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漫画講座論

876WS:2021/12/07(火) 10:07:05
>>868

『我々が映画を観るのは、
・新しい魅力的な世界に入り込み、最初は自分とかけ離れて見えても、根底では似通った、別の人間の生き方を重ね合わせるため
・架空の世界の体験によって日常の現実を浮き彫りにするため
我々は人生から逃避したいのではなく、人生を発見し、斬新で実験的な方法で頭を使い、感情をうまく解放し、楽しみ、学び、日々に深みを与えたいと思っている。
私が本書「ストーリー」を書いたのは、元型的な力と美を具えた映画を数多く生み出して、二つの喜びでこの世界を満たすためである。』

『何が売れて何が売れないのか、何が大当たりして何が大失敗になるのかは、誰も教えることができない。そんなことは誰にも分からないからだ。
売れるかどうかで頭を悩ますのではなく、そのエネルギーを優れた作品の創作につぎこむべきだ。
才気あふれる独創的な脚本を見せることができれば、エージェントはこぞって契約しようとするだろう。』

『才能ある脚本家の作品が不出来であるとき、原因はふたつのうちどちらかであることが多い。
自分の力を証明しなければと思いつめているか、表現したい気持ちが強すぎるかだ。
一方、才能ある脚本家の作品の出来が良いのは、観客の心を動かしたい思いが原動力となっている場合が多い。
良質のストーリーさえ書ければ、脚本家にとっては、過去も未来も、つねに売り手市場だ。
全米で書かれる脚本の数はおそらく年に何十万本にものぼるだろうが、良質なものはごくわずかだ。
理由はいろいろあるが、一番大きいのは、昨今の脚本家志望者が、技巧を学びもせずに、いきなり書き始めることだ。
すぐれた脚本を書くのは交響曲の作曲と同じくらい難しいが、それを分かっていない書き手があまりにも多い。ある意味ではシナリオの方が難しいとも言える。
作曲家が純粋に数学的な音符を使って楽譜を書くのに対し、脚本家は人間性というとらえどころのないものと向き合わなくてはならないからだ。
未熟な脚本家は経験だけを頼りに先を急ぐ。
鍵となるのは自己認識、人生経験そのものに加えて、人生に対するさまざまな反応を深く考察する力、である。
未熟な脚本家が技巧と思い込んでいるものは、それまでに出会った小説や映画や演劇から知らず識らず吸収したストーリーの諸要素にすぎない。
訓練を受けていない書き手はそれを「直感」と呼ぶが、実は単なる癖でしかなく、むしろ大きな妨げになっている。』




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