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東方キャラに演じてほしい名(迷)台詞・シーンスレ その7
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それから私は二三日ごとにいろいろの人妖の訪問を受けました。私の病はS博士によれば早発性痴呆症ということです。
しかしあの医者の永琳は(これははなはだあなたにも失礼に当たるのに違いありません。)私は早発性痴呆症患者ではない、
早発性痴呆症患者はS博士をはじめ、あなたがた自身だと言っていました。医者の永琳も来るくらいですから、魔法使いの魔理沙や
巫女の霊夢の見舞いにきたことはもちろんです。が、あの技師のにとりのほかに昼間はだれも尋ねてきません。ことに二三人いっしょに
来るのは夜、――それも月のある夜です。私はゆうべも月明りの中に紅魔館の当主のレミリアや巫女の霊夢と話をしました。のみならず
音楽家のルナサにもヴァイオリンを一曲弾いてもらいました。そら、向こうの机の上に黒百合の花束がのっているでしょう?
あれもゆうべルナサが土産に持ってきてくれたものです。……
(私は後ろを振り返ってみた。が、もちろん机の上には花束も何ものっていなかった。)
それからこの本も巫女の霊夢がわざわざ持ってきてくれたものです。ちょっと最初の詩を読んでごらんなさい。
いや、あなたは幻想の郷の言葉を御存知になるはずはありません。では代わりに読んでみましょう。
これは近ごろ出版になったミスティアの全集の一冊です。――
(彼女は古い電話帳をひろげ、こういう詩をおお声に読みはじめた。)
――椰子の花や竹の中に
仏陀はとうに眠っている。
路ばたに枯れた無花果といっしょに
基督ももう死んだらしい。
しかし我々は休まなければならぬ
たとい芝居の背景の前にも。
(そのまた背景の裏を見れば、継ぎはぎだらけのカンヴァスばかりだ?)――
けれども私はこの詩人のように厭世的ではありません。人妖たちの時々来てくれる限りは、
――ああ、このことは忘れていました。あなたは私の友だちだった裁判官の四季映姫を覚えているでしょう。
あの閻魔は職を失った後、ほんとうに発狂してしまいました。なんでも今は幻想の郷の精神病院にいるということです。
私はS博士さえ承知してくれれば、見舞いにいってやりたいのですがね……。
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