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戦場スレpart2
55
:
ヒルギ
◆zwG.6Bg2jY
:2012/08/19(日) 23:25:33 ID:ey76.rwI
2機のシャドウストライカーがデーモンの背で閃光とともに爆散する
正面が暗く影となるその姿は、まるで逆光か後光を従えたかのようだった
だがヒツギの表情は決して晴れない、それは敵を討った感触からだ
今の2機は本体ではないと直感的に分かっていた
(外れか・・・!)
きょろきょろと周囲に視線を配るとレオンが残りの機体を落としているのが見える。
そんなヒツギに対し不意打ち気味にさらに後方――― 甲斐が騒がしい
かなり特徴的な後ろ姿をした機体がカタパルト前で何かをしている、見間違うわけもなくアイゼルネだろう
つまりレイナが何かをしているようだが・・・
「!! 抜けられた!?」
思い当たる節があった、隙を突いて甲斐への接近を許してしまったということだ
隙を突いて・・・というのは少しおかしいか、ヒツギを甲斐から剥がしたのも全て敵の作戦。
「レイナ、甲斐!大丈夫か!?」
甲斐と戦場を行ったりきたりでかなり忙しいが、ここは再び戻るしか・・・
>>53
>ユウセイs?「…さっきと違って無駄がないね?」
焦りを見せるヒツギに対し投げかけられる声
それは先ほど落とした機体とまったく同じ見た目をした機体、シャドウストライカー
「まだ残っているのか・・・!」
敵をカメラに捕らえ、今一度周囲に気を配る
どうやらこいつだけでなくまだ数機残っているらしい、ヒツギの奥歯に力がこもった
>弾幕が張られる直前、最初にバルクレイスに対峙した側の本体が、ルナ・フェンサーの柄をホルスターから射出させ、取るや否や
>バルクレイスの左右下方からすくう様に蒼い光綸を展開して追いすがる
「挟撃か、だけど落ちると・・・」
3つの光輪はそれぞれが意思を持つように動き、それぞれバルクレイスに向かって迫る
対するヒツギは瞬間的に機体の推力を最大まで跳ね上げさせた。
さらに速度を上げるために機体を水平にしたその姿は、赤い銃弾と形容するにふさわしい
「思うなよ!!」
相対するように襲い掛かるルナ・フェンサーに対しデーモンはその腕を広げる
そして肩で空を切るかの用に無理やり上体をひねり、すぐさま元の位置に戻して両腕をまっすぐに揃える
この一連の行動によってただ直進する以外の運動エネルギーがデーモンに宿った。
あろうことか、その場でバレルロールをしたのである
回転するデーモンと瞬間的にすれ違う光輪はその体を捕らえきれなかった
掠めた光の刃がバルクレイスの赤い装甲が突起の先端を切り落とし、また塗装が剥がれる程度の薄皮を切り裂いていく
どれも紙一重と呼べるタイミングでかわして見せたのだ
>ユウセイが連れてきた側の本体が、開口一番にトンファー状の武器からバルクレイスに向けて弾雨を展開
次に襲い掛かるのは銃弾の雨霰、直進を図っていたバルクレイスからしてみたら正面衝突は必死。
ルナ・フェンサーをすり抜けたバルクレイスは空中で仰向けになったような状態になっていた
その刹那に背中の胴体と同じだけの大きさを持つ巨大なブースターがその大口を開き、咆えた
薄青い光が尾を引いて噴出し、機体は不安定な体勢のまま高くへと吹き飛ぶように跳ね上がったのだ
「ぐっ・・・!」
放たれた銃弾を避けるために負荷など無視して機体を思い切り飛ばしたのだ
途方もないGがヒツギの体を襲った、身に受けるそれをぐっと歯をかみ締め耐え抜く。
天高くへと飛びあがったバルクレイスはその身を翻し、勢いのまま再び回転させた
そしてくるりとムーンサルトのように体勢を入れ替え―――
両膝を胸部に付くほどに引き戻し、閃光の尾を従えたまま引き絞られた矢のように打って出た。
空高くから襲い掛かる有翼の獣のように銃弾を放つシャドウストライカーへと襲い掛かる
限界まで引き戻していた足を突き出しての飛び蹴り、それは彗星か流星か――― それとも稲妻か
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