[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
スタンド小説スレッド3ページ
1
:
新手のスタンド使い
:2004/04/10(土) 04:29
●このスレッドは『 2CHのキャラにスタンドを発現させるスレ 』の為の小説スレッドです。●
このスレでは本スレの本編に絡む物、本スレ内の独立した外伝・番外編に絡む物、
本スレには絡まないオリジナルのストーリーを問わずに
自由に小説を投稿する事が出来ます。
◆このスレでのお約束。
○本編及び外伝・番外編に絡ませるのは可。
但し、本編の流れを変えてしまわない様に気を付けるのが望ましい。
番外編に絡ませる場合は出来る限り作者に許可を取る事。
特別な場合を除き、勝手に続き及び関連を作るのはトラブルの元になりかねない。
○AAを挿絵代わりに使うのは可(コピペ・オリジナルは問わない)。
但し、AAと小説の割合が『 5 : 5 (目安として)』を超えてしまう
場合は『 練習帳スレ 』に投稿するのが望ましい。
○原則的に『 2CHキャラクターにスタンドを発動させる 』事。
オリジナルキャラクターの作成は自由だが、それのみで話を作るのは
望ましくない。
○登場させるスタンドは本編の物・オリジナルの物一切を問わない。
例えばギコなら本編では『 アンチ・クライスト・スーパースター 』を使用するが、
小説中のギコにこのスタンドを発動させるのも、ギコにオリジナルのスタンドを
発動させるのも自由。
★AA描きがこのスレの小説をAA化する際には、『 小説の作者に許可を取る事 』。
そして、『 許可を取った後もなるべく二者間で話し合いをする 』のが望ましい。
その際の話し合いは『 雑談所スレ 』で行う事。
587
:
丸耳達のビート
:2004/06/13(日) 14:24
―――――全て…いや、ある一点を除けば全て計算通り。
希薄な意識の中で、ゆったりとそう考える。
全くもって、忌々しい。あの道化どもがいなければ、今頃は王座で高笑いできただろうに。
…いや、しかし問題はない。既に力は手に入った。駒も動いてくれる。布石もばらまいた。
二十年近い歳月をかけた計画…今さら遅れようと、さしたる苦でもないだろう。
しかし、主よ。
貴方は私を従えて世界を手に入れた後…何をする気だったのだろうな。
最後の最後まで、私の主はそれを話してはくれなかった。
今になっては解らない。結局のところ、主は誰も信用してはいなかったのだろうか。
それも寂しい物だな、と薄く笑い、まだ再生しない右手に力を集めながら眠りについた。
588
:
丸耳達のビート
:2004/06/13(日) 14:25
同時刻―――日本。
空港で、二人の少女とガリガリに痩せた男がスーツケースの上に座っていた。
二人の少女はとても似た顔立ちをしていたが、片方はどこか焦点の合わない目で虚空を見つめている。
それでも、二人は仲がよさそうに肩を組んでいた。
「ねぇ、キキーンのおじさん?いいよねぇ、『ディス』の御大は。税関のあの待ち時間ナシで通れるんでしょ?」
痩せた男に向けて、少女が話しかける。
「何…シャム。これが、分相応、と…言うものだ」
痩せた男が答えた。不健康そうな、かすれた声。
「上を見れば…キリは、ない。旨い…飯が、食える…それだけ、で…満足する、のが、幸せだ」
「…ま、それも一つの真実…かな?ねぇ、お姉ちゃん」
返事はない。隣の少女はただ虚ろに、そして幸せそうに笑っていた。
「あ、みんな来たみた…い…」
「ックク…怪しげ…だな。通、報…されても、文句は、言えない…」
引きつった表情の少女にそう言うと、ベンチに座ったまま歩いてくる集団に手を振った。
種族も性別もバラバラだが、半数を超える人間がコートをしっかりと羽織っている。
残りも顔中に包帯を巻いていたりサングラスにマスクをしていたりと、とんでもなく怪しい。
大勢の旅行客でごった返すロビーの中、彼等の周りだけぽっかりと空白地帯が作られていた。
こっちだ、と手を振る痩せた男に気付き、集団がこちらへ歩いてくる。
エクス
「お待たせ。途中で取り調べ受けちゃってさ…御大と『X』は?」
「VIP待遇、で…先に、行った…よ」
顔面を包帯でぐるぐる巻きにした女に答える、痩せた男。
不健康なその声を、異様に背の低い男が妖しい色気を含む声で笑った。
「うふふふ…僕みたいな奴でも無いのに相変わらず物が食べられないようだね」
「黙れ…糞眉」
「しかしねぇ…シャム?何でまたこんな極東の島国に呼びつけたんだ?」
「そうだよなぁ。SPMへの復讐にしたって、もそっとでっかいトコ潰した方が良いんじゃないか?」
コートを羽織った二人の少女が、男じみた口調で言った。
二人とも、片方の袖がぷらぷらと揺れている。
589
:
丸耳達のビート
:2004/06/13(日) 14:26
「甲ちゃん乙ちゃん…サラウンドで文句を垂れるものではありませんよ」
二人の少女をぽんぽんと撫でながら、角帽にコートの男がたしなめる。
「…しかし気になりますね。私達は、本部を派手に潰す実力も有しているのに…」
ウラギ
「ええ、浦木さん…『ディス』御大きっての希望なの。ここには、彼がずっと求めていた…『変動因子』がいる」
ざわざわと、集団にどよめきが走る。
吸血鬼と波紋使いの間で生まれた変わり種。
才能もなしに『矢』の洗礼を受けながら、生き長らえる、可能性のジャグラー。
運 命 の 歪 み
常に確率論を無視し続ける、『ディスティニー・ディスティネーション』。
トリックスター
我等の御大がずっと探し続けてきた『変動因子』がここにいる―――――!
「SPMの奴らが隠蔽してたんだけどね。とうとう見つかったらしいよ。今もッパさんが動いてるみたい」
その言葉に、サングラスとマスクの少女が首を傾げる。
「…けど、腑に落ちないね。それにしたって、 私達が雁首をそろえる程の事じゃないよ?
トリックスター エクス
『変動因子』の確保なら御大の『エタニティ』だけで、復讐にせよ、『X』の『エデン』だけで充分でしょ?」
「メクラ…裏、2ちゃんねる、くらい…見ておけ…いや、無理…だった、な。仕方、ない。説明、して…やろう。
茂名王町の…スタンド、使い…を…増やして、いる…『矢の男』が…進化、した。御大は…彼も、倒す、つもりで…いる…」
「うむ、我等も見ましたぞ。世界征服を企んでいるそうじゃな。
確か<インコグニート>と言うたか… 『名無しさん』じゃな。 あんなの、デマじゃ無かったんですか?」
足下まであるロングコートを着た男が、どこかバラついた声で言う。
「ええ。本気だそうだ。世界征服だろうが何だろうが、それは私達をも縛るかもしれない。
私達『ディス』の目的は、ただ自由である事だけ…だから、それを妨げようとする奴らは…潰す」
「そう…全ては…我等、『ディス』御大の、為…行くぞ」
一同が頷き、とんでもなく怪しい集団はぞろぞろと空港を後にした。
590
:
丸耳達のビート
:2004/06/13(日) 14:27
…日本、茂名王町、診療所への帰り道。舗装のされていない道路のそばには、綺麗に手入れされた竹林が広がっている。
そっ、とB・T・Bを具現化し、しぃの心臓に何発か打ち込んだ。
「はにゃ…っ、ぁん」
色っぽい声を上げて、かくん、と首が折れる。
五感までが完璧にシャットアウトされた、これ以上ない程の熟睡状態。
B ・ T ・ C
静寂のビート…これで、揺すぶろうがひっぱたこうが水をぶっかけようが、何があっても当分は目を覚まさない。
くるりと振り向いて、後ろを歩いていたッパと目を合わせる。
ツ
「…尾行けてるのは判ってるよ。おじさん」
その言葉に、がさがさと竹笹を揺らしながらッパが顔を出した。
「あっしは三十五…まだまだ華の三十代なんですけどねぇ」
「四捨五入すれば立派におじさんでしょ。…で、何かご用?」
ゆらり、とッパの背後にある空間が蜃気楼のように揺らめいた。
「人違いじゃ困ることなんで…茂名・マルグリッド・ミュンツァー君…で、よろしいですね?
あっし等の御大の命令でね。アンタのことを生け捕りにさせて頂きやす。
殺しゃしませんから、大人しく捕まって頂きたいんですが…」
上唇をぷるぷると指で弾きながら首を傾げるッパを、鋭い目つきでにらみ据える。
「…ヤダ…って言ったら?」
「変わりやせんねぇ。無理矢理連れてきます」
揺らぎが広がり、形を作る。筋骨逞しい人型のヴィジョン。
「『プライベイト・ヘル』ッ!」
B ・ T ・ H
太陽はまだ高い。ここで情熱のビートでも使おうものならこんがりと焦げついてしまう。
隣には車椅子のしぃがいる。今逃げても、診療所に着く前には追いつかれてしまう。
―――やるしか、無いか…!
すっ、とポケットにある『ジズ・ピクチャー』の写真を三枚取り出した。
一つは太くて長い化け物みたいなリボルバー、二つはプラスチックの玩具みたいなオートマチック。
SPM謹製、454カスール弾使用の化け物拳銃『セラフィム』と、38口径弾使用の低反動拳銃『ケルビム』。
二丁の『ケルビム』をB・T・Bに放り、マルミミは『セラフィム』を腰だめに構える。
591
:
丸耳達のビート
:2004/06/13(日) 14:29
狙いを付け、引き金を絞り―――「うぁ痛ぁーっ!」爆音と共にかなり明後日の方向へ着弾した。
考えてみれば当然だろう。銃などセイフティの外し方と弾込めくらいしか習っていない。
銃の撃ち方は知っていても、弾の当て方などは知らなかった。
その上、この化け物みたいなリボルバー『セラフィム』は454カスール弾使用。
パワー狂の銃器マニアが道楽で撃つような物で、こんな物を実戦で使う奴はまずいない。
普通はパワー型のスタンドに撃たせるような代物で、生身の今なら肩が外れないだけ大したものだろう。
「痛った〜…!」
ジンジン痺れる掌をさするマルミミに構わず、B・T・Bが両手の『ケルビム』を連射する。
反動を極限まで抑えてあるため、B・T・Bの細腕でも十分に扱えた。
(流石SPM 、イイ 仕事ヲ シテ イマスガ…)
(丸耳の坊ちゃんは銃に慣れてない…スタンドの銃弾はあっしでも充分に防げる)
銃を乱射するこちらに構わず、悠々とッパは距離を詰めてくる。
だが、問題は無い。
もともと銃弾だけで倒せるなどとは、露ほども思っていなかった。
『生命のビート』を分析するための、時間稼ぎができればいい。
両手の『ケルビム』を放り捨てた。伝わってくる『生命のビート』に干渉させるため、生命エネルギーを拳に集める。
サ・ノ・バ
「Son・of・a…」
そして、ッパの足が『一メートル』のラインを超えた。
ビ――――ッチ
「Biiiiitcccch !!」
B ・ T ・ C
神速のラッシュ。狙い違わず『静寂のビート』の拳は、全てッパの胸へと突き刺さり…
592
:
丸耳達のビート
:2004/06/13(日) 14:29
「悪いね」
完璧に心臓を止められた筈のッパは、何事もなかったかのようにスタンドを動かした。
「ナ…ッ!」
一瞬の驚愕。B・T・Bが全ての動きを止めていることに気付く間もなく、とん、とマルミミの胸に軽い衝撃。
「え…?」
視界が暗転する。息が苦しい。
肺で吸収された酸素が、身体に運ばれていかない。
意識が遠のき、地面へとへたり込む。
「坊ちゃん…スらせて貰ったよ」
びくん、びくん、と『プライベイト・ヘル』の掌で蠢く肉塊。
おじいちゃんの医学書に載っていた。握り拳くらいの大きさで、永遠に疲れることのない器官―――
「心…臓…ダトッ!?」
「っこの…!返…!」
「悪いね…坊ちゃん」
鳩尾に衝撃。スタンドを使わずに、ッパの右拳がめり込む。
そのままぐったりと倒れ込み、マルミミの意識はぷっつりとそこで途切れた。
/└────────┬┐
. < To Be Continued... | |
\┌────────┴┘
593
:
丸耳達のビート
:2004/06/13(日) 14:31
〜丸耳達のビート・オマケ劇場〜
『黄昏』
___
/ \
|/\__\ ズズッ
○ ( ★д)コ ∩
( ⌒Y⌒) /
\ /
V
∩_∩
( ´−`) 旦~
/ =============
(丶 ※※※※※ゞノ,)
じっと、考える。B・T・Bの帽子の中身を。
① 丸耳
∩_∩
( ★∀T)<ンフフン。
( ⌒Y⌒)
\ /
V
確かに僕の母さんも丸耳だったし、かなりあり得る。
② 猫耳
∧_∧
( ★∀T)<ハニャーン♪
( ⌒Y⌒)
\ /
V
いやしかし、スタンドが必ず本体に似るとは限らないよね。
594
:
丸耳達のビート
:2004/06/13(日) 14:32
③ アフロ…と言うかパーマ?
(⌒⌒⌒⌒)
( )
(( ★∀T))<ォゥィェ
( ⌒Y⌒)
\ /
V
やっぱりピエロだし、もこもこヘアーなのか?
④ 三倍角
/|
//
( ★∀T)<足ナド 飾リデス
( ⌒Y⌒)
\ /
V
…いや、赤いし、速いし、足無いし…
⑤ ハゲ
+ +
+/ ̄\+ サノバビ――――ッチ
Σ∩( ★ДT)∩<Son・of・a・Biiiiitcccch!
ヽ( ⌒Y⌒)/
\ /
V
…………………………………………。
___
/ \
|/\__\
○ (;★∀T)<アノ、何カ?
( ⌒Y⌒)つ旦
\ /
V
∩_∩ ヤッパ ハズスノ ヤメトコ…
(´д`;) 旦~
/ =============
(丶 ※※※※※ゞノ,)
…どれも微妙にキモイ…ッ!
続かない。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板