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戦場スレpart2

1 ◆NcltM1gQ/Q:2012/07/11(水) 20:01:52 ID:Ue7B6b.Y
ロボットの戦闘シチュや、イベントの際にお使い下さい。

328レイナ・カーマイン ◆zv577ZusFQ:2012/10/06(土) 17:49:09 ID:ycB/A4cU
月面での戦闘で殿を務めたレイナは、その役割を果たせず倒れ伏してしまった。

レイナの愛機アイゼルネ・ブルートは凄まじい再生能力により、無傷に等しい状態なのだが、それを操るパイロットの方に問題が起きたのだった。

強敵を相手に一度ボロボロにされたアイゼルネをマシンセルの急速活性で瞬時再生させる為に、コクピットの特殊システムへ左手を直に接続したその時に
突然、レイナを襲った激しい苦痛。
自身で胸を抱きながら、コクピット内で苦痛に耐え震えるレイナ。
熱を帯びた尋常では無い激しい吐息。発熱する身体。激痛。
それこそ歯を食い縛り、目尻に涙すらも浮かべそれを必死に耐えていた。
端から見ていても全く意味が解らないだろうこのレイナの突然の不調。
心配されるのを嫌い、レイナはまともに動かせすらしない震える指先で全ての通信を拒否させた。


―――ここで自分が倒れる訳にはいかない。弱味を見せる訳にはいかない。だからもちこたえてくれ。

その時のレイナの心境であるが、
結局は自身の愛機アイゼルネを動かす事は出来ずに、追撃に来た敵の攻撃を無抵抗に受け続ける。
限界を迎え、レイナが意識を手放したのはそのすぐ先の事であった。

しかしながら完全に意識を失う前に朧気ながら彼女が見た最後のヴィジョンは……。
どういう訳か、例の死のヴィジョンを完全回避したヒツギ・ハヤセの姿だった。
かくしてヒツギの死という災厄の未来は変わったと、レイナは人知れず安堵した。


そしてそのすぐ後に、実際にヒツギのゲシュペンストによりレイナとアイゼルネ・ブルートは救出される事になる。

――――――――――――――――――
……まだ死んでいない。
意識を失い、時折苦しそうにうめきながらも、レイナは必死に生きようとしていた。

レイナ・カーマインはこれまでもずっと抗っていた。
自分の身体があたかも別のモノに染まり侵食されていく様な嫌な感覚に。
その未知への侵食は時に激痛を伴い、レイナの身体の中。臓器方面に内側から負担を掛ける。
これは人在らざる身である事を忘れさせない為の戒め。あるいは呪いの様なものなのかも知れない。

しかしながら、彼女の身体の秘密は一部の人間にしか知られていない。
知られる訳にはいかないのだ。

329レオン ◆NcltM1gQ/Q:2012/10/06(土) 18:22:25 ID:BCOncwyE
>>328
「クソッ!!!」

レイナが伏せる病室の扉の向こう側で隔壁に拳を叩きつける
轟音と共に拳一つ分がめり込み、直径約50cm大のクレーターが形成されていた

「ヒツギは助かった…だが……!」

ぶっきらぼうにベンチへと座り込み天を仰ぐ
…あの時に突撃せず攪乱に徹していればレイナへの追撃は無かった
完全に初手を誤っていた
結局、例の騎士とのダメージにより飛行は出来たが左右のテスラドライブの同期率が安定せず、情けない事に引き返すハメになった

「……レイナは助かるのか?」

天を仰いだまま、イクリプスへと訪ねた

330使用人 ◆zv577ZusFQ:2012/10/06(土) 19:53:02 ID:ycB/A4cU
>>329
【「……レイナは助かるのか?」】

「それは予定通り地球に降下していただけるのでしたらですね。今は抗薬が病魔の進行を塞き止めていられます。
伊豆の屋敷にお嬢様の専門医が在住しておりますので屋敷の設備へと早急に連れて行ければ、最悪の事態は回避できるはずなのですが」

優秀な使用人は、やはり緊急事態でも取り乱したりはしない。
イクリプスは冷静にレイナの状況を少々イラついた様子のレオンハルトへ告げた。
淡泊過ぎるのでは無いかと思われるイクリプスだが、彼女とレイナの間には確固たる信頼が存在する。
我が主レイナが金属細胞の浸食ごときに負ける訳が無いと主の復活を信じている。

「それからもう一つ。
お嬢様から固く禁じられているので、この病に対しての深い説明は出来かねます。
私、使用人への追求はどうかご遠慮願います」

レイナが苦しむ原因は何なのだ?と間違いなく追求されるに違いないので、
それを先読みしてイクリプスは釘を刺す。
主からの直々の口止めなのである。イクリプスは例え何を言われようが、主の許し無しに答える訳にはいかない。

331ヒツギ ◆zwG.6Bg2jY:2012/10/07(日) 02:52:08 ID:nirygqH.
対しヒツギは顔を下に向けて腰掛けたまま、飲み物を手に落ち着いていた。
落ち着いていたというよりは疲れたといったほうがいいのだろうか、それもその筈ヒツギは既に騒ぎ終えた後だった
その結果何が分かったかといえば、この状況において何もできないということだけだ

「くそ・・・っ!!」
自分を助ける為にこうなったのだから彼女の言葉を聞いていれば変わっていたのだろうか?
自省の念がヒツギの中で渦巻く、手に持っていた紙コップがくしゃりとつぶれた

332 ◆JryQG.Os1Y:2012/10/07(日) 20:24:19 ID:A944LRys
ユウセイは、ただ静かに、レオンとは違う、ベンチに腰掛け、近くの窓から空を見ていた。

【俺のせいだ、念動力者である俺なら、】

演習の時の、レイナ嬢に真相を聞けてたら、少なくともこの未来には。
【俺と同じ境遇の奴を、クソッ】
ベンチをグーで殴る。


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