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戦場スレpart2

268レイナ・カーマイン ◆zv577ZusFQ:2012/09/19(水) 23:51:08 ID:N7v79jn6
>>267
【「何言ってんだよ、こいつはほぼ素のゲシュペンストの上にお手本として本物のSタイプまであるんだぜ?
 そこのアルブレードみたいのならまだしも、武器もこのブレードが追加されただけだし模擬戦でも問題なく動作していた」】
「……ぅ。聞き分けが無いわね?私が欠陥が有ると言えば有るのよ」

いつもの様な無茶苦茶な暴論も
今に限ってはただの薄っぺらいワガママにしか聞こえない。
いっそ本当の事を言ってしまおうか?
その上で死を回避する手段を……。

「……言うことを聞きなさい」

いや、無理だ。あのヴィジョンはそんな抵抗を問題にすらしない強固な未来。
小細工。無駄。そんなものは既に何十通りも思案している。
もしや、ヒツギが前線に出る事までも何物にも止められない絶対の未来なのかも知れない。

(……駄目なのよ。行かないで!)

ならレイナが何を言おうが……正義感の塊の様な彼を止められる訳が無い。
心の中で叫ぶ。

【「いったいどうしたんだよ、突然」】

「……っ。五月蝿いのよ!ヒツギ。大人しく私に従いなさい。
…………さもなくば!」

私の心の内も知らないで!と余裕が全く感じられない
いつもとは全然違う苛ついた様子でヒツギの事を怒鳴ってしまう。
そしてそんなレイナが次に紡ぐのは絶対に口にしてはいけない言葉。

「…消えてくれ。君とは契約解除だ。二度と私とは関わるな」

口にしたのは離別或いは拒絶の言葉。
普通の物語のヒロインなら泣きながら震えながらに口に出し、
本当は離別を惜しんでいるのだな。と思わせる展開だが……。
根っからの演技派であるレイナは、そんな女々しい内情を絶対に悟らせない。
いつもの強気な口調に冷淡さをプラスした酷い台詞を残した。

ヒツギはそろそろレイナに怒りをぶつけても許されるだろう。
むしろこんな馬鹿な主を糾弾して欲しいとさえ思っていた


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