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スタンド小説スレッド3ページ

589丸耳達のビート:2004/06/13(日) 14:26

「甲ちゃん乙ちゃん…サラウンドで文句を垂れるものではありませんよ」
 二人の少女をぽんぽんと撫でながら、角帽にコートの男がたしなめる。
「…しかし気になりますね。私達は、本部を派手に潰す実力も有しているのに…」
     ウラギ
「ええ、浦木さん…『ディス』御大きっての希望なの。ここには、彼がずっと求めていた…『変動因子』がいる」
 ざわざわと、集団にどよめきが走る。


  吸血鬼と波紋使いの間で生まれた変わり種。

  才能もなしに『矢』の洗礼を受けながら、生き長らえる、可能性のジャグラー。
                      運 命 の 歪 み
  常に確率論を無視し続ける、『ディスティニー・ディスティネーション』。
                         トリックスター
  我等の御大がずっと探し続けてきた『変動因子』がここにいる―――――!


「SPMの奴らが隠蔽してたんだけどね。とうとう見つかったらしいよ。今もッパさんが動いてるみたい」

 その言葉に、サングラスとマスクの少女が首を傾げる。
「…けど、腑に落ちないね。それにしたって、 私達が雁首をそろえる程の事じゃないよ?
  トリックスター                                 エクス
 『変動因子』の確保なら御大の『エタニティ』だけで、復讐にせよ、『X』の『エデン』だけで充分でしょ?」

「メクラ…裏、2ちゃんねる、くらい…見ておけ…いや、無理…だった、な。仕方、ない。説明、して…やろう。
 茂名王町の…スタンド、使い…を…増やして、いる…『矢の男』が…進化、した。御大は…彼も、倒す、つもりで…いる…」
「うむ、我等も見ましたぞ。世界征服を企んでいるそうじゃな。
 確か<インコグニート>と言うたか… 『名無しさん』じゃな。 あんなの、デマじゃ無かったんですか?」

 足下まであるロングコートを着た男が、どこかバラついた声で言う。
「ええ。本気だそうだ。世界征服だろうが何だろうが、それは私達をも縛るかもしれない。
 私達『ディス』の目的は、ただ自由である事だけ…だから、それを妨げようとする奴らは…潰す」
「そう…全ては…我等、『ディス』御大の、為…行くぞ」
 一同が頷き、とんでもなく怪しい集団はぞろぞろと空港を後にした。


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