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戦場スレpart2

597 ◆zv577ZusFQ:2013/03/18(月) 06:41:17 ID:U8jCKvyI
【「了解です。まずは、少しの間あの艦を黙らせることにしましょう」】

「……んもう。特機タイプも所持しているなんてぇ」

次々と立ち塞がる大きな壁にため息が出てしまうカナメ。

「気を付けて。あれはドゥロとは違って砲撃特化っぽいわ」

遅れて現れたジガンタイプから砲撃されるアルプ・トラウム。高機動が売りの当艦はイクリプスの絶妙な舵取りにて艦体を反らす事に成功する。
しかし、それでも艦の主砲クラスの強い砲撃はアルプ・トラウムが発生させる赤いバリアを難なく突破し、艦体に砲撃の与波をかすらせる。
それはブリッジにも衝撃を伝え。

「「きゃあぁー!」」

ブリッジのメイド達が悲鳴。

「目が……目が回る〜」

そして、ふしだらな二つの果実を縦横無尽に揺らしながら、艦長のカナメはフラフラになっていた。

「失礼しましたカナメ様。厄介ですね、あの砲台」

アルプ・トラウム側もこのまま撃ち続けさせる訳には行かない。
1人涼しい顔のイクリプスは、慌てずナイト・フライヤーをジガンへと射出する。
アイゼルネ・ブルートのモノと同じ名称の蝙蝠型の自動攻撃子機である。ただ、大きさは艦に搭載する際にそれ相応の大きさとなっており、強力になっている。
ずんぐりした巨体に群がり、その牙、その翼にて切り裂かんとする。

【アルプ・トラウム:残りHP90%。ナイト・フライヤーでジガンスクード・アンジェに反撃を行う】


【「明智大尉、聞こえますか? こちらスノウフェイル、遅れて申し訳ありません。このジガンスクード・アンジェの調整に少し時間がかかりまして。
エスコートのクレマチ伍長共々、これよりそちらの指揮下に入ります。
この機体は文字通りの「盾」であり、Eフィールドジェネレーターも装備しています。上手く活用して下さい」】

「スノウフェイル少尉?……しかしその機体はどこから……いいえ、そんな事はあの反逆者どもに勝利してからで良いか。
あてにさせてもらいますよ。このままあの艦を沈めて下さい」

欧州、極東でも無い別陣営の介入を怪しむが今はそんな事はどうでも良い。
勝たなければ意味が無い。そのライトの目はあたかも何かに取り憑かれたかのようにギラギラとしていた。

「……クレマチ伍長、しばらく後に撃墜された振りをしてレイナ・カーマインをこちらのオープンスペースまで誘導して下さい。
彼女はあなたに拘っている。話を聞く振りでもしていれば、必ず誘き寄せられるはず」

ライトがプライベート回線でアカリへと不思議な指示を出す。
この際、外道な手段などとも言っていられない。レイナを突出させ、こちらの隠し玉のシルバーバレット隊にて袋叩きにしてしまう予定だ。
当初は、ヒツギにこれを頼む予定であったが彼をレイナに近付けるのは予想以上に危険と判断した為の代案。


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