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戦場スレpart2
349
:
ヒツギ
◆zwG.6Bg2jY
:2012/10/25(木) 01:25:26 ID:JDqcDK46
腹の置くまで深く息を吸い込み、ゆっくりとした体の動きに合わせ少しずつ吐き出してゆく。
床はフローリングでも絨毯でもなくイグサを何十にも編まれて作られた畳
極東支部にそんな場所は一箇所しかない、それに合わせてヒツギの服装は胴着になっていた
「フゥ・・・」
突き出した右腕を引き戻し、左腕の肘を曲げてその角度のままに前へ持ち上げてゆく。
左手の指を一本ずつ伸ばす、その体のこなしは戦闘というよりは型を確認しているという方が近い。
精神統一のために行っているとみて間違いない。
ふと視線に入り込んだ道場の窓をヘリが横切るのが見えた、珍しいことに軍用のものではない。
結局極東支部についてもレイナの姿を見ることはできなかった
到着してすぐ、近くの医療施設に搬送されるのかと思ったが屋敷に戻る為の迎えが来るという話だった
キュッとヒツギの口元が強く締められるが、すぐに口を薄く開き同じように一定の長さで息を吐き出し始めた
しかし入り込んだ雑念をどうしても振り払えないのか、ぴたりと動きが止まってしまった
「あ゙あぁぁぁぁ!」
それを追い出さんと、謎の叫び声を上げながら自らの頭に両手を置いて掻き毟る。
両腕をだらりと下げると共に、ため息を吐いて道場に座り込んだ。
「・・・ハァ、少し休憩しよう」
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