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【場所】『小道』

101『我々は皆運命に選ばれた兵士』:2006/10/24(火) 08:12:12
101  九角  2006/06/15(Thu) 19:29

>>100
「その通り、俺の猫。

もう一回といわず、何回でもしたいけどさ。しない。
お前に頼んだ事をやってもらわないといけないしな。
あんまし引き止めると、俺が腐っちまう。」

でも、胸は揉み続けている。

「恥ずかしい、か。
………俺もこれからちょっとだけ恥ずかしい事するぞ。」

胸から手を離して、肩を掴むと、向き合うように振り向かせた。
そして、燐の瞳をじっと見つめた後、ぽふんと、顔を胸に埋め、腰に腕を回した。
少しの間、そのまま黙っていたが、震える声で話し出した。

「死にたく‥‥なかっ…た…よ…。もっと…生きて……お前と…。
お前と一緒に…。もっ…と…ずっ……と。」


しばらくして、顔を上げて、腕で目を擦った。
そして、無理して笑ってるのがバレバレな顔で、話した。

「…命は、流転する。俺は、そう信じている。
地に落ちた俺の命も…、新しい命になって戻ってくるだろう。
だから…だからさ…、さよならじゃない。

また…いつか…どこかで…会おうな、燐。

…さぁ、もう行け。それと…この小道を出るまで、決して振り向くなよ。
俺との、最後の、約束だ。」

小指を結んで、指切りをしよう。
それから九角は、玄関から、燐の姿が見えなくなるまで、見送った。
振っていた手を下ろそうとした、その時。
夢から覚めるような感覚に襲われた。→『覚醒』

『後日談』
燐は警察の遺体安置所に行き、遺品の『黒っぽい紙袋』を受け取る。
その中には誕生日に渡すつもりだったのだろう、桜色の口紅と
とっても小さいが、ダイヤの嵌ったそろいの指輪があったと言う。


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