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SSの実力向上を目指すスレ 第8話
145
:
名前が無い程度の能力
:2013/09/01(日) 21:11:43 ID:L4KnJxlw0
>>142
読みました。
確かに、物語の流れができていませんね。
そうなっている原因を挙げてみると、
・キャラクターの精神構造が単純すぎる
冒頭の霊夢さんの態度からして分かりやすい例になっていますが、
瞬間湯沸かし器どころかデジタルスイッチの如くころころと感情が変わる。
いきなり暗殺者のマニューバまで見せているこいしさんも、
その行動の過激さの割には物分かり良く交渉に応じているし、
中心人物である二人に至っては、殺し殺されの覚悟まで持ち出している割に、
ちょっと思いやりの心を発揮したらコロリと大団円。
案内役の燐さんあたりはまあ役どころ的に仕方ないにせよ、
登場人物が誰も彼もチョロすぎて、状況に相応しい切迫感を与えていません。
・キャラクターの行動の動機が弱い
これは特に地霊殿組で顕著な問題です。
動機が弱いというよりも、頭が弱いと言い換えた方が適切かもしれない。
さとり:空が莫大な力を得たことも、日に日に憔悴していることも把握済み。
ペットがある日突然ヤタガラス憑きになることが珍しくない世界ならいいんですが、
そうでないはずのこの状況で、憔悴していることまで把握しておきながら、
「相談してくるまで待っていればいい」というのがちょっとよく分からない。
まして、「多数いるはずのペットの一匹に思いやりを欠いた程度」で、
命を捧げて詫びようとするような精神の持ち主が、です。
こいし:結局何をしようとしていたのかが曖昧です。
可能性だけならいくつか推察はできますが、どれも意味のありそうな理由ではない。
殺すという行動にまで出ておきながら、大人しく霊夢に連れ出されているのも不自然。
原作での異変や弾幕ごっこは、いくら表面的に殺伐としていても、
「別にみんな本気じゃないから」 という言い訳が一応立てられているわけですが、
彼女の動機も全部その程度の与太話で、それで暗殺者ごっこを仕掛けたのでしょうか。
空:原作から与えられている単純系のキャラクター性と、
ストレスで人格が分離、という作中の状況を考えれば、整合性は取れていると思います。
ただやはり、根っこの動機が 「構ってほしい」 レベルなので、
ああも単純に殺しにかかることと、その後の手のひら返しが非常に安く映ります。
霊夢:動機というよりは精神構造の問題の方が強いですが、
全般的にサバサバしている割に、場面場面では唐突に同情したり自分を責めたりする。
そういうキャラ付けだから、と言われればそれまでですが、説得力は薄かった。
・問題が解決される手段が安易
これだけ引っ張って殺すだの何だの緊張感を煽っていた割に、
ちょっと思いやり示したら誤解氷解大団円、ではやはり物語として弱いです。
「とんでもない状況の原因は実に些細なことだった」 というのは、
物語の構造としてはよくあるものですから、それ自体が悪いということはありませんが、
しかしその方法を使うなら、その落差をきちんと娯楽要素として昇華させなくてはいけません。
ギャグ作品のように笑いに転化したり、あるいは解決までの苦労によって得たものがあったり、
あるいは状況自体は本当に危機だったから、少なくとも多くの人が救われた達成感があったり。
この作品では、それらのようなカタルシスは一切なく、
「ああよかったね」 でぶつりと作品が切られていますから、
これでは娯楽要素として成立していません。
という感じの要因が重なり、安い紙芝居のような物足りなさを生んでいます。
いかにもターン制バトルのRPGっぽい戦闘描写にしてもそうですが、
全体的に上っ面ばかりが取り繕われた、若い書き手に特徴的な要素を強く感じました。
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