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カードワースにカボチャの季節が来た
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その日、ヤン・ウェンリーは旗艦ヒューベリオン自室の戦術コンピュータに入れていた三次元カードワースで時間を潰していた。
「おっと。トリューニヒトめ、ゴブリンにやられたな。今度、会うとき笑いを抑えるのに苦労しそうだ」
彼が今行っているのは。嫌っている政治家、軍人の名前を冒険者の名前に入力し、
そのまま、『ゴブリンの洞窟』と言う名の入門用のシナリオに突入させては苦戦する様を見てほくそえむと言う、やや悪趣味な遊びであった。
たまには安全な後方の皆様方にも、補給が足りない前線の皆様の苦労を味わっていただかないといけない。
これは後にこの悪趣味な遊びがばれた時のヤンの言い分の一つであった。
「古いコンピュータ・ゲームだと思っていたが中々楽しめるな、シェーンコップやポプランなんかを呼んだら案外盛り上がるかもしれないな」
その時は、同盟や帝国の悪口をひたすら連呼するシナリオを作ってプレーするのも悪くないなどと思案した。
この遊びは、読書に飽きた折など、手を変え人を変え続けられたが。
最終的には、背後の警戒を怠ったヤンが、午後の会議に呼びに来たフレデリカによって糾弾されるまで続く事になる。
銀河英雄伝説(偽伝)『カードワース』 Ende
きっと、カードワースクローンが作られていったらこんな時代が来るんだろうなぁ……。
胸熱……。
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