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戦場スレpart2

353ヒツギ ◆zwG.6Bg2jY:2012/10/27(土) 14:00:35 ID:YNLU6b4M
>>352
>「そうですか。なら少し私に付き合ってもらえませんか、ハヤセさん」

突如として後ろから投げかけられた声に体を跳ねさせすぐさま後ろへと振り返る。
そこにいたのは何度も話したことのある顔見知り、記憶している限りだと彼女はヨーロッパの方へ向かったと聞いていたのだが

「ビックリした、あけっちか・・・久しぶり」
胸を撫で下ろしながら再会したことに対しての言葉を投げかける。
その表情を見るにまったく気づいていなかったらしい。
後ろに人が立っているのに気がつかないほど集中していたのか、逆に気が散っていたのかのどちらかだ
レイナの情報はライトにも届いているだろう、どちらに転んでもヒツギがそれを気にしていることは明白だった

>「欧州への技術協力とあなたへのスカウトのお話ですよ」

「へ?」
きょとんと目を丸くしてかなり間の抜けた声をこぼすヒツギ。
ルーキーであるヒツギにとって、どこかからスカウトが来るなんてまず思っていなかったことだろう
ぽかんとしていたヒツギだったが、我を取り戻したのかそのことについて聞きなおそうと口を開いた。
が、自分の格好と話している場所のことをすぐに思い出す、見知った相手とはいえ女の子と話すのに汗臭いのは頂けない
・・・それに気分転換もしたいところだった

「話の内容が気になるけど、外の空気が吸いたいからちょっとだけ待ってくんないか?
 急いでシャワーを浴びて着替えてくからさ」

この時ライトは思っていなかっただろう。
この「外の空気が吸いたい」という言葉、屋内から外に出たいと言う意味ではなく、基地から外に出たいという意味だったことに


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