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SSの実力向上を目指すスレ 第8話
136
:
8月21日1:00 - 8:00掲示板利用できません。詳細は板トップへ。
:2013/08/20(火) 23:44:43 ID:ImIYuTNM0
>>134
読みました。
まずは誤字脱字コーナー。
ぱっと見では無さげでしたが、久々に精読もどきをしてみたら一つ発見。
・紫さんとの遭遇直後 「だが黙っておくも嘘を〜」
⇒脱字
-----
ご依頼の点について一つずつ。
・文章について
前回のご依頼の作のような無駄は特に見られず、
すんなりと読める文章に仕上がっていると思います。
文体としては、全体的に平仮名を多めに使った柔らかめの表現を意識して書かれていますが、
その点に関してはまだ経験値不足という印象です。
もう少し具体的には、全体として感じられる柔らかさや率直さのある表現と、
これまた全体を通して感じられる、手記というか日記というか、
カッチリと堅めにものごとを描写している雰囲気が少々ぶつかっている印象です。
また、ところどころで出てくる客観的すぎたり現代的すぎる単語
(金髪の美女とかゼロ距離とか)が物語の雰囲気をやや損なっているように思えます。
・物語について
分かりやすいには分かりやすいですが、悪い意味での分かりやすさですね。
物語の流れが分かりやすいというよりも、単に答えがモロバレという方向の。
良い意味での 「話が分かりやすい」 というのは、一例として挙げると、
・文章が分かりやすい
・無駄な情報が少ない
⇒本命にせよダミーにせよ、見るべき情報がきちんと明確に描かれている。
逆に本筋に無関係な飾り要素は相応に薄く扱われ、両者の差別化が明確。
・情報の提示が明瞭で、誤読を招く要因が少ない
⇒それぞれの情報が、曖昧さを排した表現できちんと提示されている。
・話の流れに不自然な点が少ない
⇒登場人物の思考や行動、起こりうる事件の流れが常識的で自然。
ギャグでもない場面で、斜め上の言動や事件を起こしたりしない。
というような形で、違う言い方をすると、
「読者が文章そのものからあれこれと情報を解読する必要がなく、
普通に読んでいけば普通に物語の情景や構図が頭に浮かんでくる」
というのが大まかな要件です。
もちろん、あんまり分かりやすさばかりを追求しては、
読者が考えることが少なすぎて薄味あっさりになってしまいますので、
推理、ミステリー要素についてはその匙加減が腕の見せ所になります。
それを踏まえて今回の作について考えてみると、
おおよそ分かりやすさの要件は満たしているものの、
特に情報の提示に関して少々過剰にものごとを描きすぎ、
結果として肝心要の核心部分までを早々に露呈させてしまっている。
面白さの核になる部分をぶちまけてしまっていますから、
匙加減としては失敗、という判断になります。
・一人称
一人称を選んだこと自体は実に妥当で、普通に正解だと思います。
その実践については、まだ軸がしっかりしていない部分がありますね。
通常、一口に一人称と言っても、そこにはいくらかの方向性があって、
・完全に一個人の視点、思考に寄り添った 「シミュレート型」
・一個人の視点ではあるが、それを文章に書き落としたような 「記述型」
のような形で、対象の思考への一体度、没入度で多少の揺らぎがあります。
もちろんこれは、一つの作で完全に固定されなければいけないものではなく、
場面場面に要件によって変化し得る、という意味での 「揺らぎ」 です。
今作はやや記述型に振れた方向で書かれており、
全体的には良好な仕上がりだと言えると思いますが、
ごく一部で出てくる 「らしくない」 不用意な表現によって、
ちょっと 「作者が台本を渡して読ませている」 ような隙を感じました。
個人的にそれを一番感じたのは、先にも挙げた 「金髪の美女」 あたりかな。
ゼロ距離ならまあ東方原作の世界なら言ってもおかしくないかもしれませんが、
妖夢さんが紫さんのことを金髪美女とは言わないでしょう、みたいな。
これについては俺の主観的な要素も強い指摘だとは思いますが、
ともかく一人称を扱う際には、迂闊に第三者である作者の言葉を持ち込まず、
徹底的に対象者の価値観と視点に立った言葉遣いを心がけると完成度が高まります。
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