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SSの実力向上を目指すスレ 第8話

47名前が無い程度の能力:2013/05/30(木) 08:45:59 ID:k52jHt4Y0
>>42
読みました。
①起承転結について
起承で終わっているように見えます。転と結が無いです。
転の役割は、山場であると同時に、変化を生じさせる場面です。
その変化は、劇的なものであると同時に、複数の問題が解決するものが望ましいとされています。
今回の話なら、序盤で美鈴が抱えていた葛藤や危機が、レミリアと戦い、勝利することによって解決する、という流れが理想でしょうね。
ですがこのお話、序盤まったりで終盤突然戦闘、おまけに主人公の美鈴が敗走、特に内面の変化や成長もなし。という流れですから、エンターテイメントの成功フラグのほぼ全てに背いてる状態です。
このストーリーのまま面白くするなら、悲壮なバッドエンド話としてもっと悲しげに演出した方が良いでしょう。

②読みにくくなかったか。
難読表現こそありませんが、ところこどろぎこちない文章があります。
とりあえず冒頭。
>ことりと紅茶を置くと、少女はけたけたと楽しそうに笑った。見れば、まだ十にも届かない様な顔立ちの少女だ。だが、悪戯っぽく笑う様は幼いが、どこか社交慣れしているようにも見える。
>少女は、小さな彼女には不釣り合いなほど豪奢なチェアに腰を落とし、珍しい紅い色の瞳を爛々と輝かせていた。
二行の中で「少女」という単語が三回も出てきますね。固いですよ。
〜が、で始まる文章の頭に「だが、」をつけるのも良くないです。

で、ここまで細かくこの一文を指摘しておいてなんですが、冒頭でレミリアを「少女」とぼかした言い回しで描写するメリットが無いです。
それをやって面白くなることはないですし、分かり辛いだけです。普通に「レミリア」と書いてよいかと。
一瞬、レミリア、美鈴の他にもう一人、謎の少女がいて三人で会話してるのかとも思いましたし。

次に、回想の多用ですね。いけませんよ、無用の混乱を招きます。
このお話が過去話であることを意識した方がいいです。舞台が現代の幻想郷ではない、という時点で、読者が既に少し思考力を使っています。
ただでさえその時代の詳細な解説が欲しい場面なのに、また回想に飛ばれたりすると、その遡った時期の把握も再び始めなくてはならず、読んでいて疲れます。
ちょっと悪い例を書いてみましょうか。

・ある所に、お爺さんとお婆さんが住んでいました。時代は、江戸に幕府が置かれた頃です。お爺さんはふと、昔を思い出しました。「あれがワシが七歳の頃であった。あの頃はまだ戦国の世で〜」

これと同じ事をやっています。

③登場人物について
心理描写よりも、殆ど設定の解説ばかりが続いていた印象です。
キャラが歴史年表に埋もれているような感じで、あまり魅力的に描けているとは思えません。
人物の内面描写とオリジナル設定の説明、どちらに多く文面を割いているかは、作者さんが一番知っていることでしょう。
読者も多い方に関心が向かう筈です。

④そもそも面白かったのか
すみません、読むのがしんどいです。
上に挙げた通り、起承転結の途中で終わっている感があるのと、不器用な文章、あまり興味が湧かない歴史解釈等が続いて、気合を入れないと読了できない状態です。
日本語が激しく破綻している訳ではないですから、ドラマ性と分かりやすさを重視し、設定語りを抑えるだけで大分よくなるとは思います。


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