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汎用スレpart1
198
:
三姫VS邪神① マヤVSグレートハウンド級
◆h9Hr5c.eFE
:2018/01/31(水) 00:25:30 ID:Hj8.LwRQ
>>197
【一部訂正あり】
「ぁ゛……ぁ゛……ぁ゛ぁ、ぁ゛……」
混濁する意識の中で、マヤは眼前にブルーティッシュ・ブレードが転がっているのを見た。すがり付くように震える手を伸ばし、どうにかその束を握る焔姫。
獣は構わずに複腕を伸ばし、巨大な爪で焔姫の後頭部をがっちりと掴むと、そのまま機体を高々と持ち上げ、再び吊し上げた。ボロ雑巾のような有り様に成り果てた焔姫、裏腹にもはや獣の胴の損傷は完全に塞がり、皮膚の表面には傷ひとつさえ見られない。
「…はぁ゛っ……ぁ゛ぁぁぁ…っ……ひ……ぅ、ぁあぁぁ……」
小刻みに震えながら、呆けたような声を漏らしていたマヤだが、次の瞬間、
「…えひい゛ィィィィィィッ!!?」
再び強烈な衝撃に全身を戦慄かせる。焔姫を捕らえている獣がもう一方の電撃爪で背中を思いきり突き上げたのだ。
電撃は一瞬で止んだが、獣は爪を押し付けては離し、押し付けては離しを執拗に、断続的に繰り返した。
「あッひィイイ゛イイィィィッ!!? ひっ! ひッ、はひぃィイイイイィィィッ!!? ひぃ゛ンッ!? …ひぃイ゛イイイイイイイィィィンッ!?」
その度にマヤは高圧電流の猛威に襲われ、宙吊りの全身を弓のようにのけ反らせて悶える。
「ひィィイイイイッ!!? ぅ゛あぁひぃい゛ィイイ゛イイ゛〜〜ッ!!?」
朦朧としていた思考がたちまち恐怖に支配され、全身の毛穴から汗が止めどなく噴出する。
勝てない。どうしようもない。このままでは間違いなく嬲り殺しにされてしまう。いや、それ以前に、全身を襲うあまりの激感に気がどうにかなってしまいそうだった。
「か、カットッ!! せつッ、せつぞッ、あ゛んッ!? せつぞひゅッ、カッとぉッ!!」
懇願するように音声認識インターフェイスに呼び掛けるが、目前に投射されたホロスクリーンには無情にも『音声が不明瞭なため、リクエストを認識できません』との文言が浮かぶ。
「…なんッ!? なんれ!!? なんれぇッ!!? かっとらってばッ!! かっとぉ!! せつぞふッ…ひいぃィ゛ィ゛んッ!!?」
やがて獣の爪は速度と勢いを増し、装甲が陥没する程の力で、幾度となく焔姫の背を突き上げはじめる。
ガンッ! ガンッ! ガンッ! ガンッ! ガン!
「あ゛ッ!? ぁッ!? あ゛ッ!? あひィ゛ン!? ひィ゛ンひィ゛ン!? ィ゛ひッひィ゛ン!? ひきッ、やめッ、やめひぇえ゛ゃぃ゛ン゛ッ!? きゃィ゛ン゛ッ!? あひィンひゃィィン゛ッ!? きゃィィン゛きゃィィ゛ン゛ッ!?」
機体を振り子のように前後に揺さぶられる焔姫の姿は、まさしく文字通りのサンドバッグだった。
「ランベリーさん、耐えしのいでください!!援軍の到着まで推定……15分です!」
「じゅッ、じゅうごっ、じゅうごふンッ!!? そっ、そんら゛っ、むりっ!? むりィィィッ!! ンぃ゛ィィィィィィ゛ンッ!?」
「すみません……! どうか、耐え凌いでください!!」
「そんらあ゛ぁあぁあぁッ!? ひッ!? あひィ゛ひひひィ゛ィィィィィン゛ッ!? きゃひッ!! きゃひン゛ッ!! あひ、あひ、あひ、あ゛ひ、ひィ゛ィィィィィンッ!?」
今にも消し飛ばされそうな意識を必死で繋ぎ止めながら、マヤはひたすら耐え続ける。
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