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戦場スレpart2
78
:
リリー
◆Tg./UqnJ52
:2012/08/25(土) 03:27:17 ID:8uZcUOS.
>>77
「エフゼロ発進。敵を抱えてゲシュペンストに衝突させた模様」
「いや……浅いです。あれはいわゆるカス当たりってやつですね」
カタパルトと推進器による加速を利用した攻撃であったが、機体の操作に誤りがあったのか、衝突速度としては今ひとつ。
だが、それは逆に言えば、衝突による反発で流される機体の速度が、予定よりも遅いということ。
敵の動きも万全ではない。まだ好機の範囲内だ、と判断したリリーは主砲の照準を命じる。
「よく狙って下さい。弾代だってロハじゃないんです」
「了解。二番主砲照準。旋回角度、仰角、全てよし」
「二番、発射」
リリーの号令に従って、甲斐の二番主砲がきりもみ状態のシャドウストライカーとゲシュペンストに向かって砲撃した。
レールキャノンの強力な電磁誘導によって射出されたA250HEAT−MPは、旧世紀の多目的対戦車榴弾の構造を流用し、
新西暦で運用されている艦砲用に設計し直された砲弾である。
スペースノア級万能戦闘母艦に搭載されている連装衝撃砲など、主砲にエネルギー砲を装備する艦艇が増えている昨今では、
あまり目立たない砲弾ではあるが、着弾時に発生する、内蔵炸薬の炸裂による侵徹体と高温・高圧の燃焼ガスにより装甲を貫通し、
穿孔部から進入した燃焼ガスによって内部を焼き壊す作用を持つこの砲弾の前では、ゲシュペンスト程度の装甲など全く問題にならず、
ゲシュペンストならば運が良くて二発、普通は一発食らっただけで大破するという代物である。
侵徹体と燃焼ガスによる破壊は通常のHEAT弾であっても得られる効果であるが、それと同時に、
このA250HEAT−MPには榴弾としての機能も存在し、着弾地点の周囲を砲弾の破片によって攻撃することができ、
この榴弾としての機能は、例え弾体が目標物から外れても、近接信管によって起爆することが可能であった。
直撃時の攻撃力の高さと、相手の咄嗟の回避行動によって外れたとしても、ダメージを与えることだけは逃さないこの砲弾をリリーが用いたのは、
当然のことであったと言えよう。
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