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戦場スレpart2
753
:
◆Tg./UqnJ52
:2013/04/27(土) 23:54:09 ID:NI5btEmg
>>747-752
「盛り上がっとるとこ、すまんなぁ。ちょっとええか?」
アカリがユウセイに応えかけ、腹の膨れたリリーがあくびを噛み殺そうとしたその時、一人の女性士官が皆に呼びかけてきた。
ブルーのロングヘアにベレー帽を乗せた、若干ツリ目の女性だ。襟章は少佐であることを示している。
皆にとっては初見の人物であるが……一人だけ、椅子を蹴るようにして立ち上がった者が居た。アカリだ。
「きょっ、きょ、教官! お久しぶりです!」
「ああ、紅町か。そこまで長く会っとらんわけじゃないんやし、お久しぶり、はおかしないか?」
「うえ!? あー……えーっと…………すいません?」
「ダアホ、謝るとこでもないやろ。慌てん坊やなぁ」
腰に手を当て、呆れたような視線をアカリに向ける女性士官。
と、横にいたリリーが小さくなっていたアカリの袖を引っ張って、
「旧交を温めているところ申し訳ないのですが、そろそろ私達に彼女を紹介して下さいませんか?」
「あ、はい。
……えっと、ご紹介します。彼女はこの牡鹿基地でPT教育連隊の隊長を務めている深堂鏡子少佐です」
アカリに紹介された女性士官、鏡子は背筋を伸ばして、ピッとしっかりした敬礼をし、
「地球連邦軍極東支部牡鹿基地所属、深堂鏡子。階級は少佐や。
今、そこの紅町がウチをPT教育連隊の隊長って言うたけど、今はもう、その任からは解かれとる」
「え? じゃあ今は何を?」
「君らの面倒を見るように言われて来た。
第4特別編成小隊……つまり、君らのことやけど、この部隊の隊長になるよう言われた。
この小隊名、字面は真面目やけど、ぶっちゃけこれ扱いは懲罰部隊と何にも変わらへん」
「懲罰部隊……そんな……」
アカリはショックを受けた様子ではあったが、頭の中では解っていた。
あえて考えないようにしていたが、桜川中将の説明の時点で、自分たちがそういう扱いになっていることは明白であった。
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