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SSの実力向上を目指すスレ 第8話
161
:
名前が無い程度の能力
:2013/09/06(金) 03:32:29 ID:wEf18MuU0
>>152
>感想
大げさな事件などに頼らずに、極日常的な情景だけを使って、キャラを表現しきり
尚且つ、キャラを表現しきる、という一点を見所にしてしまった腕力が素晴らしいと思いました
じゃあ、キャラの魅力以外には何か見所があったかな、といえば、これは特になくて
エンターテイメントとしての満足感や、
何かしら感慨深いものが表現されているものを鑑賞するという意味での文学的な満足感も、特にあるわけではないので
キャラは魅力的だけど、それ以上の評価すべきポイントがない作品、といった感想です
もちろんこれは、悪いことではなく、作者さんの意図するところが、最小限の文量で余すことなくちゃんと書かれていると言う意味で、成功と言えると思います
>物語の構成等
気になったのは冒頭
主人公が困り果ててる場面からスタート
こういう冒頭にするなら、主人公が困り果ててる状況をもっと明確にしないと、つかみとしての機能がぼやけてしまう
「何故こんな状況に置かれているのか」という部分を餌にして、読者に文章を追わせるつもりならば、その餌をちゃんと見せなきゃ機能不全になるということです
『隣の部屋で、人が一人殴り殺されそうになってて、それを見殺しにするか、それとも助けるべきか、極めてドライな思考で考える主人公』くらいの情報開示は出だしでしちゃったほうが牽引力が高まったはず
この手の冒頭をやるばあい
後半のネタばれを恐れて、前半の牽引力をおざなりにしちゃう傾向は、多くの作者さんに見られるんだけど
ネタばれする段階では、別の見所を用意しておけば十分補完できるんで、冒頭に全力投球しちゃっておk
とくにこの作品の場合は、事件自体は極めて地味で、キャラの思考や行動で魅せるタイプのお話なんで、
多少、後半のネタばれをしちゃったところで魅力が損なわれることってのは、ほとんどないです
冒頭のあとの、主人公の生活っぷりを説明するパートへの興味の繋ぎ・誘導はとてもスムーズ
『一見どうでもいい地味な俺設定』を面白く読ませるという点で成功してると思います
茂が暴れ始めてから、主人公が行動を起こすまでの、じらし方や間の取り方も丁度いいかんじ
全体的にそつがない印象
こっからは完全に個人的な希望なんだけど
欲を言えば、もうちょっと主人公の魅力を発揮できるよう茂の事件を地味ながらにもう一ひねり盛り上げてほしかった
例えば、下っ端チンピラだと思ってた茂が実は、里の有力者のどら息子で、予想以上に頭が切れて下手な芝居を打った主人公が大ピンチみたいな
しょぼいチンピラを三下妖怪がやっつける、っていうのも作品のテーマには合致してるんだけど
どうせなら、もっと強敵と地味に対峙させて、せこい手段で大ピンチを切り抜けさせたほうが主人公の魅力が発揮されるはず
>文章
一人称と相まって、しっかりと世界観が固まってる印象
硬い語り口でありながらも、それ一辺倒ではなく感情の起伏なんかにあわせて柔らかさも感じられるメリハリもきいてて、“生きてる”感触
そして、要点が明快で読みやすい=作品世界がダイレクトに頭に入ってくる感じ
舞台描写のバランスも良い感じで、多すぎず少なすぎず、作品の完成度に要求される量を、作者さんがちゃんと把握してる印象を受けた
キャラの魅力のみを見所にする本作品の価値を引き出しているのは、この文章によるとこがきっと大きい
普通に見るとくどいモノローグもあるんだけど、そこはキャラの個性としてプラスとして働いているので、必ずしも欠点にはなってないと思います
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