隣に貴女が現われた。
そして図々しくも自分も花嫁に立候補した。そして…彼はあの女を選んだ…!
貴女さえいなければ私はリュカ様と幸せになれた!幸せな家庭を築く事が出来た!
貴女さえ…貴女さえいなければ!!―
そう思った瞬間、顔が焼けるような熱さに襲われた―否、炎も無いのに彼女の顔は焼けていた。
「うああああああぁぁぁぁああああぁぁぁぁあぁぁぁっ!!!!」
その苦しみに淑女らしからぬ叫び声を上げ、フローラはのた打ち回った。
ようやく激しい熱さと痛みから解放された時には、リュカもビアンカも、あの赤毛の少女の姿も消えていた。
フローラは床が鏡のように透き通っている事に気が付いた。
そして、見てしまった。自分の顔を。
醜く焼け爛れた顔であったならどれだけ良かったであろうか?
そこに映し出された彼女のそれは、この殺戮ゲームが始まる時に祭壇に祭られていた
邪神の像のそれであった。
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フローラは目を覚ました。冷や汗で体は冷え、服は纏わりつき、
心臓の鼓動も呼吸も吐き気を覚えるほどに乱れていた。
(しっかりなさい、フローラ。あんなの唯の夢じゃないの)
そう自分に言い聞かせ、何度も深呼吸をしてようやく彼女は平静を取り戻した。
(そうよ、フローラ。このゲームを生き残るにはもっと冷静にならなくてはいけないのよ)
このゲームには様々な参加者がいる。戦士、魔法使い、王族、魔族、冒険者、魔物…誰も彼も一筋縄ではいかない
猛者ばかりであろう。
そう、世界を闇から救った天空の勇者でさえも。
天空の勇者レックス―リュカ様とあの女との子供―
そう思うと沸々と嫉妬と憎しみが湧き上がって来る。
(ほら、私もまだまだ修行が足りませんわね。ねぇ?リュカ様…)
フローラは愛する男性を思い、空を見上げた。夕日が燃えるように美しく空を赤く染め上げていた。
大分後れを取ってしまった…。
さぁ急がなければ。自分以外の参加者を血の海へ沈めていかなければ。
私の人生をやり直す為に、私と…私だけのリュカ様との幸せを手にする為に…!
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【C-5/山岳地帯/放送直前】
【フローラ@DQ5】
[状態]:HP、MP:睡眠をとり回復。ゼシカに変化 顔から右半身にかけて火傷の跡
[装備]:山彦の帽子 毒針 ベレッタM92(残弾15)
[道具]:変化の杖 マガジン(装弾数15)×1 神鳥の杖 エッチな下着 未確認(一つ)
[思考]:アレフとルーシアを追い、殺す ゲームに乗る 永遠の若さとリュカの蘇生を願う
※フローラの火傷には定期的な回復治療が必要です。 治療しないと半日後くらいからじわじわと痛みだし、悪化します。
完治にはメガザル、超万能薬、世界樹の雫級の方法が必要です
余談:そういえばそろそろフローラの火傷が痛み出す頃ですか?
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うん、ざっと見た感じ大丈夫だと思う。修正乙!
火傷負ったのが朝だからそろそろ痛み出す頃だと思うけど、
そういやフローラってべホイミ使えるよね?
その程度じゃ僅かな時間痛みを和らげるだけとか、そういうことなんだろうか?
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定期的な回復治療が必要だから、痛みなら、ベホイミとかで良いと思う
完治にはメガザル、超万能薬、世界樹の雫級の方法。
でも、超万能薬もってるやつってアトラスぐらいだっけ?
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フィオがフローラの回復治療を終えたのが昼〜真昼間
だから次に痛み出すのは真夜中〜深夜あたり
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>>367
持ってそうなのはベリアル&アトラスでしょうね。
バズズはアリス襲撃の時に使っていたから。
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ベリアルの手持ちの超万能薬は燃え尽きたかどうだか不明だったっけ?
一般参加者の誰かが持ってたらそれを巡っての攻防も面白そうだが
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「彼女の悪夢」ですが、何も問題が無さそうならば、22:30に本スレに投下します。
それまでに訂正点があったらよろしくお願いします。
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>>370
錬金釜をめぐる攻防とも繋がりそうでwktk!
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面白そう・・・<錬金材料あるかなw
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結局ゼシカはエッチな下着は装備しなかったんだな。
フローラが着るのだろうか?
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・・・絵師で描かれている感じになるのかな?>フローラでしたぎ。
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トルネコの色んな草詰め合わせで超万能薬つくれないかな?
ちょっと無理があるか。
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しかしフローラは所詮三十路だ。
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>>377
あれ?後ろにゼシカがいるよ?
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違う、ラーの鏡は真実を映し出しているッ!
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【懺悔】
ぐはぁ!本スレageてしまったぁ!
ゼシカの毒針に当たって逝って来ますノシ
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気にしな〜い。
じきに下がるし、ここにいる皆さんがsageてくれますよw
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>>377
三十路からが食べ頃なのよ坊や。
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>>382
20前後のピチピチギャル以外に興味などないッ!
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>>383
おっさんいつのまに!?
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PS2版DQ5から試算してみる。
幼年期:主人公6才 奴隷生活10年
青年期前半:主人公16歳 石像生活8年
フローラは主人公と同じか、年下だろうから青年期前半・後半にそれぞれ2年かかったとして現在28歳。
……意外と若いじゃないか。
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ビアンカだと三十路になるんだよな。
それが可哀想でビアンカ選んだ俺。
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アレフ&ルーシアの書き手さん、時間がかかりそうでしたら、本スレで言って下さいね〜待ちますから〜。
お休みなさい ノノ
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投稿来たね。じゃあ、もう放送か?
さらに一人死んで残り25名。ものすごいハイペースだ…。
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◆inu/rT8YOUです。本スレで言ってた没と通しの境目のもの、
書き上がったので置いていきます。例によって長いです。意見等お願いします。
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ごーん、ごーんと遠くで鐘の音。
旅の途中泊めてもらった修道院で聞いたそれとよく似ていた。
妹と二人、一度でいいから自分たちも鐘を鳴らしてみたいと駄々をこねて
力一杯撞いた釣鐘を凹ませてしまって、お父さんにひどく叱られたっけ。
……いもうとは、おとうさんは、なんてなまえだったっけ?
なんだか全てが靄に掛かったように曖昧で。
――『Ryuka』――
知らない声が読み上げる。
りゅか。そう、確かお父さんはそんな名前だった。
……でも、なんでお父さんの名前が呼ばれたんだろう?
「覚えてないの?」
横合いから声。振り向けば緑の頭巾の少年が立っていた。
その首から下には無数の傷が刻まれていて、元は頭巾と同じ色をしていただろう上着も何もかもが真っ赤に染まっていて、
とても痛そうなのに彼はその苦痛も感じていないかのように平然としていた。
何処かで見た覚えのある顔。でも何処でだろう?
「此処ではね、死んだ人は名前を呼ばれるんだよ」
(うそだよ)
即座に首を横に振る。
(お父さんはとっても強いんだ。死んだりなんてするもんか)
「嘘じゃないよ」
聞き慣れた声に顔を上げる。
いつの間にやら、すぐ目の前に子供が一人立っていた。
癖の強い金色の髪に、天空をそのまま切り抜いたような色の瞳。
その身に纏った胴着や群青色のマントまで、その子は髪の先からつま先まで、何処をとってもレックスに瓜二つだった。
――その手が血に塗れていることを除けば、だが。
-
「なんでそんな必死に否定するの?死んで良かったじゃないか、あんな奴」
鏡映しの子供が笑う。
にいと開いた口元から覗く赤い舌、その禍々しさにレックスは思わず後退る。
「国も産まれたばかりの僕らも放り出して、お母さんを助けに行って、
挙句石化して8年間も行方不明になったりしてさ!
結局お父さんはお母さんが一番なんだ。死んで清々するよ、あんなやつ!」
(そんなの嫌だよ!やっと見つけて――これからはずっと一緒にいられると思ってたのに!)
同じ顔、同じ声がこれ以上父に対する呪詛を吐くのを見たくはない。
己の影に背を向け走り出し、どんど何かにぶつかって慌てて顔を上げる。
「そんなのって、ないよ」
呟いたのは、炎のような赤毛を高い位置で結い上げた小柄な少女。
胸にぽっかりと穴を空け、まだあどけなさを残すなめらかな頬は溢れる涙に濡れていて、
可哀想に思って手を伸ばすと、少女は引き攣った悲鳴を上げてレックスの手を振り払った。
駆け出そうとして足が縺れて尻餅をつき、それでも少しでもレックスから距離を置こうとでもいうようにじりじりと後退る。
「あたしのこと騙して、殺して、これ以上何をするっていうの?
あたしだってもっと皆と一緒にいたかった。もっと生きていたかった。
死にたくなんてなかったのに。……ねえ」
涙に濡れた瞳が、狂おしくこちらを見上げる。
「なんであたしを殺したの?」
(……知らない。知らないよ!僕じゃない)
「君が僕を殺した」
少年の虚ろな瞳がこちらを見つめる。――この顔をレックスは知っている。
「あんたがあたしを殺した」
少女の潤んだ瞳がこちらを見上げる。――見覚えが、ある。
でも思い出せない。思い出したくない。
-
けらけらともう一人のレックスが嘲笑を上げた。
「そう、僕が殺した。君が殺した。僕らが殺した!
ほーら、君の両手を見てごらん?」
言われてのろのろと視線を落とす。視界の両手は真っ赤に染まっていた。
ぬるぬるとした生暖かい感触。鉄錆の臭い。
脳天に雷が落ちたような感覚が身体中を駆け巡り。
己の胸に吸い込まれた刃を信じられないといった様子で見つめる頭巾の少年。
二度、三度、刃を振り下ろすたびぱっと赤い華が咲き、少年の身体はまるでダンスを踊るように揺れ、赤い海に倒れ込む。
恐怖に震える手を武器へと伸ばす赤毛の少女。その胸を雷光が射抜く。
ぴくぴくと痙攣するその胸に刃を突き立てると、少女の身体が一際大きく跳ねて、
恐怖か、痛みか、はたまたただの生理的な現象なのか、どんよりと曇った瞳から零れた涙が頬を伝う。
僕はこの人たちを知っている。この人たちの死に顔を知っている。
だって、僕が殺したんだから。
僕が殺したボクガコロシタぼくがころしたぼくがコロしたぼくガころしタボクがころした
僕がぼくがボくがぼくがボクがボクガぼくがぼくガ僕ガぼくガぼくガボくがぼくガぼくが
-
「やっと思い出した?馬鹿な僕!
たとえ忘れたところで君の罪は消えないんだよ!」
(誰か、助けて。助けて、誰か)
思い浮かぶのは家族のことだ。もうこの世にはいない父、いつもレックスを慕って後ろをついてきた妹、それに。
(たすけて、おかあさん――お母さん!)
「無駄だよ、お母さんは来やしないさ」
(なんで?)
「だって、君にはあれが見えないの?」
芝居がかった仕草で指差すその先に、血溜まりの中倒れ伏すのは一人の女。
その着衣はところどころが焦げついて、だが背を覆う長い髪はいささかもその美しさを損なってはいなかった。
眩く、清廉な輝きを放つ黄金の滝。
『――ほら、こっちよ、レックス!』
霞みのかかった記憶の中で、母が笑う。
彼と妹の色彩は母譲りだった。天空を切り取った青の瞳に、長い長い金髪の――
「そう、僕らが殺したんだよ」
同じ顔をした子供が醜悪な笑みを浮かべ、
――『Bianca』
追い討ちを掛けるように、無情にも声が告げた。
(――ああああああああああああああああああああああ――)
-
時は夕刻。闇の中なら空飛ぶベッドも昼間ほどには目立たないかもしれないが、
見通しの効かぬ闇の中を飛び回るのは危険に過ぎる。
どうやってこれをザックに仕舞ったものかと首を捻る男二人と、難しい顔で地図とにらめっこを続けるトロデを尻目に、
マリアは眠る子供を膝に乗せ、手持ち無沙汰にその髪を梳いていた。
緑の彼方に陽が沈み、残滓が世界を茜色に染め上げる。
その瞬間を素直に美しいと思い、柳眉を顰めた。
見事な夕焼けも、響き渡る鐘の音も、殺し合いにはまるで似つかわしくない。
美しくも不吉な調べは、幼い頃の母の葬儀を思い出させる。
もともと沈んだ気分が更に落ち込んで、マリアは目を伏せた。
と、その視線の先、子供の睫毛がぴくと震える。
まさかまた目を覚ましたのだろうか。思わず身体を硬くするが、鐘の音は子供を覚醒させるには至らなかった。
唇が何やら音にならない言葉を刻み、子供らしい丸みを帯びた頬を一筋、透明な雫が伝う。
途端、憐憫が溢れてマリアは胸を押さえた。
一度となくマリア自身や、トロデを襲い、命を脅かした子供。
しかしそれも呪いに侵され、強制されてのことと知ればその事実さえもまた憐れだった。
膝の上の軽い身体。
自分たちに襲い掛かって来たとは――もしかしたら、もう人を殺めているとは思えない、稚い無垢な寝顔。
呪いが解け、己を取り戻した時、この子はその罪の重さに耐えられるだろうか。
(もっとも、その呪いを解く方法さえ見当がつかないのですけど)
嘆息する。これでは取らぬ狸の何とやら、だ。
マリアは呪い破りの呪文を知らない。
かつて彼女自身に掛けられていた呪いを打ち破った、邪を払い真実を映し出す鏡があれば。
トロデの錬金釜か、あるいはハッサンとククールが見つけてきた書物にでも何か手がかりがあればいいが、彼女に今出来ることは何も無い。
せめて涙を拭ってやろうと子供の頬へと手を伸ばし、
-
(――え?)
紡がれた名に思考が止まる。
放送は二度とは繰り返されない。震える手をザックに伸ばし、奥底から名簿を引っ張り出す。
どうか聞き間違いであってくれと祈るように頁をめくり、ようやく辿り着いた目当ての頁。
こちらを見つめる見慣れた二人の姿絵と、
その身体を切り裂くように斜めに引かれた、血のように赤い線。
『――マリア!』
『ほら、早く来いって!』
こちらを振り返り、笑う二人の声。
家族も民も故国も失くし、復讐に凍りついた心を溶かしてくれた遠縁の少年達。
全てを失ったマリアがようやく見つけた、大切なもの。それを。
(私はまた、失くしてしまった)
いつだってそうだ。
大切なものは指の間を擦り抜けていく。
-
(……冗談きついぜ、おい)
淡々と、事務的に続けられる死者の列。
その一端に知った名を聞いて、ククールは瞠目する。
瞼の裏に浮かぶのは勝気に微笑む、赤毛の少女の姿だった。
(ゼシカ)
口説く小道具に渡した指輪は突っ返され、真面目に口説けばそっぽを向かれ、茶化せばするりとかわされ。
共に旅するうちに自分と彼女の関係はすっかり兄妹のような関係に落ち着いてしまったけれど、行きずりの恋人なんかよりずっと大切な仲間だった。
真っ直ぐで、はっきりと物を言う、だけれど心根の優しい少女。
言葉で「死んだ」と言われただけではとても信じられない。例え遺体を突きつけられたとて信じたくもない。
それはただの気持ちの問題だけではない。
ゼシカは七賢者の血をひく賢者の卵だった。
呪文の腕は言うまでもなく、魔法剣士であった兄の手ほどきもあってか武術の才もある。
その彼女が殺されたということは、それ以上の使い手がこのゲームに乗っているという証明でもある。
「――畜生っ!」
突然の大声、次いでどん、という音に目を開く。
ハッサンがこちらに背を向け、地面に拳を打ちつけていた。その肩は小さく震えている。
ああ、では彼の仲間も死んだのだ。
何か慰めの言葉でも掛けようかと口を開き、やめる。
自分がそう感じているように、今はどんな言葉も届かない気がした。
(ま、男を慰めるなんて俺の流儀じゃないしな)
『もう、またそんな馬鹿なこと言って!』
もうどんな軽口を叩いても、いつものように唇を尖らせた彼女が怒るのを見ることはないのだ。
それが無性に寂しかった。
-
ククールの知るもう二つの名前が呼ばれることはついに無かった。
一つは間違いなく喜ぶべきことであったが、もう一つの名が呼ばれなかったことが良かったのか、悪かったのかは彼自身にも分からなかった。
聖地ゴルドで一応の決着を見たとはいえ、彼が異母兄に抱く感情は未だ複雑に過ぎる。
嘆き悲しむ大男の背中を見遣り、ふいに今朝の少年のことが思い出された。
直接少年の命を奪ったのは魔物の刃だったろうが、責任の一端は間違いなくククールにある。
彼の仲間も、彼の死をこうして悲しんでいるのだろうか。
――俺を、憎んでいるのだろうか。
胸に刺さった棘がちくりと痛んで、空を仰ぐ。と、
「どうしたんじゃ!?マリア王女!」
ふらりと揺らめくマリアの上体をトロデが支える。
頭痛を堪えるようにこめかみに当てた手は絶え間なく震え、雪白の肌はますます色をなくして死人のように白い。
貧血だろうか。慌てて駆け寄り、何気なく目を遣ったマリアの手元の開かれた名簿。
見知った姿に、今度色をなくしたのはククールの方だった。
「おじさま、私、また大切なものを失くしてしまいました」
泣きそうに歪んだ顔でマリアは笑い、震える指が愛しげに名簿をなぞる。
言わなければいい。
今朝のことを知っているのは自分と、あの魔物だけなのだから、このまま何食わぬ顔をして、トロデと一緒に彼女を慰めればいい。
けれど。
許してくれと、ククールは少年の遺体に言った。
死者に赦しを求めるのは容易い。死者は弾劾することはないのだから。
でも、彼がゼシカの死に痛みを覚えるように、マリアがあの少年の死に痛みを覚えるなら、
謝るべきは死者にではなく。
-
「……の、せいなんだ」
「ん、どうしたんじゃ?ククール」
「俺のせいなんだ」
ぴくとマリアの肩が動く。
ゆっくりと持ち上げられた視線がククールを捉え――次の瞬間、彼女の手に納まった杖の先端がククールの喉に突きつけられる。
立ち上がった拍子、膝から転がり落ちた子供を慌ててトロデが抱え起こした。
「どういう、ことですか?」
問う言葉は凍てつき、赤葡萄酒色をした瞳は今や怒りに爛爛と輝き、炎のようで。
美人は怒っても綺麗ってのは本当なんだ、とどうでもいい考えばかりが脳裏にちらつく。
勿論、彼女に言うべきはそんなことではない。
「アレン、っていうんだな、あいつ」
名簿を見れば簡単に分かったはずの名前。
今の今までそれを調べなかったのは、自分の罪と向き合うのが怖かったからだ。
どうしても異母兄と真正面から向き合うことが出来なくて、逃げるように修道院を出た時と何も変わらない。
いつも楽な方へ、傷付かない方へと逃げてばかりだった彼の横っ面を引っ叩き、激を飛ばしてくれたのは今は亡き赤毛の少女で、
彼女はもういない。だから自分で向き合わなければいけない。
「魔物と戦ってたんだ。援護してやろうと思って矢を射って、丁度そいつが踏み込んだところに当たって、そのせいで魔物に斬られた。
――俺が殺したも同然だ」
「……嘘をついていないと、誓えますか?」
「女神と、騎士の名誉と、育ての親に誓って」
海青石の瞳と赤葡萄酒の瞳が見つめあう。先に視線を外したのはマリアの方だった。
-
「出会ったのはつい先程ですけれど、あなたがたの話はおじさまから聞いていましたから。
おじさまの知り合いですもの、きっと良い方たちなのだと、そう思っていました」
喉元に突きつけられた杖がすいと下ろされる。
目を瞑り、次に開いたマリアの目は相変わらず爛爛と輝いてはいたが、瞳に宿るのは怒りではなく強い決意。
「だから、貴方が嘘をついていないと言うのなら、私は貴方を信じましょう」
「……済まない」
「謝らないで下さい。悪いのはハーゴンと、アレンを襲ったその魔物なのですから。
一つだけ、教えて下さい。その魔物の名は」
問いと同時に手渡された名簿。頁をめくり、見つけた絵姿をマリアに示す。
「――竜王」
その名を見とめて、マリアは我知らず皮肉な笑みを浮かべた。
かつて彼女の祖先が討伐したはずの魔物。それがアレンを殺し、今自分はまた彼を殺そうとしている。
それはロトの血族に刻まれた宿命か。
「マリア王女……憎しみからは何も、生まれぬよ」
「……分かっています。それでも」
心配そうに自分を覗き込むトロデの顔。
大丈夫だと笑みを返して、ますますトロデの顔が曇り上手く笑えなかったのだと知る。
「大丈夫ですから」
父を失い、民を失い、故国を失い、それでも彼女を歩ませたのは憎悪だった。
だから、今度もこの憎しみを抱えている限り前を向いていける。
いつかきっと普通に笑えるようになるから、それまではこの憎しみに囚われさせて欲しい。
(アレン、ランド。きっと私がハーゴンを討ってみせます。必ず)
それは、いつか父に交わしたのと同じ誓い。
-
「大丈夫だって!タバサは此処にいないんだから。何をしたってバレっこないよ」
場違いなくらいに明るい声。
同じ顔に狂った笑みを浮かべて、子供は笑う。
「みんな殺して帰ろうよ、グランバニアへ!
それで、お父さんやお母さんが見つかる前みたいに妹と二人で暮らそう。
だって――」
差し伸べる手は、べったりと朱に染まって。
「――もう引き返せないんだから」
たすけて、と。
眠る子供の声なき言葉は、届かず潰えた。
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【E-4/アリアハン城北の平原/夜】
【トロデ@DQ8】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式(不明の品が1?) 大錬金釜 聖者の灰 空飛ぶベッド ミレーユの通常支給品
[思考]:レックスの呪いを解く方法を探す 打倒ハーゴン
【マリア@DQ2ムーンブルク王女】
[状態]:健康
[装備]:いかづちの杖
[道具]:支給品一式(不明の品が1〜2?) ※小さなメダル トゲの鞭 毒薬瓶
[思考]:レックスの呪いを解く方法を探す 打倒ハーゴン 竜王(アレン)を倒す
【レックス@DQ5王子】
[状態]:呪われている(呪いの効果弱) 気絶(睡眠) 打撲
[装備]:折れた皆殺しの剣 王者のマント
[道具]:祈りの指輪×1(一回でも使えば限界)
[基本行動方針]:不明
【ハッサン@DQ6】
[状態]:健康
[装備]:聖なるナイフ
[所持]:まだらくも糸 魔物のエサ
[思考]:レックスの呪いを解く方法を探す 打倒ハーゴン
【ククール@DQ8】
[状態]:右腕に火傷(半分回復
[装備]:ビッグボウガン(矢 18)
[道具]:天馬の手綱 インテリめがね アリアハン城の呪文書×6(何か書いてある)
[思考]:レックスの呪いを解く方法を探す マルチェロを止める
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投下完了です。ご意見よろしくお願いします。
ところで没スレにレックスネタ投下した貴方。
貴方は私の生き別れの双子か何かですか?
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乙!
かなり泣けた(つД`).:∵
見事な精神描写で、読みふけってしまった。
バーサーカーも迫ってるってことで、投下していいと俺は思う
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放送後の流れとしては十分だと思う
バーサーカーも仮に追いつけるとしてもこの短時間では無理だろうし
投下してもいいんじゃないかな
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>>402
驚いた。
自分の考えてたネタと大体一緒。
レックスの夢のところまで書いて(ネタを詰めただけ)、貴方に先を越されたわけですけど。
没ネタにしろ、タイミングをはかるべきでしたね。
スイマセン。
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それ友の作者さんだけあって、相変わらず上手いっすね。
今回も引き込まれました。
内容のほうは心理描写中心で時間はあんまり進んでないと思うんで
バーサーカー降臨前のひと時ということで投下は全然問題ないと自分は考えます。
どうしても気になるようでしたら、最後にバーサーカー接近を軽くでも触れればよいのでは。
もっとも最後のレックスの悲痛の余韻がなくなってしまうので、お勧めはしませんが。
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>>402
投下乙です。何だか読んでいるこっちも色んな話を思い出して
雨も降っていないのに頬が濡れました。
特にアレンと竜王の下りで目頭が熱くなりました。
うーん…何とか竜アレンと出会って誤解を解いて欲しいものです。
レックステラセツナス(つдT)
今までレックスはこのままま無邪気なブッちぎりで突っ走って欲しい派だったのですが
この話を読んで気が変わりました。
レックスの呪いを解く手っ取り早い方法が、聖者の灰をうまく使うか
天然シャナクなエイトに剣を引っぺがしてもらう事くらいしか思いつかない。
レックスの没ネタ書いたの貴方じゃなかったんですか!?
読んでる時に「あ〜この人レックス書いた人だな」と信じて疑いませんでした。
いやぁ、不思議な事もあるものですねw
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やっぱり平日深夜は人いませんね……感想&意見有難うございます。
とりあえずもう少し意見出揃うまで待ちますね。
もう深夜なので寝なければならないので投下は明日(今日だけど)の夜になってしまいますが。
>>405
いえいえ、純粋に驚いた&ちょっと嬉しかっただけですので。
他にもネタ被ってたりしたら面白いですね。
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うわ、人いないって言った瞬間沢山意見が。有難うございます。
あまり待たせてもいけないと思うので頑張って投下行ってきますノシ
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乙彼様です。
それぞれの悲しみが伝わってきて・・・いいですね。
ちょい気になったのはトロデがゼシカの死をスルーしてることだけかな。
でも投下しても何も問題ないと思いますよ。GJです!
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すみません、何故か5/12が何度書き込んでも反映されないので
どなたか助けてはいただけませんかorz
>>410
ゼシカの名前が呼ばれたのはマリアが必死に名簿めくってる&視点ククールに切り替わった辺りなので
立ち位置の関係上トロデの描写が出来ませんでした。二人とも自分で手一杯なので。
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一応支援カキコしておきました。原因はわかりませんががんばって下さい!
トロデに関してはまた次の時に書けば(・∀・)イイ!!
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規制されましたorzだからCATVは嫌なんだとあれほど(ry
どなたか続きを代わりに投下していただけないでしょうか?
7と11に改行気に入らないところがあるので、そこの修正版投下しておきます
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