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SSの実力向上を目指すスレ 第8話
79
:
76
:2013/06/09(日) 22:40:09 ID:70oulBUw0
このやり方は、とにかく無駄を省いて自然な流れを作る、ということを主眼に置いています。
メリットとしては、
・無駄な文章が減る。手癖のままに要らない情報を垂れ流すことを防げる。
・大きな矛盾や情報の欠落を見落としにくい。
・作業している間に熱が冷めるので、書いてるものが面白いのかどうか冷静にツッコめる。
デメリットとしては、
・労力が大きい。腰の入った長編以外では徒労に感じる部分の方が大きいでしょう。
・書く勢いが削がれる。ノリと勢いに任せたギャグなんかとの相性は悪め。
・あまりに冷めすぎると、書けるはずの話まで書けなくなる。過剰にボツってしまう。
さらに根本的な話として、
・基本が出来ていればここまでしなくてもいい。というか、これくらいは自然にやるのが 「基本」。
という感じです。
これが貴方に合うやり方かどうかについて、俺は見立てを持ちません。
あくまで一例として、取り入れる価値があると思う部分があれば、そこだけ参考にしてください。
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有名どころの作家の作なんか読んでるとよく分かると思うんですが、
一人称にしても三人称にしても、登場人物の思考のプロセスと情報の提示の絡め方が自然なんですね。
常識的に自然に感じられる思考の流れに、常識的に 「それくらいは頭に浮かぶだろうな」 と
自然に納得できる分量の情報を滑らかに提示していく。だから、すんなりと頭に入る。
そうやって自然にキャラクタの思考に接して、自然に提示される情報を取り入れていくと
読み手も 「勝手に」 そのキャラクタの心情をシミュレートするようになる。
脳に備わる 「共感」 の機能を用いた、「読み手がキャラクタの心情に寄り添っている」 状態です。
この段階まで行って初めて、強い言葉や感傷、あるいは普通では不合理な行動が意味を持ってきます。
読者がそのキャラクタに馴染んでいるから、例えそれがまったく賛同できない性質の行動であっても、
「なんだこりゃ」 と単に冷めるのではなく、「おいおいおいおい」 と感情を動かされる。
王道的なプラスの行動や結果であれば 「イヤッハー!」 となるわけですね。
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長々と語りましたが、この手の話ってのはやっぱり、
「実際に完成稿を書くところ」 で理屈と実践のギャップが現れてきます。
んなこと言われてもどう書きゃいいんだよ! と orz な気持ちになった時は、
とにかくいろんな作品に触れましょう。世界に溢れる文章は、その全てが見本であり手本です。
悪い例だって、「こう書いたらこう感じる」 の立派なサンプルの1つですからね。
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