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戦場スレpart2
258
:
リリー&姫
◆Tg./UqnJ52
:2012/09/19(水) 00:11:06 ID:lUHZcidA
>>246
「了解です、少佐。助かります」
「…………」
「個々の兵員を一つの駒として無慈悲かつ無造作に扱う」というマデリーンの言葉に姫は少し眉根を寄せたが、
リリーは相変わらずの無表情で一礼しつつ、マデリーンに謝した。
レミーが予備のオペレーター席に着き、マデリーンがCICへ向かうためにブリッジを退出するや否や、
姫はガチガチに固まっていた敬礼の体勢を解いて、ため息をついた。
「厳しそうな人でしたね……。人を駒として扱うだなんて」
「反感を覚えますか?」
「いえ、私も以前の職場を考えると、人のことはあんまり言えた立場ではありませんから……。
でもやっぱり、言葉にして言われると……こう、普通にくるものがありますね」
「仕方がないですよ。連邦軍という軍事組織は私達だけでまわっているわけではありませんからね。
戦場という、リアルタイムで状況の進行する場所での、素早い数字のやりとりというものも必要です。
そういう意味では、少佐の助言は勉強になると思いますよ」
「そうですね……できることなら、そんな状況、来ない方が良いんですけど……」
もう一度、さきほどより深いため息をついて艦長席に戻る姫。
その隣に移動しながら、リリーは「やはりこの人は戦艦の艦長には向いてなさそうだ」と思った。
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