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戦場スレpart2

145リリー ◆Tg./UqnJ52:2012/09/11(火) 19:08:18 ID:XAObQUog
>>144
イサムに引き続いて病室を出て行くユウセイを見送ったリリーの視線は、イサムの時のそれとは違い、
明らかな疑念をはらんでいた。

(あの人……精神的な欠陥があるみたいですけど、どうして軍属になれているんでしょうか?
 そういった欠陥があれば採用の時点で蹴られるのが普通……それをすっ飛ばして、しかも高級なワンオフ機に乗せてもらっているあたりが……。
 あの大将さんが直接ここに来ることといい、あの人に一体何があるというのでしょうか? ……いや、これも考えても詮無いことですが)

そのあたりの背景がどうなっているかは怪しさMAXだが、それを暴いたところで何かが良くなるわけでもない。
気にはなるが、これはアンタッチャブルな問題だ。それこそただの尉官が触れてはいけないような何か。

(ま、何か重大な問題があるのならば、とうの昔にあの大将さんが手討ちにしているでしょうし、今のところは問題無いんでしょう、たぶん。
 単に戦力の頭数を揃えるために、どこかから引っ張ってきた人なのかも知れませんし。
 何にせよ、今は私が彼について何かを考えたりしたりすることは無い、ということだけは確かです。ふぅ、楽になりました)

問題は何もなくなった。さて、これからどうしたものか。
艦の指揮権を強奪したりした自分の諸々の蛮行は、どういうわけか二日ほどの営倉入りと口頭による厳重注意で済んでしまった。
おそらく、この部隊には普通のそれとは違う論理が存在しているのだろう。
大将が直接関わっていることといい、カーマインの令嬢が一枚噛んでいることといい、普通ではないきな臭い部隊ではあるが、
こういう特権じみた部分は素直にありがたい。
そんなことを考えながら、リリーも病室の入り口から廊下へ出た。


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