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戦場スレpart2
307
:
アカリ
◆Tg./UqnJ52
:2012/09/26(水) 08:07:23 ID:OCaNZ0nA
>>302
敵の姿はビームとミサイルが作り出す爆炎の中に消えた――――が、中から大きな鳥類へと姿を変えた敵機が現れた。
当たらなかったのか? という思考をする間もなく、敵機はこちらに進路を取り、機首の四連装バルカンを撃ってくる。
恐るべき対応の速度ではあるが、バルカン砲を使うにしては距離が離れすぎている。回避は容易。
「そんな距離から撃ったって当たるわけないでしょ!」
素早くロールを打って機体を横にスライドさせ、それらの弾幕を回避する。
その横を、凄まじい加速を見せて敵機がすり抜けていく。先ほどの狙いの甘い斉射は、自分をここから退かすのが目的だったようだ。
一体何のためにこのコースを取る必要があったのか……その意味に気づいた時には既に、敵は攻撃の態勢に入ろうとしていた。
まずい、と思った瞬間、半ば反射的にアカリは機体のスロットルを最大にまで上げる。
機体後部のバーニア全てから最大出力の巨大なフレアが噴出し、それに見合った加速をラプターに与える。
果たしてその選択は正解であった。先ほどまでラプターが居た位置を、敵機から放たれた巨大な竜巻の縁が破砕したのだ。
竜巻によってズタズタに引き裂かれ、周囲に飛散する月の岩塊を避けながら離脱していたアカリであったが、
自機の頭上に目を向けたときに、竜巻の外周部を遡りながら敵機に接近しているエクセリオン、
敵の竜巻の直撃を根本付近から受けてしまっているヒツギのゲシュペンストとユウセイのアルブレードの三機の姿がそこにあることに気がついた。
「どうしてあんなところにあの三機が!?
……って、そんなこと考えてる場合じゃない!」
頭上を押さえるように飛んできた岩塊を避けるのと同時に機首を持ち上げ、弧を描いて自機を敵機の居る高度にまで引き上げる。
エクセリオンはともかく、竜巻を受けたゲシュペンストとアルブレードが無事なはずはない。
リリーの言っていた「レイナの危惧」とはこのことか? それともまだ何かあるのか?
レイナのように予知の眼を持たぬアカリにはその判別は付かないが、あそこにいる味方機には援護が必要、というのは間違いなく言えることだ。
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