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1515★:2004/08/02(月) 19:21 ID:snRh7cjY
誤植や今投稿するには遅すぎるストーリーはここに投下してください。
またはtxtまたはhtmlのアップロードでも構いません
(アップロード掲示板は後日設置いたします)

990名無しさん:2016/04/19(火) 23:35:34 ID:???
投下終わり

991名無しさん:2016/04/20(水) 07:12:11 ID:???
乙!
ランボーって昔は1からそんな映画だと思ってたなー

992名無しさん:2016/04/22(金) 01:16:22 ID:cyIAUVqk
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993名無しさん:2016/04/26(火) 03:39:28 ID:???
ここまでwikiに反映

994名無しさん:2016/04/28(木) 02:04:53 ID:Yh4iRFrU
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995ソウルブレイダー:2016/05/04(水) 16:23:28 ID:???
洋館の町の模型を調べると、体が小さくなり、模型の中に吸い込まれる。
小さな家が並ぶ模型の中、魔物を倒し魂を解放。木馬兵士、突撃兵士、弓兵士、見えない投石器。
鼠、観葉植物、タンス、屋根裏への階段、扉、さらに新たな街の模型の魂を解放。
レオの研究所に戻り話を聞いていく。開いた扉に話をすると元天空の者であり、見えない敵が見えるソウルを貰える。
別の模型に入り、魔物達を倒し、また同じ様な魂を解放していき、研究所に戻る。
屋根裏部屋にはリーサが持っていた、マリーと言う人形がいた事を猫に聞く。観葉植物がマタタビでもらう。
マタタビを使い部屋の外まで猫を連れていく。猫を部屋から追い出すと鼠が、鼠の巣に入れてもらえる。

別の地下への階段から動力室へ。解放した人形の魂から、地下室の動力室そのものが魔王を召喚する機械のようだ。
動力室最奥のボス:ブローギア。突進移動、ミサイルの雨、追尾の炎弾、ワープ装置の移動。倒すと人形のマリーを解放。
「私は人形のマリー、私のポケットにはパープルストーンが入っているの。これを持ってレオ博士を助けだして!」
レオの研究所に戻り、人形のマリーと話す。
「一度かわした悪魔との取引は、誰も止める事は出来ません。
 魔王デストールを倒さない限り、世界の復興はないでしょう。レオ博士はマグリッド城のどこかにいるはず。
 さあ、私のポケットにあるパープルストーンを持って、マグリッド王の城へお行きなさい。」

●マグリッド王の城
壊れた石物だらけの廃墟の町。地下への階段を隅に見つけ下る。そこはマグリッドの城の拷問室。
蛇や剣を持ったスケルトンの魔物等を倒して、魂を解放していく。攻撃の通じないゴーストが登場
兵士の魂を解放すると、ゴーストを攻撃できるヨミの剣の話を聞く。地下室を探索すると入手。
壁の鎖で繋がれた骸骨のしっかりと握った手から、ハープの弦を入手する。
兵士や町の者達の魂を解放すると、それと一緒に街も徐々に形を戻していく。

城に戻り話を聞く。王の悪口を言うと拷問室いきなんだと兵士。兵士から左の塔にレオ博士が幽閉されている事を聞く。
楽団の人に話を聞く。レオ博士を助けに行った楽団の仲間がいた、恋人からもらったハープの弦を大切にしていたらしい。
左の塔は牢獄の間となっており、プラチナカードを持った人間しか入る事が出来ない。
レオ博士を助けようとしている裏切り者の兵士がいると聞く。
牢獄の兵士が劇場に来ていたが、歌うたいがハープの弦が切れたので歌えない。兵士の足の下にカードが落ちている。
歌うたいにハープの弦を渡すと音楽を鳴らす、兵士が歌うたいの前で音楽を聞く。落ちていたプラチナカードを手に入れる。
街の隅の地面で眠っている兵士にドリームロッドを使用。レオ博士と飛行船での話。
「私はこの年になるまで、研究と言う名の魔物にとりつかれていた。妻にも、娘のリーサにさえ何一つ構ってやらなかった。
 気付いた時には私は天才発明家として持て囃され。国王からの依頼までもが、度々、来るようになっていた。
 私はさらに発明を続けた。水力発電、ベルトコンベア、この飛行船も私が設計した。
 そして悪魔を召喚するシステムを作り上げた時、ようやくある事に気付いたのだ。
 道具は人の生活を向上させるために存在しているのだと。
 道具に振り回される様になった時、文明は衰退を初め、人は不幸になるのだと。
 私がマグリッド城へ着けば、魔王デストールの召喚が始まる事だろう。
 こんなに美しい世界が、明日にもその装いを変えるかと思うと私には耐えられんのだ。
 頼む! 私をこのまま何処かへ降ろしてくれ!!」
「レオ博士。あなたの言う事は確かに正しいかもしれない。
 だが私の仕事はあなたをマグリッド城へ連れて行き、逃がさないように見張る事。
 明日の事より今の仕事をこなさねば、私自身の命の保証がないのです。分かってください…。」
兵士が目を覚ます。
「おっとこんなところで寝込んじまったのか…、このところ見るのはレオ博士の夢ばかりだ。
 あの時、レオ博士を逃がしてやれば、世界がこんな事にならずに済んだかと思うと…。
 もう俺は何を信じたらいいのか、誰について行ったらいいのか、分からなくなってきたんだよ。
 マグリッド城の地下は棘が多い。この鎧を持っていないと怪我しちまうぞ。」
そしてエレメンタルメイルを渡される。
「あんたはこの世界をなんとかしてくれそうな気がする。期待してるぜ。」

996ソウルブレイダー:2016/05/04(水) 16:24:02 ID:???
左の塔に入る。武装した兵士や馬のチェスの魔物を倒していき、魂を解放していく。
兵士の姿をソウルを手に入れる、隠し通路が見えるようになる。お妃の魂を解放する。
「どなたか知りませんが、私を元の姿に戻してくださってありがとう。
 ここへ来てくれたら、良い物を差し上げますわ。ほほほ。」
一番上の階の牢獄、魔法で牢屋の向こうの敵を倒すと開く。レオの博士を解放する。
「私は発明家のレオ、詳しい事はあとで話す。私と行動を供にすると誓ってくれた二人の兵士を救いだしてくれ。」

街に戻り話を聞いていく。右の塔には飛行船に続いており、VIPカードがないと入れない。お妃と話す。
「あたしはマグリッド王のお妃。どう、あたしって綺麗だと思う?
 まあ、うれしい! はい。これはほんの挨拶代わり。ほほほ。」
主人公のポケットにVIPカードを渡される。これで右の塔に入れる。兵士から飛行船の起動キーが盗まれたと聞く。

右の塔の魔物を倒し、魂を解放しながら登っていく。最上階は飛行船のドック、レオ博士と二人の兵士がまっていた。
「君が○○君だね。君の事はグリーンウッドの小鳥がやってきて色々と話してくれた。
 君がこれまで集めてきた石は魔界への道を開く鍵であり、私の作った悪魔を召喚するシステムの力の源となっている物だ。
 最後の石はマグリッド王が持つ。我々は彼を元の姿に戻して、ブラックストーンを取り返し、
 魔界へ魔王デストールを倒しに行かねばならないのだ。」
「博士。ようやく出向できますね。」
その時、槍が飛んできて、兵士の一人がそのまま死ぬ。「ドグっ!!」
兵士たちを連れたお妃が姿を現した。
「お前はマグリッド王の妃! お前たちは世界を破滅の危機に追い込んでおきながら、まだ目が覚めないのかっ!!」
「あなたのような裏切り者に用はなくてよ。さあ、やっておしまいなさい。」
兵士たちが槍を何度も投げつける、三回目の槍でもう一人の兵士もまた死ぬ。レオ博士が前に出る。
「お前たちは私から全ての物を奪って行った。お前たちの心は悪魔よりも汚れてしまったのか!!」
「レオ博士。いつも口だけは達者なのね。でもそううまく事が運ぶと思ったら大間違いよ!さあ!これを見て御覧なさい!」
「ほらっ!さっさと歩けっ!」
兵士に連れられたリーサが姿を見せた。
「お父さん! 必ず会えるとは思っていたけど、まさかこんな形で…。」
「レオ博士。これでもあたしたちのいう事に従って貰えないかしら?」
「卑怯な! 私はお前たちの望み通りデストールの召喚を行ったはずだ!! もうリーサは関係ない!」
「ほほほ。あの時はあの時よ。博士にはもう一働きして貰わなくてはね。」
「わかったよ。私の負けだ…。私はもうこれ以上、罪の無い者を犠牲にするわけにはいかない…。
 だがリーサだけは自由にしてやってくれ。娘は私の生き甲斐なんだ。
 永い間、顔を合わせていなくとも、どこかで自分の娘が生きていると思うだけで、私は頑張ってこれた。
 リーサの顔を思い出すだけで、これまでどんなに辛い壁も乗り越える事ができたんだ。」
「ほほほ。素直だ事。いいわ。レオ博士。さあ、リーサを一人にしておあげ。」
リーサから離れ、妃の近くに来る兵士。レオが小声でささやいた。
「○○くん。私の後ろへ…。さあ。これを持って飛行船へのりたまえ。そしてリーサを頼む…。」
飛行船の起動キーを入手。
「さあ、私は逃げも隠れもしない。何処へでも連れて行くがいい。」
妃と兵士の元へ行くレオ博士。
「リーサ。このどうしようもない父親を許してくれ…。」
そしてレオ博士が爆発した。

リーサはただ泣きじゃくるばかりだ。倒れたレオ博士に話しかける。
「○○くん。私は生まれてくる時代を間違えたのだと思う。発明家は様々な機械を作り出し人々を幸せにする。
 だが、時代に合わない天才の出現は、逆に文明を衰退させてしまうのだ。
 人は何もそんなに焦って、幸せになる事はない。皆、ゆっくりと幸せになればいいのだよ。
 それから、リーサ。何も関係ないお前にまでずいぶんと迷惑をかけたな。
 だが、これで私は死ぬわけじゃない。しばらくの間、眠りにつくと思ってほしいのだ。
 いつか、私のような発明家が、必要になった時、再びこの世に生まれてくる事だろう。
 お前も、慌てず、幸せになりなさい。そう…。ゆっくりとな…。」
飛行船に乗り込み、起動キーを差し込む。

997ソウルブレイダー:2016/05/04(水) 16:29:53 ID:???
ボス:スピッドウイング戦。鳥の化け物、滑空攻撃と火を吐く攻撃。風が常に吹いていて、後ろに押される。
ボスを倒し、マグリッド王の魂を解放した。城の中、玉座に座るマグリッド王。
「私には暗闇の中で、全ての光景が見えていた…。妃が死ぬのを目の前にして何も出来ぬとは…。」
飛行船を操縦しドックへ帰還する。リーサが待っていた。
「お帰りなさい。さっきはお父さんの最後を看取ってくれてありがとう。
 お父さんとはもう二度と会えないと思っていたけど、あなたのおかげでこうして、会う事が出来たんだものね。
 あたしね、グラスバレーの町であなたに助けられてからと言うもの、
 目を瞑るといつも魔物と戦っている○○さんの姿が浮かんでいたの…。ねえ。一つだけ、
 あたしの質問に答えてほしいんだけど、あなたって、あたしたちと同じ、普通の人間なのかしら?本当の事を教えて。」
「…そう。こうしてあなたが目の前にいるのに、なんだか凄く遠くにいるような気がするの。
 遠くで私たちを見守っている存在っていうのかな…。うまく言えないけど、なんだかそんな感じがするのよ。
 それでもあたし…。あなたの事が…。○○さんはこの後、魔王デストールとの戦いに行ってしまうんでしょ。
 あなたを見送りたいけど、見送ると涙が出てきそう…。あたしが後ろを向いているうちに行って…。」

マグリッド王の城で、マグリッド王と話す。
「私は酷い国王であった。家来に服従を誓わせ、背くものは皆、殺していった。
 一度頂点に立ったものは後は転落の道しかない。それがいつかになるだけの事だ。
 私にはもうわかっている。私は単なる臆病者であったのだ。
 私がそもそも悪魔とこんな取引をしたのは、妻に気にいられるためだった。
 だが妻も欲望の虜となり、ついにはその命を落とす事に…。私は一体、レオになんと言って詫びたらいいのだろう。
 ここにブラックストーンがある。これで6つの石が全て揃ったはずだ。
 魔界へ行き魔王デストールを倒してくれ。それがせめてものレオへの償いだ。
 人間というのは愚かなものだな。最悪の状況になってから、事の重大さに気付くとは。」

●魔界
これまで集めてきた石が一斉に輝きだし、オーロラの中へと吸い込まれていった。
「○○よ。遂に魔界への道が開けました。しかし魔王デストールを倒すには火の鳥の助けが必要となります。
 火の鳥の魂がお前の体に宿った時、魔界の奥深くにデストールの神殿が浮かび上がることでしょう。
 ○○よ。火の鳥の召喚に必要な、三種の神器を探すのです。」

宇宙空間のような場所、魔界。柱が立ち並び、衝撃波を放つ魔物や巨大なハエ。
探索すると最強の武具のソウルアーマー、ソウルブレードがそれぞれ手に入る。最後まで行くと、何もない。
三種の神器の一つ、灼熱の玉を手に入れる。
斬鉄剣でないと倒せない敵を倒し、魂を解放する。セントエルズの人魚から灼熱の杖を貰う。
ヨミの剣でないと倒せない敵を倒し、魂を解放する。グリーンウッドの森の小鳥から灼熱の鏡を貰う。
山の精霊の住処に行き、精霊の王に三種の神器を持っていく。
「ついにやったな。○○よ。ではさっそく火の鳥召喚の儀式を執り行おう。」
二人の侍女が回り、画面が光る。○○はゴッドバードを手に入れた。
どこからか美しい声が聞こえてきた…。
「私は火の鳥。山の精霊たちの心の奥に宿るもの。
 この美しい世界を蘇らす為に、生きとし生ける者の幸せを守る為に、私も力をお貸ししましょう。
 私の召喚と共に、デストールがついに動き始めたようです…。」
魔界の奥、何もなかった場所に神殿が姿を現す。
「○○よ。火の鳥とともに魔界へ!
 ソウルブレード、ソウルアーマーを装備していればゴッドバードはいつでもお前に力を貸してくれる。
 魔王デストールとの最後の決戦じゃ。必ず生きて戻ってくるのじゃぞ。」

998ソウルブレイダー:2016/05/04(水) 16:30:54 ID:???
魔界の奥、デストールの神殿。柱が並ぶ神殿を進み最後の部屋、顔の無い魔道士のローブのような存在が現れる。
「輪廻を繰り返し、永遠に死ぬことのできない、哀れな人間どもよ。この私がお前に深い眠りを与えてやろう。」
ボス:デストール戦。空間転移し速い球と遅い球二つの追尾弾を放つ。倒すと第二形態へ。
「永遠に生きるとは、永遠の苦しみを背負う事。
 生きている事こそ生き物の最大の不幸なのだ。お前にその意味を分からせてやろう。」
巨大なデストール。口から三つの炎を吐き、両手のロッドから追尾レーザー、地面から青い火柱をいくつも立てる。
ゴッドバードでないとダメージを与えられない。遠距離から攻撃し、髑髏のような頭を破壊した雄。
ついに○○は魔王デストールを倒した!
その時ソウルが、○○の心に語り掛けてきた。
「○○よ。わしらはここに残り魔界を封印する…。魔界とは生き物の心の奥に宿る暗闇の世界。
 この世に生命のある限り、また同じことが起こるであろう。わしはそれをできる限り、ここで食い止めてゆこうと思う。
 そなたはまだ若い。これからも様々な経験を積む事じゃ。そして全ての生き物の気持ち、
 全ての生き物の繋がり、全ての生き物の存在の意味が分かった時、偉大な天空の神となるだろう。
 さあ。ゆくがよい…。」
魔界はやがて、静寂とともにその姿を消していった。

神の祠。
「○○よ。遂にやり遂げましたね。今、地上に息づいている、命の一つ一つ全てが、○○の力でよみがえったのです。
 さあ、この生命力あふれる世界をもう一度、その目で見てくるといいでしょう。」
マグリッド王の城、マグリッド王。
「遂にやってくれたな。まずは国王として礼を言わせてもらいたい。私は今度の事で随分と考えさせられた。
 我々、人間界のルールはおかしなもので、人を一人殺せば犯罪者だが、百人の命を奪えば英雄となってしまう。
 私はこのやり方で今の地位を築いてきたが、心の奥はいつも孤独だった。
 どんなに多くの家来がいても、美しい女たちが周りにいても、一人ぼっちであった。
 そして私はようやく気付いたのだ。人間は一人では生きてゆけない事に…。
 私はデストールとの取引で手に入れた黄金を使って、この城に大きな城下町を作ろうと思う。
 私の欲望の為に死んでいった人々への償いの意味もあるが、
 国民が何に怯える事もなく、自分を信じて生活できる街を作りたいのだ。
 君には本当に世話になったな。君とレオの銅像を町の中央に立て、二人の事をずっと語り継いでいく事を約束しよう。」
レオの研究所、人形のマリー。
「○○さん、やりましたね。これでレオ博士も安心してこの世を去る事が出来るでしょう。
 私たち道具は、人間に使われる為に生きている生き物。人の役に立てた時は本当にうれしいし、
 誤った使い方をされた時は胸が張り裂けそうになります。その使い方は間違ってるよ。
 私をそんな風に使っちゃいけないって言ってあげたい時、自分の気持ちを伝える事が出来ない辛さ…。
 でも、レオ博士だけはいつだって私達の心を分かっていました。
 あの人に使われていた研究所の道具たちは、幸せだったと思いますよ。」
山の精霊の住処、精霊の王とカタツムリのノーム。
「おおっ! よくぞ無事で戻ってきたっ!! わしは全然心配しとらんかったんじゃが、このノームが心配性での。
 わしは宥めるのに一苦労じゃったわい。ほら、ノーム。お前も何かしゃべらんか。」
「………。まったくこの王様は調子いいんだからなぁ…。
 レオ博士が亡くなられたそうですね、本当に惜しい方でした…。
 しかし山の精霊のように、1年で年老いて死んでゆく種族もいるのです。
 生き物の一生の価値は、生きている間に過ごした充実した日々の数。
 レオ博士は普通の人の3倍くらいの人生を送っている事になるかもしれませんね。」
セントエルズ、人魚の女王。
「○○さん。どうもありがとう。このセントエルズの海底にも平穏な日々が戻ってきました。
 イルカのルーは昔、レオ博士と一緒に住んでいたそうですね。
 不思議な話なんですが、彼からレオ博士と娘のリーサの昔話を聞くたび、
 なんだかとても懐かしくて、涙がとめどなく溢れてくるんです。
 レオ博士がいなくなった今、リーサは一人ぼっちで本当に寂しいはず。
 グラスバレーの町へ立ち寄って、優しい言葉の一つも掛けてあげてください。
 あらっ。ルーがあなたの声を聞きつけてきたようですよ。」

999ソウルブレイダー:2016/05/04(水) 16:31:42 ID:???
「はあ、はあ。○○さん、この神殿へ来て僕に声を掛けてくれないなんて、酷いじゃないですか。
 僕は仲間と故郷のサンゴの森へ、帰ることにしました。実は僕、今度結婚するんです。
 おーい! ラーラ! 入って来いよっ!! えへへ。僕にそっくりで可愛い子でしょ。
 これからは彼女と一緒に、頑張って行こうと思ってます。○○さんもお元気で。」
グリーンウッドの森、ターボのお墓。
ターボのお墓は、ひっそりとたたずんでいる…。○○が目を閉じると、ターボの姿が静かに現れた。
「よく働いた日には、心地よい眠りが有る様に、一生懸命生きた人生の終わりには安らいだ眠りが訪れるものです。
 私もレオ博士とともに、ゆっくりと眠ることにしますよ。」
ターボは足踏みしながら尻尾を振ると、消えて行った。

グラスバレーの町。
リーサは眠っているようだ…。○○はドリームロッドをリーサの額に当てた。
「○○さん…。この場所でならきっと会えると思ってた…。
 今は悲しみで胸がいっぱいだけど、それもきっと時の流れが癒してくれるはずよね。
 お父さんが言っていたように、幸せってゆっくりとやってくるものだと思う…。
 あなたが人間の男の子なのか、天空の人なのかわからないけど、一つだけお願いがあるの。
 このままグラスバレーの町に残ってほしいとは言わない…。
 でも、いつかここへ戻ってきてくれるって約束してほしい。
 嘘でもいい。あなたの一言で、これから一人で頑張って行く勇気が湧いてくるから。
 ね。必ず戻ってくるって約束して? (選択肢がはい一つだけ。)
 ありがとう。ああ、永遠にこの夢が覚めなければいいのに…。」
リーサが目を覚ます、隣には誰もいなかった。
「○○さん…。いつかきっとここへ、戻ってきてくれるわよね…。」


暮れなずむグラスバレーの町。金色色に輝く海。蘇った世界は本当に美しかった。
燃えるような夕暮れの景色に、全ての地上の生き物たちが見とれた。
あるものは子供とあるものは恋人とともに、その光景を心に焼き付けた。
その時、かすかな光の帯が天空へと走ったが、誰一人として気付くものはなかった。
リーサは一人たたずんでいた。
以前は夕日を眺める度に寂しさだけが込み上げてきたが、今はそれが本当に美しいと感じられるようになっていた。
父親が不可能を可能にしてきたように、信じていればいつか幸せが訪れるとリーサは思った。


スタッフロール。

1000ソウルブレイダー:2016/05/04(水) 16:32:15 ID:???


「我が弟子よ。何か心に引っかかっている事があるようですね。
 あの人間の娘との出会いが、お前にどんな影響を与えたのか、私にはわかりません。
 しかし、一人の人間に惹かれるとは、まだ天空の神としての心ができていない証拠。
 あれから一年の時が流れたというのに、お前の気持ちが変わらないのであれば、
 一度、人間として生活をし、彼らの全てを知っておくべきなのかもしれません。
 ただし、今度地上へ降りる時は、お前の記憶を全て消す事になりますが…。」

「ねえ。ターボ。今日はなんだか胸騒ぎがするのよ。あたし、どうしちゃったのかしら…。
 ○○さん…? ○○さんなのねっ! お帰りなさい。きっと戻ってきてくれるって、あたし信じてた…。
 どうしたの…? あたしの事がわからないの? そんなことって…。あたしよ、リーサよ。
 発明家のレオの娘の、リーサよっ。お願い、思い出してっ。
 ごめんなさい…。あなたは嘘をつくような人じゃないものね…。でも、あなたの記憶が全くないなんて…。
 わかった…、あたし何も聞かない…。これもこれで、考え方を変えればいいじゃない。
 だって素敵な出会いがもう一度、出来るんだもの。
 じゃあ、まずは自己紹介。あたしはリーサ。それから後ろにいるのが山羊のターボ。
 ほらっ! あなたも挨拶しなさいっ!!」
「メェーーーーーーーーーっ」
「この山羊はね、昔、あたしが飼っていた犬の面影があるの。それでおんなじターボっていう名前にしたのよ。
 さあ! 行きましょ!! この町を案内してあげる。ほらターボもおいで。」

終わり。




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