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新・戦場スレ Part1
78
:
◆tb48vtZPvI
:2016/06/09(木) 23:27:58 ID:R2tFg/zM
>>77
「ヒャッハー! どこの誰かは知らんが情報感謝だぜェ!」
「おっ! あのセレニアンお嬢ちゃんかい!?」
「いや、似てるが違う。お仲間かね?」
「どっちだっていい! 中身を見りゃあわかんだろ!」
「ヒャッハー! キルマークになりなァ!」
フェアリーたちを視認するや、飢狼サイクロプス小隊は戦闘のアドレナリンを分泌させて襲いかかった!
…同刻!
「…ディラン=サン、まだ出られないのか?」
多少の苛立ちを交えてミックは格納庫にいるはずのニュービーの名を呼んだ。特機のサイズを当て込み、輸送艇の盾になってもらうつもりだったのだが…エミリーをフェアリー側に向かわせたのを今更悔やんだ。
予想外の事態などイクサではよくあることだ。実際古のコトワザでも「サイコロは悪い目に転がる」と言うではないか。問題は、悪い目が出た際にどう対処するかだ。
ミックは思い切って輸送艇より離れて先行した。
やがて、いた。キルマークを増やし損ねて憮然とするサイクロプス偵察部隊。無人偵察機ラプトルもついている。
鉢合わせした。
慌ててハンドガンを構えるサイクロプス。しかし…遅い!
シバラク・カスタムはブースター噴射、更にデブリを蹴る、蹴る、蹴るトライリープ! そうすることでパルクールめいた3次元機動を宇宙空間に再現! サイクロプスのFCSでは追従し切れない!
「イヤーッ!」背後を取ったシバラク・カスタムは両腰のシースから大振りのアサルトナイフを抜刀! サイクロプスの脇腹相当部位からコクピットへ抜けるキドニー・ダガー!「アバーッ!」コクピットを貫かれパイロット即死! タツジン!
「アンブッシュ!? どうやって!?」「知るか! 野郎が!」僚機のバイタル消失サインを受け取った他のサイクロプスが気づきハンドガンで牽制してきた。一機はアックスを振りかざし突撃を敢行!
「イヤーッ!」シバラク・カスタムはカンオケと化した機体を蹴り飛ばし反作用で移動! 突撃機体へ向けてスラッシュ・リッパー射出!「グワーッ!」まともに突っ込んで切り刻まれる突撃機体!
シバラク・カスタムは更にブースター噴射! 右腕のプラズマステークにエネルギー充填!
「イヤーッ!」BANG! 叩き込まれる雷撃杭! 致命部位を抉られサイクロプス爆発四散!
「なんなんだ!? こいつなんなんだ!?」「こんなん入団テストにだって出ねえぞ!?」「どういうエースだ!? まさか…あのニンジャか!?」
たちまちのうちに2機を失い恐慌に陥る偵察部隊! それを尻目に、ミックは不満気であった。
「反応が遅い…やはりこんなものか」関節部の発熱もひどい。どうやら戦災難民の獣人は贅沢に慣れ過ぎていたらしい。初心を取り戻す必要があった。
ならば、単機で敵を殲滅させ、ゲートへ輸送艇を送り届ける。しかる後、フェアリー乃至エミリーの救援に向かう。単純明快なプランをニューロンで立案し、それを実現すべくミックはアイサツの形に機体を動かした。
「ドーモ、シバラク・ニンジャです。帝国では、オーダーの首にはバカバカしい額のインセンティヴがついているらしいな」
事実だった。サイクロプスの間でアトモスフィアが変わった。それこそがミックの目的だと気づきながら。「…来い!」シバラク・カスタムは挑発的に手招きした。
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