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Ryu-na BBS
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手戻りを撲滅する!超・実践的3次元CAD活用ノウハウ (内容紹介)
第1章 手戻りのない設計プロセス
本章では、手戻りのない設計の進め方を3ステップに分けて説明する。3DCADを使うから特別
なプロセスが必要だ、ということではない。何らかの設計課題を解決する方法として、ベテラ
ン設計者なら普段の業務で実行していることを整理して明確にしたものだ。
構造・機構設計と3DCADに焦点をあてて説明しているが、他の設計分野や設計以外の業務にも
応用できると考えている。
1.1 設計にはプロセスがある
設計とは「何らかの目的を実現するために、具体的な手段や方法を考え、全体を統合しなが
ら課題を解決していく作業」である。これは全ての機械や製品に共通であり、
(Step-1)仕様の明確化: 機械や製品に求められる条件や機能を定義する
(Step-2)機能の具現化: 仕様を満たす具体的な構造や機構を考える
(Step-3)設計検証: 仕様に対する検証で、必要に応じて具現化の内容を見直す
というプロセスをたどる。
ここでひとくちに「設計」と呼んでいるが、実務では白紙の状態から設計する「新規設計」
と、既存の機械や製品をひな形として、部分的な機能を追加・変更するだけの「流用設計」と
いう2種類の設計が存在する。どのような企業でも、毎回のように新規に設計しているわけで
はなく、日々の業務は多くが流用設計だろう。
本書では主として新規設計のプロセスを扱っている。流用設計を軽視するということではな
く、新規設計の進め方を理解していれば、流用設計でも手戻りを発生させないような進め方が
できるということだ。反対に、流用設計しか経験したことが無い設計者は、新規設計の進め方
を理解できないことが多い。同じように設計者と呼ばれていても、両者の間には大きな差があ
るので、本書をきっかけに、ぜひ新規設計のプロセスを身に付けてほしい。
以降は本書で…
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